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ハルノウタ

夜の灯にまざる 

沈丁花のかおり

白く可憐なコブシから

紫の木蓮へと季節がうつり

咲きほこる満開の花に

背中を追われ

いかないで もう少し ゆっくり

いつでも定温空調の

事務所のなかで 惜しむ

駆けぬけていく 春

そして 桜を まつ。


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