高齢者の声が大きいのは「耳が遠いから」ではなかった?
カフェで作業をしているとやたらに話声が大きいおっさん・おばさんがいますよね。
一緒に話している人、せいぜい1〜2メートルの範囲に声が届けばいいのに、わざわざ店内の全員が聞こえるようなボリュームで話しています。
声が無駄に大きい人が声が大きくなってしまう理由について、高齢で耳が遠くなったことが原因の一つであると思っていました。
実際、若者より高齢者の方がうるさい人が多い気がします。
肌感覚の話ではありますが、もし調査してデータを取っても高齢者の大声率が高くなる結果は合っているでしょう。
しかし、声が大きくなる理由を冷静に考えてみると
「耳が遠いから本人の声が大きくなる」
のでなく
「普段、耳が遠い人と接する環境にいる人の声が大きくなってしまう」
が正しいんじゃないかという話です。
「タイトルコール」
聴力が衰えたことで本人の声が大きくなるのでなく、耳が遠い人の周りにいる人が声が大きくなるということですね。
これになぜ気づいたかというと、単純な話で
「高齢者に付き添っている、まだ40代くらいのお姉さん」がめっちゃ大きい声で話しているのを見たからです。
つまり、自分の聴力のせいで声が大きくなるのでなく、耳が遠い人に声を届けようとした結果、大声で話すことが癖になるんですね。
これは「中国人の声が大きいのは中国の環境音がうるさいからだ」という説にもつながります。
中国では周りが常にうるさいため、普段から大声で会話をするのが癖になってしまっている。
だから、日本に観光で訪れても必要以上の大声で喋ってしまう。日本人にとっては大声に感じる。
当然、環境が原因なので中国の人は年齢は関係なく声が大きくなりがちです。
では、声が大きくなる原因が本人の聴力の問題ではないとしたら「高齢者は声がでかい」というイメージはどこからくるのか?
答えは簡単で「高齢者は高齢者と過ごす機会が多いから」ということで説明がつきます。
高齢者の友達の高齢者とか、普段利用するお店や施設に集まる高齢者に声を届けるために声が大きくなってます。
自分の聴力のせいで声が大きくなっているだけではないということです。
とまぁ、だからどうしたって話なんですが
そんなことをカフェでノイズキャンリングイヤホンをつけながら考えていました。
ここからは余談なのですが、
今のところ、周りがうるさくて気になるときは、防衛手段としてノイズキャンセリングヘッドホンとか耳栓とかで対応するしかないのですが、
耳が遠い人が音を聞き取りやすくすれば、過剰に大きい声で話す人も減るよなーとか思います。
補聴器とか周辺の音をブーストするやつではなくて、一緒にカフェに来ているグループ内での会話がそれぞれの耳に届く的な。
要はインカムやヘッドセットみたいな用途で、形状は完全ワイヤレスイヤホンみたいな。
そんなガジェットないですかね?
目の前にいる人とイヤホンでグループ通話するような感じ。
これだとボリュームはそれぞれ調整すればいい。
そしたら声を張り上げなくてもいいので、喉にも優しいのになとか思ってます。
それでは皆さん、よい井戸端会議を。
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