香料会社を就職先で勧める5つの理由
1.利益性の高い業界
なんといってもここですね。各社の業界分析で書いたように利益率が高いのが財務諸表から見えてきます。
香料には天然物も多数使用していますが、コモディティな合成物も使っていますので、原価としてはそれなりに安価に抑えられます。
希少な合成もあるので天然/合成だから原価が安いとは言い切れない部分が、そこはあるのは忘れてはいけないところです。
2.最終製品は食品が主力
香料の使用先は食品用香料が多いのが日本市場の特徴です。そしてその食品市場は、不況に影響されにくい業界であるということです。電気、車業界などは不景気となると売上に影響が出て、ボーナスに影響が出るなど話が聞かれますが、そういう意味では安定した収入が見込めると思います。
3.B2B業態のビジネス
B2Cなどの消費者向け業態の場合(一般的な食品メーカーなど)は、消費者からのお礼・喜びの声も直にきてうれしい部分もあるかと思います。
その反面、苦情・クレームも直に来ることとなります。真っ当な主張も多いのでしょうが、これらを対応するパワーというのは相当なものが必要となります。
消費者からの問い合わせは、営業はもちろん開発が関与することもあるため、こういったことは無いほうが精神衛生上良いと思っています。
4.給与と業務時間
年収が高いわりに、相応以下の業務内容の濃さ。
ここは特に個々の見解がわかれるところですが、年収ではトップ5企業で30代後半から40代前半で700万ぐらい。というのが定説です。トップ5以下ではもう少し低めに出るかもしれませんが、それでも600万台は超えると思います。
業務量では残業を一日2,3時間の上限で、そのような日も稀だと思います。
もちろん年収だけで言うならコンサルティング系や保険会社、証券会社は高いですが、朝から晩まで働く肉体的疲労は結構つらいと思います。
5.勤務地が限定的
香料会社は基本はB2Bのルートビジネスであり、研究拠点も国内1〜2箇所です。
勿論色々なパターンがあり、本社、研究所、工場と言う異動がないわけじゃありませんが、食品会社のようなあちこちに事業所があるわけでなく、少ない中で配置転換です。
いかがでしょうか。香料業界のホワイトな部分を集めて記事書いてみましたが興味わきましたでしょうか。
そんな方はぜひほかの記事も読んでみてください。