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ともに働く仲間を応援しようとしたら、うまい具合に巻き込んでもらった話

おはようございます。おはなこです。寒い日が続きますが、お元気でしょうか。

いつも通り心に思うよしなしごとをダラダラとnoteに書き連ねていこうと思います。今日は株式会社ヌーラボ RevOps部グロースサポート課の、おはなこっぷとして書いていきたいと思います。

先日、「さみっぷ!」というサポート業務に特化したイベントを開催しました。たくさんの方にご協力をいただきました。残念ながらわたくしは欠席したのですが、ご参加いただきました皆様にこの場を借りて心からお礼申し上げます。今回は、特に中心的に活動なさったれいこっぷさんと、まいっぷさんのお話をもとに、つらつらと思うことを書いてみたいと思います。私から見たお二人は、優しいエネルギーを感じる素敵なヌーラバーです。

そしてこのnoteを読んでいるあなたにおすすめしたいことは、もし周りで気の合う仲間が頑張ろうとしている様子でしたら、もう応援するどころか、一緒に巻き込まれちゃいましょう、ということです。たった一人でも気の合う仲間に出会えたのであれば、それだけでとても幸せなことです。だから、時にはそんな気の合う仲間にふわっと巻き込んでもらって、一緒にぐるぐるいろんなことを考えてみたら、素敵な時間が過ごせるような気がしています。今日は、部署を超えても応援したいと思える仲間について、あたたかな気持ちをたっぷりと込めてしたためましょう。

当日の開催レポートはれいこっぷのさみっぷ#1 開催レポート「うちのサポートこんな感じ」をご覧ください。尚、このブログは🎄ヌーラボブログリレー2024 for Biz Advent Calendar 2024🎅の12月17日のブログです。明日はタッキーです!

尚、今回の挿絵は今期の冬の景色たちをおはなこっぷが写真に収めたものを使用しました。



空と枝
空と枝

はじまりは、Typetalkに投稿された"そう言えばさぁ"

れいこっぷさんは、今回のイベントの発案者です。とある夏の暑い日の昼下がり。彼女がTypetalkでこんな投稿をしました。

福岡でカスタマーサポートのオフラインイベントを開催してみたくなりました。サポート業務に特化したオフラインイベントいいなーとときどき思っており、先日のJBUG参加を機に、ちょっと動いてみようかなという気持ちが芽生えたのです。

なんて素敵なことでしょうね。弊社プロダクトのユーザーコミュニティであるJBUGに参加したことをきっかけに新たなコミュニティが誕生した瞬間でした。この投稿をきっかけに今回のイベントが開催されました。

私はあまりコミュニティに詳しい人間ではありません。時折イベントに参加してみたり、お手伝いしてみたりしたことがある程度です。そんな人間なんですが、先日行われたBacklog World 2024にお手伝いとして参加してふと感じたことがありました。

それは、ヌーラボサービスを使ってくださっているユーザーの皆さまのお話を伺っていたときのこと。なんだか真夜中にこっそり空を眺めた時に、流れ星を見つけた時と同じような心の高揚を感じたんです。豪華な宝箱をあけたんじゃなくて、なんだかもっと何気ない日常の中に美しさを見つけたような。そして、これはあくまで私の想像ですが、私たちヌーラバーはユーザーの皆様の中にある美しい光を見つけては心を躍らせ、その光からヌーラボらしい未来に思いを馳せながら、日々の業務に邁進したり、新しいものを作り出したりしているのではないかということでした。

Backlog World 2024の帰り道に見つけた夜空
Backlog World 2024の帰り道に見つけた夜空

さらにこれも私の妄想なのですが、もしかしたら、今回の「さみっぷ!」というイベントも、コミュニティから光を感じ、その光を感じた私たちが、未来に思いを馳せた結果なのかもしれません。素敵なユーザーさんたちの中にきらきらと光るものを感じたからこそ、もっと自分の業務をよりよくしたいとか、様々なものの見方を学びユーザーさんに寄り添うということについて考えたい、なんて想いが芽生えたんじゃないかと思うんです。これらの結果として、「オフラインイベントを開催してみたい」という想いがれいこっぷさんや、まいっぷさんの心に宿り、そしてまわりの人々が共鳴したんじゃないかな、なんて感じています。

ひとりでは成しえない未来の光を具現化する

今回のイベントを振り返りながら、ざっくばらんに話した時、一番最初にお二人が話題にしたことは、「実際に開催準備をして思ったことは、弊社コミュニケーション部のサポート体制がしっかりしていた」ということでした。会場の予約や、社内の申請、それからConnpassに掲載するのをサポートしてくれたり、バナー作成のサポートや飲食の発注など、ありとあらゆる事務業務を引き受けてくれる体制がありました。

