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long distance (THINKRに感謝を込めて)

この度、僕ら《FLATSTUDIO》はTHINKRを離れることになりました。

next.thinkr.jp

自分は大学3年のころにインターンとして、THINKRの前身であるANSWRの諸先輩方に拾われ、大学を卒業してそのまま入社。ANSWR(編集者)→2.5D(WEB番組プロデューサー)→THINKR(デザインプロデューサー&クリエーターマネジメント)と、転職をしていないにも関わらず多くのプロジェクトに投げ込まれ(?)、各業界特有の価値観、人間関係、業界に触れるなど、今の自分の人生観にTHINKRでの経験がとても大きな影響を与えたと思います。

そして気がつけば、15年ほどの月日が経過。
いくつか大役も担わせて頂いたと思います。

人間本気で向き合えば衝突だってする。
でも、"本気を出せる"環境はありがたく、ムカつくことは山程ありましたが、今となっては良い思い出。本当に恵まれた15年間でした。

GIRLS DON’T CRY
「2.5D×Real Sound presents GIRLS DON'T CRY vol.3」KeyVisual

所属していた組織を離れるとき。
そこには少なからずネガティブな気配が漂います。
それが長ければ尚更、色濃く感じさせるはずーーー。

ここでは僕らがTHINKRを離れるに至った理由が何かを語ろうとは思っていません。
その代わりに、「離れた今でも良好な関係が築けた理由」について伝えたいと思いました。
これは僕なりの「サヨナラ論」です。

まず、「日頃のコミュニケーションを大切にした方がいい」です。
自分が適当に振る舞うと相手も当然適当に振る舞います。最低限、挨拶はちゃんとした方がいいです。

次に、「嘘をつかない方がいい」です。
明らかに相手にとって良くないニュースだしとしても、取り繕ったりせずに正直に話すべきです。

3つ目、「自分が許せる極限まで相手を信じた方がいい」です。
不可解なことや納得できないことがあっても、すぐに見切ったりせず、その背景に何かないか注意を払うべきです。この業界に限った話しかもしれませんが、《クリエイティブ業界にはクズはいるけど悪はいない》と教わりました。同感です。

4つ目、「人をジャッジしない方がいい」です。
私もあなたも常に移り変わります。事業やプロジェクトは決断しないと進まないことが多いですが、人間に対しては決めつけはせず、なるべくジャッジしない方がいいです。

最後に、「人を大切にした方がいい」です。
人は感情的な生き物です。どんなにロジックが破綻してても誠実に生きていれば、ロジックを超えて信じてくれます。ロジックに収まる関係性は、お金で買えます。
何より、あなたが大切にした人たちが、きっと気持ちよく送り出そうという空気を作ってくれます。

👍

夜明けより前の君へ
loundraw原画展『夜明けより前の君へ』KeyVisual

長くなりましたが、本当に楽しく刺激的な15年間でした。
今でも僕のルーツはTHINKRだと胸を張って言えます。

今後はお互い別の道を歩みますが、高みを目指せばいつか、正しいタイミングで、再び出会えることがあるかもしれません。
その時を楽しみに僕らは僕らの道を邁進するのみです。

これから出会う皆様、こんな僕らですがどうぞよろしくお願いします!
針谷さん、THINKRのみんな、本当にありがとうございました!


石井龍

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