#flierbooklabo 「ポジティブ心理学が一冊でわかる本」で読書会をしました!
こんにちは。
flier book laboメンバーのサナフミです。
今日は、11月20日に実施した読書会のレポートをお届けします。
テーマは「幸せ」
なんとも、抽象的で、捉えどころのないテーマ。
どんなテーマ設定をしても、真剣に議論するのが flier book labo。
「ポジティブ心理学が一冊でわかる本」の要約を課題図書として、リソースパーソン(本の内容をプレゼンする人)のプレゼン。
その後、それぞれのグループでディスカッションを行いました。
以下、要約とプレゼンのコアメッセージ。
成功するから幸せになるのではない。幸せだから成功するのだ。
私たちは、幸せになることを考えると、
「幸せになるためには、努力が必要」
「多少の我慢があった後の幸せである」
と、これから先のことを考えてしまいがちになっていませんか。
どうして、今、現在が、幸せではいけないのでしょうか。否、幸せだと認められないのでしょうか。
本の中で、幸せは2通りあると書かれています。
・最大限の喜びと最小限の苦痛を追求するヘドニック(快楽的な)幸福
・「良い人生」を目指すユーダイモニック(人生の意味と関わる)な幸福
簡単にいえば、
ヘドニックな幸福は結果を重視し、ユーダイモニックな幸福は過程を重視する。
筆者は、ユーダイモニックな幸福をお勧めしているようです。
幸せかどうかは、主観的 正しいかどうかは、社会的
ディスカッションの中で
「人生の目的を持って、自分の強みを生かすことが幸せだ」と意見が出ました。
それに対して
「目的が正しくなかったら、幸せと言えないのではないでしょうか」(時間が経ってから振り返って、正しくなかったと判断されたら)
と問いが投げかけられました。
例えば、戦時中の日本。
今考えると、誤った判断(目的)で行動と言われていますが、そういった目的でも幸せなのでしょうか。
みなさん、どう考えますか。
一つの立場として言えるのは、
幸せは主観(本人がどう感じるか)であり、正しいかどうかは社会的なもの。
極端なことをいえば、世の中がなんと言おうが、自分が幸せかどうかには関係ないのではないか、ということ。
だからこそ、自分の幸福だけを追求していった先には、社会から「それ違うよ」と突きつけられる場面があるかもしれない。
かといって、幸せを考えるときに、正しいかどうばかり考えると、誰の幸せを考えているかわからなくなってしまう。
どちらが正しいではなく、物事を相対的に捉えらえるようになることが大切だと思います。
幸せになるために、何をするべきか
ディスカッションの中で出てきた意見から3つご紹介。
・「好き」を語る
・「感謝」を伝える
・「心身」と向き合う
・好きを語る
そもそも自分はどんな時に幸せを感じるのか。何が好き(心地よく)、何が嫌い(不快)なのか、わかっていないと幸せを感じられないよね、という意見。
自分のことって、わかっているようで、わかっていないもの。だからこそ、自分の好きに気づいてそれを語ってみましょう。
その好きを語るのは、実は勇気がいる行為。
特に社会的に印象がイマイチなマニアックに好きなことは語りづらい。わかってもらえない、受け入れてもらえないリスクがあるから。
それでも、あえてそのリスクを乗り越えて語ってみましょう。自分の好きを認識しないことには、自分の幸福を理解することは難しいですよ。
・「感謝」を伝える
他人に感謝を伝えるためには、相手の良いところ(自分ができないこと)を見つけることがポイント。そのためには、相手に興味を持つことが第一歩。他人へ感謝することが、自分の幸せにつながっている、と言う意見。素敵ですね。
また、自分が他人から感謝されることは、自分の強みであることが多いです。自分にとってあたりまえにできることが、他人にとってはあたりまえではない。自分の強みを生かすことが幸せにつながりやすいとも考えられます。
「感謝」は、自分の強み、他人の強み
そのどちらを見つけるためにも、キーポイントになる言葉ですね。
・「心身」と向き合う
キーワードとして出てきたのが「瞑想」。
と言うのも、つい先日発売されたこちらがディスカッションで話題に。
20番目に「物語」、21番目のレッスンに「瞑想」が出てきています。
「幸せかどうか自分で決めている」と思っていても、それは大きな物語の中の幻想かもしれません。人間は誰しも、物語の中を生きている。だからこそ、自己観察瞑想をして、自分が「今、ココ」でどう感じているのかに向き合う。
そうすることで、純粋な自分自身の幸せ、内側から湧き出てくる幸せを見出だすことができる、かもしれません。
もともと抽象的な話をしているのに、議論はさらに抽象的な方向に進みました。
(文章上ですが、ここまでお付き合いいただき、感謝です)
最後は、みんなで「瞑想」しよう、みたいになりかけていますが、何事もバランスを大切にするbooklabo。方法も人それぞれだよね、と落ち着いています。
めでたし、めでたし。
最後に
さて、現在活動しているflier book laboは、12月を持って一旦終了となります。また、来年新規メンバーを募集して活動をするとか、しないとか。
公式なものではありませんが
flier book laboメンバーが有志で、読書会兼飲み会を企画しております。
2020年1月10日 19:00(予定)〜22:00 @都内
book laboに興味がある、読書会参加してみたい。
と思う方は、サナフミ、もしくは、あやねーにご連絡ください。
お待ちしてます。