<追記>365 Days
どうも、
ノミが白昼夢をみた、です。
ネットフリックスで『365 Days』が公開されてから1ヶ月以経ちましたが、
やはりすごいことになりましたね。
私がnoteで感想を投稿したのも1ヶ月前です。
こんなにも大衆に愛され、嫌われる作品は珍しいです。
西洋の方では長らくネットフリックのトップ10に入っており、
ある記事によれば、100回以上再生した人がいたとか。
さすがに100回までいくと、拍手するほかないですね、その人に。お見事です。
Tik TokやYouTubeで主人公のマッシモが爆発的に人気になっていることも、正直最近まで知らなかったです。
もちろん、ミームもすでに拡散しています。
このマッシモなんですが、彼を演じているのがイタリア人の俳優兼モデル兼歌手のMichele Morroneという方で、2児の父で2年前まで庭師をやっていたそうです。
『365 Days』でついにブレイクした感じですね。Twitterフォロワー数が20万人から700万人までに上昇し、街で歩いていてファンに襲われたという報告もありました。
マッシモがこれほどのまで大衆に受けているのはやはりMicheleの外見に負うところが大きいですが(名台詞、are you lost baby girlも含め)、彼が長らくブレイクできなかった理由がその外見の良さだったとか。
Micheleによると、イタリアでハンサムな男は俳優ではなく、ただのハンサムな男なんだそうです。ブレイクできて本当によかったですね。
そして、一番驚いたのが、映画の中で流れている音楽のいくつかがMichele自身の曲だったということです!
少し検索すれば出てきますが、個人的に気に入ったのは「Dark Room」でした。
歌も踊りもできちゃうマッシモなんですが、一方で映画は誘拐やレイプ・カルチャーを美化していると強く非難されています。
それに対して「現実とフィクションを区別しろ」という反論もあるようですが、それはやっぱり難しいところではないでしょうか。
視聴者の誰もが「さすがにそれはないだろ」と思っていても、映画が精神に及ぼす影響については心理学者も言及しています。
なんと言っても、無意識の中に取り込まれてしまえば、影響されたことすらわからないですからね。
そして、映画に対する評価は、皆さんも予想がつくように、悲惨な状況です。
Rotten Tomatoesでの評価は0%で、ある業界紙は映画を「空気より間抜けだdumber-than-air」と呼んでいます。
ある意味当然の評価ですね。だって、この映画を見るのは「セックス」とその言葉に関連する他の全てのもののためだけ、ですから。
だが、何はともあれ、旅はまだ終わりません。
原作となったエロティック小説は三部作からなっています。続編が出ることはほぼ間違いなく、Micheleによると、ストーリーはこれからもっと面白くなるそうです。
そう遠くない未来で、また、偉大なるエンターテイナーマンであるマッシモと会えるということです。
彼の勢いはまだまだ止まる気配がなさそうです。