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3/23 ドル円 日足分析レポート

ドル円は上昇モメンタムが明らかになくなった。
これは後ほど説明する
①先物の追い風がなくなったこと
②エリオット波動
③ダイバージェンス
が起因していると考えている。

【エリオット波動分析】
現在のカウントは下のチャートの通り。
5波構成が形成されつつあると考えている。

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ドル円 日足 2021年〜現在 出所:Trading View


■仮説その1
現在、エリオット波動は第3波を進行中。
今回4波に入らない場合は小幅調整(時間の調整的な意味合いが強い)で終わるため、1−2週間以内で今回の件下落が終わりを迎える可能性が高い。

■仮説その2(メイン)
エリオット波動は現在5波構成の第4波が進行中のように見える。
この場合、次の上昇にはまだまだ時間がかかりそうだ。
ターゲットは下のフィボナッチリトレースメントにて解説。

【フィボナッチリトレースメント】
■ターゲット1
目先のターゲットは前回高値の109.85と78.6%戻しである109.76付近となる。
しかし、このターゲットは未達に終わる可能性がある。

■ターゲット2
以前より指摘しているダイバージェンスに沿って下落を始めたように見える。メインシナリオはこのまま第4波のターゲット到達。
この場合、ターゲットは年初からの上昇幅の38.2%戻しの106.80付近となる。

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ドル円 日足  出所:Trading View

前回のレポートの解説はこちら。
https://note.com/flare_fx/n/nbe41e7e2ed3f


【シカゴIMM通貨先物ポジション分析】
シカゴ先物のポジションはついにロングとショートが逆転した。
3/16時点で差し引き−39,368枚となっており、円安を引き起こすために大きなポジション整理が行われたことがわかる。

円のショートが急速に積み上がってきていることから、新規に円をショートするメリットが薄れてきていることがわかる。
ここからはクロス円通貨をロングする難易度が上がる。

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出所:ザイFX


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