芸能人や著名人の脱税より税務署を叩いた方が良い
チュートリアルの徳井さんがテレビに復帰したみたいです。
おめでとうございます。
で、今回のようにタレントさんなど著名な人が税金未納だったりすると、色々と騒がれたり炎上したりします。
ただ、個人的には税金を払い忘れた人を叩くよりも、クソめんどくさい納税方法を国民に強いている、政治家や税務署に矛先を向けた方がいいとおもってます。
そもそも税金の払い忘れや脱税をした人を叩く心理って、たぶん「自分はちゃんとルールを守ってるからルールを守ってない奴が気に食わない」ということですよね。
つまり、同じルール内での不公平感や不平等感が怒りにつながってるということ。
怒りたくなる気持ちもわかりますが、この類いの問題の本質って「ルールを守らない人」ではなく「不公平・不平等が生まれるようなルールそのもの」だったりします。
構図としては、上にルールを作ったり運営する人間がいて、そのルールの配下に国民がいます。
なので、ルールを守る人間と守らない人間は同じルール配下のポジションにいます。
で、この国民同士で叩き合うという構造はルールを作る側にとって都合が良いわけですね。
なぜならルール内でなにか問題があっても、ルールを作って運営してる側に矛先が向かないから。
つまり、責任を追求されないから。
だから、政府のお偉いさんの立場からすると、国民どうしで争ってくれるのは好都合なわけです。
でも、ここで冷静に考えてほしいのですが、そもそも脱税とか払い忘れが起きにくいルールが整備されてたら、はじめから問題は起きなかったと思いませんかね?
例えばマイナンバーみたいなシステムがちゃんと稼働していて、自動的に最適な税金が計算されて、勝手に引き落としやクレカ払いになってくれていれば、そもそも脱税とか払い忘れという問題は起きないわけです。
それなのに現状では、お金を支払う側の国民が貴重な時間を使って自分で支払う税金を計算する必要があります。
僕も初めて確定申告の書類作ったときは、1週間くらいかかった記憶があります。
税金の本を数冊買って勉強して、1年分の売上や経費を計算してとかすごい面倒くさいです。
もちろんその時間はまるまる仕事出来ないので生産性が下がります。
で、この作業をしている暇がない人とか、事業者とかは税理士さんに代行してもらうんですが、月に数万円、年間数十万円かかります。
お金を払ってくれる国民に対して、お金を払うためになぜか貴重な時間やお金を無駄に使わせて、仕事の生産性を下げようとしてくるっていう非合理的なルールで運営されています。
なので、なにかルール上で問題があったときに国民同士で喧嘩してたら、責任が政治家や税務署に向かないので、いつまでもルールが改善されないんですよね。
もっと国民に負担の少ない納税方法に改善されたほうが、払い忘れやミスもなくなりますし、その方がみんな幸せじゃないですか。
だから、税金未納の人を叩くよりも、税金の未納が起きてしまうルールを作ってる奴に怒りの矛先を向けた方が、自分にとっても皆にとっても良いんじゃないか?と思ったりします。
ということで、チュートリアル徳井さんがTikTokでやってる「こじらせ飯」ってコンテンツ人気だよなーって話でした。
それでは。