カードスリーブ再販しない説に革命が起きた話

皆さんこんにちわ。カードゲーマーの9割は自分の持ってるデッキ数よりスリーブのほうが多いとおもってる。どうも照屋です。

さて、ほんの数分の暇つぶしに文章を書いていきます。


そもそもカードゲームで使用されているスリーブ、中でもキャラスリーブと呼ばれているキャラクターの絵柄が印刷されたタイプのスリーブは基本的に再販されないということを皆様はご存知でしょうか。

カードゲームに興味を持ったことのある人ならなんとなくわかるんじゃないかと思います。ショーケースにたくさん並んでるカードっぽいけどカードじゃないあれです。あれ、定価680円とかそこらなのに1000円とか5000円とかやけに高いと思ったことはありませんか?

特に最近話題になっていたのはウマ娘スリーブの大高騰とか。カードはよく知らないけどウマ娘知ってる人とかはなんとなくそんな話を聞いたことがあったりするんじゃないでしょうか。

今回はスリーブが再販されない理由と、そこから繋がる高騰の理由。そして今回のタイトルにもある再販されないと思われていたスリーブ業界に起きた革命をまとめていきます。

まずスリーブが再販されない理由ですが、これは明確なソースがあるわけではありませんが個人的に一番納得している説があります。

それは全く同じ印刷具合のスリーブを再販することが不可能だからということです。

どれだけ同じように作ろうとしても印刷の色合いやズレの具合でどうしても全く同じように作ることはできず、全く同じものでなければ見分けがついてしまうからです。

カードみたいに再録とかいっぱいパックからでるようにするみたいにスリーブも再販すればいいのになぁ…と自分も昔は思っていましたが、こういうやむを得ない事情があると思ってからはしゃあないんやなぁと納得しています。

2つ目のスリーブが高騰する理由ですが、これは販売時期と需要が上がる時期がズレているからだと思っています。

キャラスリーブって例えばアニメキャラクターのスリーブが出るとすると、キービジュアルとかメインキャラの原案イラストとか作中に出てくるマーク(主人公の属しているチームマークやロゴ)とかそういう種類はアニメがめっちゃ盛り上がる少し前に販売してることが多いんですよね。

なので、そのアニメを見て興味を持って界隈が盛り上がっていざ欲しい!となった時にはすでに販売されていて原作ファンや早めに目をつけていたファンの需要で既に無くなってる…みたいな。

ちなみにウマ娘スリーブは放送終了から数年経った後の爆発的な人気の上がり方だったので、需要に対してすでに供給が遥か昔に終わっていた為大高騰してしまったというわけですね。現在やってるアニメスリーブですら需要と供給のタイミングが上手く噛み合ってないのでそりゃ高くなるよね。


さて、そしてここが最大のポイントです。なんと、このウマ娘スリーブまさかの再販したんです。

なんだよ再販はできないんじゃなかったのかよ!と思われた方は少し落ち着いて欲しい。実際同じ絵柄のスリーブが全く再販されなかったわけではないのです。

それはミニスリーブというサイズ違いの場合です。ヴァイスシュバルツとかデュエマでぴったりだったスリーブを遊戯王やヴァンガードのような一回りカードのサイズが小さいもの向けに販売されたものです。

まあそういう例もあったのですが今回のウマ娘は前回出ていたサイズと全く同じ。自分も最初見た時は在庫が眠ってたとかそういうこと?でも再販っぽいしと混乱していました。

結論はマット加工スリーブになって再販されたんです。ちなみにマット加工というのは手触りがサラサラしているもののことです。

最初に再販できない理由にあったように初版と再販で見分けがついちゃいけないんです。しかし今回のようなマット加工であれば明らかに手触りと見た目で判断ができるんです。色合いとか印刷の具合とかぱっと見わからない微妙な違いではなく明確な違いを持たせつつ初版スリーブと同じ絵柄でスリーブを作れる。

はあーこんな手があったのかと本当に驚きましたしこの件によって遥か昔に販売された初期のスリーブとか再販してくれないかなぁという新たな希望が生まれました。

とはいえ皆さんも好きな作品のスリーブを見かけた際は買ってみるのをおすすめします。今並んでる分がなくなったら基本的にはもう2度と手に入らないかもしれないですよ?



余談ですが、ウマ娘スリーブ再販分ですが初版のスリーブがあれだけプレミアがついていたにも関わらず大して売れなかったというか、需要を多く見積りすぎて在庫になっている店もちらほらいました。そこら辺の塩梅ってほんと難しいんだね!


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