イベント立ち上げ初心者が会社で「何かイベントをやってみたい」と思っても、右も左もわからないことばかり。新しいことをやるときって、まるで魔法使いのようなありとあらゆる謎のパワーが必要な気がしています。もちろんそんな力はもってなくて、私たちは頭をかかえそうでした。でも、誰かが支援してくれる仕組みがあったおかげで、とても心強く感じて前に進むことができました。きっと先人ヌーラバーたちが、たくさん苦労して、たくさん整えてくれたんだろうと思っています。おかげで、自然とそこにあるわけなんてない業務フローが、たくさん整っておりました。


冬の川。もしかしたらこの石達も先人たちが整えてくれたんじゃなかろうかと思う写真。
冬の川。もしかしたらこの石達も先人たちが整えてくれたんじゃなかろうかと思う写真。

サポートしてくれたのはコミュニケーション部だけではありません。Backlogで課題が立つと、イベントに必要な備品類に心を配ってくれる総務メンバーをはじめとした管理部の配慮もありました。さらには、その日出社していたヌーラバーたちが何も言わずにせっせと机を並べたりしてくれたりするんです。部署を超えてさまざまなヌーラバーがイベントを支えてくれました。
このイベント、エンジニア向けのイベントではありませんし、小さなイベントだったかもしれません。職種や規模に関係なく、誰かが大事にしているものをそっと大事にしてくれる、とても素敵な仲間がそばにいたんです。新しいチャレンジへの灯を、ちゃんと守りながら、ともに育てるような、何かに巻き込まれる準備ができている人たちがそこにいました。ほんとうに有難いことだと感じています。

そしてなによりBacklogのおかげでもあるかもしれませんね。私が感じるBacklogは、誰かを巻き込みながら、そして誰かにいつのまにか上手に巻き込まれながら、決してひとりでは成しえないけれど、確かに心にあるぼんやりとした未来の光を具現化するために、人に寄り添い、背中をそっと押してくれるツールであるということです。そして、人と人の間の微妙な隙間を埋めるためのコミュニケーションができるように、そして大事なあなたの気持ちをそっと支えてくれる人々の気持ちを伝えるためのツールだと思うんです。だから、今回もBacklogを通じて部署を超えたつながりに支えられたんじゃないかな、なんて気がしています。もしかすると今回イベントが実施できたのは、きっと直接的にかかわってなくても、Backlogをはじめとするヌーラボサービスを作ってくれているエンジニアの皆さんのおかげでもあるのかもしれませんね。エンジニアさんってすごいなぁ。

冬の空と飛行機雲
冬の空と飛行機雲

れいこっぷさんが声をあげてくれて、当時同じチームに所属していたまいっぷさんとわたくしおはなこっぷの3人が最初に集まりました。そしてBacklogのドキュメント機能を使って、このイベントの目的やコンセプトを固めていきました。最初にイベント開催のためのやるべきタスクをあげんかい!という気持ちにもなるのもわかります。でもこのコンセプト固めが大事だと思ったんです。

これからイベントを開催する私たちに大事なのはもしかしたら方法論ではなく、今のユーザーサポートについてどう感じているか、そしてまるで見たこともない星を想像するかのように、私たちの未来に思いを馳せたときに感じる、心に湧き上がってきた原石のような感情たちを拾い集めることなんじゃないかということでした。もしかしたらこれは三人で話したからこそ、起こった化学反応だったのかもしれません。そして、それを拾い集める最適な方法がドキュメント機能でした。

冬の棚田
冬の棚田

なんでこんなことをしたかというと、このイベントが長く続いてほしいと思ったからです。何かを長く続けようと思うといいことばっかりじゃない。めんどくさいなとか、やりたくないな、なんて時も出てくるんです。そんな時になにか支えられる言葉やコンセプトがあれば、いつかきっと励みになると思いました。だから、未来の自分たちを支えられるような言葉たちを、そして未来のだれかを支えられるような想い達を集めておきたかったのです。実際に役に立つのはこれからかもしれませんし、今後続けていくうえで、何かに迷ったら立ち返れるといいのかもしれませんね。

冬の木。まだ葉は落ちきっていないけれど、黄色い葉。
冬の木。まだ葉は落ちきっていないけれど、黄色い葉。

「最初に来てくださったお一人目の参加者さんと一緒に乾杯したことがとてもうれしかった。」と笑顔で話すのはまいっぷさん。テクニカルサポートとして従事した後、よりユーザーに寄り添ったサポートを目指し、現在はカスタマーサポートとしてご活躍されています。いつもはオンラインで、基本的にはテキストを使ってユーザーさんとコミュニケーションをなさっていますが、「オフラインだからこそ距離が近かった気がする。距離感が縮まる感じがしました。」となんだか嬉しそうにおっしゃっていたのが印象的でした。

人と人の距離。とても大事ですが、難しい。近すぎても遠すぎても気持ちが伝わらない。でも、今の世の中、少々遠すぎやしませんかと思う時があるんです。オンラインのテキストコミュニケーションって、得てして冷たくなりがちで、距離が遠くなりがちです。オンラインだからこそ遠くても離れていてもコミュニケーションができるような素晴らしい点がある一方で、発信する側も受け取る側もある種の冷たさを意識し、加味したうえでコミュニケーションする必要があるように思います。

