#flierbooklabo 自主読書会を実施しました!
こんにちは。
flier book laboメンバーのりんです。今日は、12月4日に実施した自主読書会のレポートをお届けします。
今回は一つのテーマではなく、7人のメンバーがファシリテーターとなりそれぞれ選んだ本について、ディスカッションしました。その模様を本(テーマ)ごとにレポートします。
「insight」(テーマ:自分を知る)
個人的にも旬のテーマである「自分を知るということ」。でもわかっているようで気付けてなかったり、本当に難しいですよね。そのために何が必要か話し合いました。
・whyで深掘りしない。なぜなら過去に向かってしまうから。whatで深掘りする方が未来に向かう。
・愛のあるフィールドバックをもらうには?友達からが良いのだろうか?家族からが良いのだろうか?→大人になってからの利害関係のない友人は良い。
・新しいコミュニティに飛び込むことで気づきを得られる。出来たら肩書きや役割の固まってないコミュニティが良い。一つの組織に長いいると仮面の役割を演じてしまう傾向がある。
・やりたいこと100個書き出すと見えてくるものがある。エンディングノート(自分が死ぬまでにやりたいことをリストアップするノート)が良いのではないか?
個人的には「whyで深堀しない」というのが衝撃的でしたが、全体を通すと自分の内面を言語化するのと第三者と交わることで相対的に自分をみることの両方が必要のようですね。
「老人喰い」(テーマ:他人事ではないこと)
メンバーのディスカッションまとめ
詐欺犯罪や悪質商法というのは特殊な別世界の出来事ではなく、いわゆるブラック企業でも行われている側面もある。例えば、典型的なトップダウン経営で現場はとにかく言ったとおりに動く兵隊、といった企業と組織構造は良く似ていたりする。
そういった組織に入らないために、単一の価値観の中で生きるのではなく、色々なコミュニティや価値観、物差しを持っておくことが重要。
「宇宙はなぜブラックホールを造ったのか」(テーマ:組織における中心人物の真の役割)
メンバーのディスカッションまとめ
大胆にもブラックホールがビジネス界にあれば、ブラックホールは組織の中心人物のロールモデルと言えるのでは?という仮説のもとにディスカッション。
シンプルなロジックで動く人は仕事が出来るし人が集まる、だから非常にシンプルなロジックで動いているブラックホールは組織のコミュニティリーダーと言えるのではないか?という結論に達したようです(笑)
ブラックホールと企業の本質は同じであるという仮説自体がユニークで面白く参加者の満足度が高かったようです。
「天才を殺す凡人」(テーマ:才能を生かす)
メンバーのディスカッションまとめ
才能を伸ばすにはまず自分を知らないといけないよね、ということで著者の分類「天才」「秀才」「凡人」(とさらに境界線の「エリートサラリーマン」「最強の実行者」「病める天才」)に従って、自分はどのタイプか、そしてこの先どこを目指したいか等話す中、最終的にはドラえもんで例えると、のび太とジャイアンは天才、ドラえもんとスネ夫は秀才、しずかちゃんは凡人、という結論に達しました(笑)
ドラえもんにいたった詳細は私個人のnoteで書こうかと思っています(笑)
「競争しない競争戦略」(テーマ:企業戦略)
メンバーのディスカッションまとめ
この本自体は企業の戦略論についての話ですが、メンバーのディスカッションではそれを個人の人生に例え、「勝つ人生ではなく負けない人生」もありだという内容でディスカッションしました。
企業においてニッチ戦略を取るというのは個人においては例えば、最高の控えを目指すといった形になり、王道でなくても、一番人気ではなくても特定のジャンルで一番を目指す生き方も大事であり、また、長い人生、勝ち続けるのは本当に大変だから「負け続けないこと」も大事である、という結論になったようです。
「AIに負けない子どもを育てる」(テーマ:読解力)
このグループでは以下の3点についてディスカッションを行いました。
・読解力がなくて困る場面とは?
→スマホ利用の時間が増えた分、キーワードの拾い読みが多くなり、いざ活字と対峙する時に、集中力が切れて内容を上手く理解できない
・読解力を鍛えるには?
→学校での勉強は穴埋め問題が多かったり、キーワードを覚えよう!というスタイルが多く応用に至らないケースが多い為、そこを改善すべき。
→自分の気持ちを深掘りしてみて言葉に落とし込む習慣をつける
・活字に向かわせるには?
→そもそも読解力がないと困ると言うことに気づいてないのでは?
パソコンのキーボードが当たり前になるのと比例し漢字が書けなくなったようにスマホの利用時間に比例して読解力も低下していくのでしょうか?普段あまり意識してなかったので個人的にははっとさせられるテーマでした。
「学校の「当たり前」をやめた。」(テーマ:教育改革)
メンバーのディスカッションまとめ
・自律のための教育を大事にする。
今必要かな自律とは?昔の意味とは違うのでは?となると学校の在り方はこのままで良いのだろうか?会話のラリー、内省の時間が大事。
・上位目標を忘れない
なぜそもそもの目標を忘れてしまうのか?余裕がない?→立ち止まって時間を確保する。そして上位目標を育てることが大事。
・目的と手段を間違えない
宿題のそもそもの目的は?評価のためにやっているとしたら本末転倒になる。また、本来の目的に照らし合わせて改善を実施した時は、継続してアップデートし続けていく仕組みも重要。
本は学校教育改革についての内容ですが、企業や個人にも当てはまる示唆が多かったようです。このファシリテーターを務めたサナフミさんが音声でもこの時の学びを語っていますので合わせてぜひ。
最後に
いつもとは違った形の「自主読書会」。いつもは決まった本やテーマに沿って全員で同じディスカッションをし、ファシリテートを荒木さんがする形式、もしくはゲストをお呼びし荒木さんがファシリテートする形が多かったのですが、メンバーがファシリテーターに立候補し、自分で本とテーマを設定するというこの形式もバラエティ豊かな個性が濃く出て面白かったです。
テーマについての理解が深まるのはもちろん、メンバーの今まで気づかなかった一面も見れたりしたのが面白く、読書会もいろんな形式で試すとより楽しめるなと実感しました。また、こういった形で実施できると良いですね。
そして一つ、全部のディスカッションに参加していたわけではないので、レポートにちょっと濃淡あるのはお許しを。
次回はいよいよ最終回。テーマはなんと「愛」。永遠のこのテーマにみんなで向き合ってどんな結論が出るのか、今から楽しみです!
文責: りん