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#flierbooklabo 伊藤羊一さんと読書会をした!

こんにちは!本の要約サービスflierの読書コミュニティ「book labo」メンバーのほっしーです。book laboはflierが運営するコミュニティで、2019年3月から要約を使った読書会を隔週で行っています。このマガジンはbook laboのメンバーが自由に書いている記事で、今回はメンバーのほっしーがお届けします。

では早速、2019年9月25日に実施したbook laboをレポートします!

3回連続の著者ゲスト会!

今回のbook laboも著者の方にお越しいただくゲスト会。なんとこれで3回連続です!今回お越しいただいたのは前著『1分で話せ』がAmazon ビジネス書 10週連続第1位を記録するなどの大ヒットした伊藤羊一さん。Yahoo! アカデミアの学長やグロービス経営大学院の客員教授等を務められています。book labのメンバーは30名弱なのですが、こんなに少人数で伊藤さんのお話を聞けるなんて他のセミナーや講演では考えられない貴重な体験です。

まずは、8月に発売された新著『0秒で動け』の内容に沿ったプレゼン資料で伊藤さんが身振り手振り、時には笑いも交えながら25分程説明してくださいました。本の内容が絶対というわけではなく『俺はこう考えてきたけど、みんなはどう?』とlaboメンバーの話も聞いてみたいということで、伊藤さんからの説明→グループに分かれて「0 秒で動くために心がけていること」についてシェア→各グループの代表者が発表という流れで進行しました。

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「0秒で動け」=何も考えずに踏み出せ!ではない

『0秒で動け』という本は何も考えずに踏み出せという内容ではなく、さっと動けるようになるためにどう鍛えたらいいかを指南する内容になっています。すぐに一歩踏み出すためには、直感的に仮説を立て、スピーディーなロジカルシンキング(結論と根拠のピラミッド)を基に頭出しの結論を出し行動することが重要。これを繰り返し経験を重ねることでよりスピーディーに判断・行動できるようになるということです。また、必ずしも根拠を基に結論を出すだけではなく、経験を基に直感的に結論を出したうえで根拠を肉付けするという方法もありだと述べられています。

自分の軸は過去の経験によって定まる

素早く結論を出すには自分の軸(信念・大事にしていること)が定まっていることも重要な要素で、自分の軸が明確であればその軸に沿っているか否かで即断できるようになるとのことです。ただし、自分の軸が明確な方はあまり多くはないでしょう。では、その軸はどうやったら明確にできるのでしょうか。それは、過去の経験を振り返ったうえで今の自分の価値感を知り、それを踏まえて未来の自分がどうありたいかを考えることで定まるとのことです。したがって、0秒で動くことは自分の軸を探す近道にもなるのです。

すげー、やべぇーで直観力アップ

伊藤さんは何か新しいものに触れる都度、「すげー、やべー」と声に出すようにしたそうです。そうするとその情報が頭にインプットされやすいとのこと。そのインプットした様々な情報を頭の中で牛の反芻のようにミキサーにかけて情報をつなぎ合わせる。これを繰り返すと情報感度が高まって好奇心旺盛になり、ひいては直観力も鍛えられるのだそうです!

一歩踏み出すための考え方

経験が足りなかったり、他人の目線が気になって一歩踏み出せない場合もあるでしょう。そんなときのための考え方も紹介してくださいました。(抜粋)

・コミットする:コミット(約束)すると人間は無意識のうちに一度コミットしたことと一貫した行動をとろうとする。

・期待値コントロール:発言時に「正解ではないかもしれないんですけど…」と言うなど、最初から自分に言い訳をするように、「失敗しても大丈夫だろう」と心理的なハードルを下げておく。

・心のリミッターを外す:考える、というよりむしろ「今日は手を挙げる」と決めてやってしまう。「つい、やっちゃった」みたいな感じで。

・ネガティブフィードバックを受けない(スルーする):最初の一歩目からネガティブなフィードバックを受けてしまうと次回に行動しづらくなってしまう。

・自己暗示をかける:伊藤さんは重要なプレゼンや仕事の前にはヨットパーカーを着てフードを被り、椅子に座って試合前の控室の格闘家のように体を揺らしながら「自分はできる」と自己暗示をかけるそうです。ソフトバンクの孫会長へのプレゼンの前にも行っていたとのこと。

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laboメンバーの「0 秒で動くために心がけていること」

伊藤さんからの説明を受けた後、laboメンバーがシェアした「0秒で動くために心がけていること」の一部をご紹介します。

・(プライベートにおいて)経験したことがないことは全てやってみると決めている
・出社前の 1 時間をスターバックスで過ごすことを習慣づけ、毎朝フラットな気持ちでスタートを切れるようにする。(伊藤さんは逆に、起きる時間や通勤ルートを固定しないことがこだわりとのこと。)
・失敗したときのために事前に言い訳を用意する(後で笑いのネタにすればいい など)
・大きな決断をする際に最後の2択になった場合は、両方正解だと思ってどちらかやってみる。(踏み出してみて振り返ることが大事)

(参考)踏み出せないのはどのような時か
スキル不足、怖さ、負の想像をしてしまう、勝算がないこと、プライドが傷つきそうなとき等

最後に

最後に伊藤さんから大事なこととして2点コメントをいただきました。
・メタ認知が重要:今の自分の状態を客観的に把握するかつコンディションを整えよう。
・そもそもなぜ行動が大事なのか:社会人は知識の暗記だけではなく使える知識が必要だが、その知識を得るには行動した結果を振り返り、気づきを得て成長するしかない。だから行動することが最大の成長に繋がる。

振り返って

私は面倒くさがり屋なのでなかなか最初の一歩が踏み出せないことが多いのですが、経験を積まないと自分の軸が定まらないということが強く印象に残ったので、今後は0秒で動くことを意識し経験を増やしていきたいと思えたことが大きな収穫でした。しかも『0秒で動け』のドラフト(伊藤さんの手書きメモ)まで参加者全員にプレゼントしていただきました!
また、伊藤さんのプレゼン力(トーク術)も素晴らしく、メンバー皆聞き入っているようでした。ちなみに、伊藤さんは自分らしさを理解したうえで自分に似ていると考えたお笑い芸人の出川哲朗さん、堀内健さん、綾小路きみまろさんを参考にしているそうですよ!

伊藤さんありがとうございました!

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ボイスメディアVoicy「荒木博行のbook cafe」では荒木さんと伊藤羊一さんの対談をお聞きいただけます。

おまけ:『0秒で動け』編集者 多根さんとの対談

(記事:ほっしー)

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