だから、たまには近くなってもいいじゃないか、そんなことを思うんです。もしかしたらユーザーさんとのコミュニケーションを日々なさっているまいっぷさんだからこそ、この距離が縮まるうれしさみたいなものをお感じになったのかもしれませんね。

道端見つけたお花
道端で見つけたお花

暗闇を照らす篝火のように

さて、話は変わりますが、温暖化といえども、大変寒い冬でございます。堪えますね。時には体調を崩したりして、調子が上がらない日々もあります。そんな時、あなたも感じたことがありませんか。世の中大変だな、生きにくいな、と。私も感じるときがあります。なんせ失敗ばかりの毎日です。なぜかなんて理由を聞かれてもわかりません。睡眠不足でしょうか、食事のコントロール不足でしょうか。どちらも該当しそうな気がしています。社会人としてのストレスと戦いながら、健康を保ち、フラットな視点で、いつも仕事や家事や育児に向き合いたいんですが、うまくいかなくて悔しい日々を過ごしています。

そんな肩を落とす瞬間たちを、これまでいくつも乗り越えてきた気がします。いや、もしかしたらただ流されたという方が正しい表現なのかもしれません。そして今も肩を落とし、何かにあきらめているような気がしています。凍晴の空を見上げたり、寒雲をぼんやり眺めてみたり。そうやって、世の中の厳しさを感じながら、少しだけこの住みにくい世に住みきる覚悟ができたのかもしれません。齢まもなくフォーティにしてやっと。

凍晴の空
凍晴の空

屋根があって、暖かなお布団があって。それから穏やかな気持ちで寝れること。これだけでも大変ありがたいことです。夕日をながめて風を感じたり、美しい星空を眺めたり。たとえ、凍晴だとしても、澄んだ空気の美しさは他のどの季節にも叶いません。せっかく地球に生まれてきたので、キラキラした宝物みたいな瞬間を見逃さないように毎日そっと生きています。ほんとのところ、それだけでもう十分ありがたいことです。

それでもやっぱり時折思ってしまう、ぼんやりとした生きにくさ。この気持ちは一体どこからやってくるんでしょうね。生きにくさのような違和感を感じる時は、もしかしたら何かやるべき大事なことが隠れているのかもしれません。私が考えているのは、次のようなことです。

薔薇とあかり
薔薇とあかり

違和感そのものを大事にすること。そして、できることならその違和感を使って、いくらか良くすることができるよう、あたたかな優しいエネルギーに変換できないか考えること。そうすることで私たちには、暗闇を照らす篝火のような美しいパワーが宿る気がしています。違和感は放置すると、嫌な気持ちが溜まったり、周りとの分断の火種になることもあります。だからそんな違和感を感じたら、決して放っておかないこと。わがままで子供な自分もちゃんと心の中で手当してあげるのと同じように、違和感にも手当てが必要なんじゃないかと感じています。そして可能なら、違和感の形を変えて、まわりと一体となるために、隙間を埋める材料に変換すること。あるいは、違和感の形を変えて、まるで固い壁に風通しのための穴をあけるように、動いてみること。心の違和感を、パテにもドリルにも美しく変化させるのです。そんなふうにしながら、束の間の命を、束の間でも生きやすくできるといいなぁ、なんてぼんやり思ったりしています。

れいこっぷさんとまいっぷさんと日々接していて、2人に感じる共通点があります。それは違和感そのものを大事にして、そしてその違和感を美しい優しいエネルギーに変えることができるということ。そんな二人だからこそ、今回のイベントが無事に開催できたのではないかなと思いました。日々の業務に従事する中で、違和感を感じたとしても、いつもやさしいエネルギーに変えられるよう、邁進していらっしゃいます。そんな姿を横目で眺めていると、なんだか素敵だなぁって思うんです。だから、私はこれからもお二人を陰ながらそっと応援していきたいと思います。そして何度も言いますが、もし周りで気の合う仲間がちょっと頑張ろうとしている様子でしたら、もう一緒に巻き込まれちゃいましょう。大事な誰かのために自分の時間を使うことほど素敵なことはないのですから。

キャンドルライト
キャンドルライト

冬至まであとわずか

さて、今年の冬至まで残り数日となりました。皆様にとって2024年はどんな一年でしたか。いいこともわるいこともあったかもしれません。何にもできなかったなんて感じているかもしれません。でも、そう感じていたとしても、いいじゃないですか。それぞれのお役目に邁進し、今からでも未来を見据えて、2025年もしっかり取り組んで参りましょう。

ヌーラボを大事に思ってくださる皆様へ。

いつも皆様が様々な形で支えてくださっていることに、心から感謝しています。どうぞ素敵なホリデーシーズンをお過ごしくださいね。また2025年にお会いしましょう。

薔薇とクリスマスツリーと蝋燭のあかり
薔薇とクリスマスツリーと蝋燭のあかり


参考資料
草枕 / 夏目漱石
星の王子さま / アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ


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