いとしきヱヴァ序の話
見る度に新しい発見がある「エヴァンゲリオン 新劇場版」。
今回は魅力的なキャラクターの台詞にフォーカスを当ててみました。
「大人になるってことは、近づいたり離れたりを繰り返して、お互いが余り傷つかずにすむ距離を見付け出す。」(葛城ミサト)
もうまさに!ってカンジですよ。子供の時以上に、大人は他の大人と関係を持たない。持つとしてもそれはビジネスの話。互いの利益にならない関係は摩擦を生むんです。そんなもんなんだ社会は。他人に無関心。自分に無関心。未来は無計画。欲情は無尽蔵。
「最近の男は、すべからく自分にしか興味ないのよ。」(赤木リツコ)
もうまさに!ってカンジですよ。子供の時以上に、人は興味のない他人なら尚更関係を持たない。持つとしてもそれはコミュニティの話。自分の利益にならない先行きは面倒で億劫。そんなもんなんだ。恋人に無愛想。愛人に無機質。過去は無双。欲情は無尽蔵。
逃れられない義務。
逃げたくなる現実。
エヴァンゲリオンは心の弱さと絆の強さを具現化したアニメなのだ。