note はじめます。
とーとつながら、note はじめます。
文章を書くのはキライではありません。ウソです。大好きです。
昔は、もっと範囲を絞り込めば義務教育から脱するまでは、文章を書くのが大の苦手でした。何を書いていいのかわからない。どう書いていいのかわからない。テキトーな表現方法が見つからない。語彙力が壊滅的に乏しい。とにもかくにも苦手でした。
いちばんの苦手だったのは読書感想文。そう、夏休みの宿題にもれなくついてくるアレ。原稿用紙2枚程度、800文字に満たない文章がまったく書けない。解決策は、おそらく多くの人がやっているであろう方法です。本文の後ろにくっついてくる第三者の解説をほぼ丸写しして、最後に一文、「面白かったです」。
毎年毎年頭を抱えながらそんな作業をやっていたように思います。
そんな私に転機が訪れるのは、高校のとき。中間テストのたしか公民のテストで出題された「日本と中国の関係について記せ」みたいな文章問題との出会いでした。選択肢があるわけでも文末に解説が付されているわけでもないからまたしても頭を抱えるハメになるのですが、なにかしら書かないと点数はもらえないからそのときの私は必死でしたよ。もうね、それこそあることないこと面白おかしくまじめに不真面目に、今から思えば文字通り頭を抱えて赤面するしかないつたない文章を、ただただ「ウケ」だけを狙って書いたんです、解答欄の枠を埋めるために。
数日後、返却された答案用紙は、ほぼ点数がないだろうと諦めていた私の予想を大きく裏切って、かなりの高得点を獲得していました。今思えば努力賞的な、とても甘い点数だったとは思いますけどね。努力賞 なにせ、解答欄の枠だけでは納まりきらず、答案用紙の裏の半分を使ってまで書いた力作だったのだから。笑
文章を書くのは楽しいと思えるようになったのは、それがキッカケでした。その後の私はというと・・・文章を読むという行為にも見事にハマって、いろんなジャンルの小説を読み漁るようになりました。これはもちろん、大学を受験する気がさらさらないのに進学校に入学して、ついていけるハズもない授業中の退屈な時間を消費するための行為 つまりはもてあました暇を潰すだけの行為に他ならなかったのだけれど。
ただ、スマホがあれば解決する今と違ってわからない単語は辞書を引くしかない時代でしたから、国語辞典とはかなりの親友になれました。引く回数に比例して語彙も増えていきました。「全然」という2文字を書くかわりに「まったくもってまるっきりこれっぽっちも」の19字を当てはめることができるようになり そうなるともう怖いものなしです。原稿用紙2枚程度の読書感想文などまるで敵ではなくなりました。
文章を書くのは楽しい。
高校時代の学習生活の中で私が得た最も価値のある経験を活かしつつ、おそらくは趣味のカメラや写真に偏ることになるであろうnoteを、とーとつながらはじめてみようと思います。