新月の木(気)は特別
今日は、新月ですね。写真の木は新月に切ったかどうかはわかりませんが、クリスマス用の何ていうのかなあ?中にろうそくを灯すもの・・を,木の写真撮るために、はやばやと出しました(^-^;
林業に携わっている方の間では、常識なのかもしれませんが、新月に切った木は、長持ちするらしいのです。虫が付かない。腐らない。反らない。火も燃えうつりにくいそうです。
特に、春夏の成長期が終わった秋冬の下弦の月から新月の頃に、切った木はとても質が良いのだそうです。(新月の日が一番良いそうです)
ただの言い伝えではなくて、オーストリアの森林局では、「新月に切った木」である証明書を、木材に書き入れているということです。
あの有名なヴァイオリンのストラディバリウスも、新月の木で作られているという話を聞いたことがあります。
私は正直ストラディバリウスと他のヴァイオリンの音の聞き分けはできませんが、以前コンサートで聞いたときは、本当に深い響きが心に沁みました。(もちろん、ヴァイオリニストがすばらしいんですが)
先日、かごの写真の記事でご紹介した、アメリカのかご職人の方たちの絵本「満月をまって」(メアリー・リン・レイ・文 バーバラ・クーニー 絵 掛川恭子 訳 あすなろ書房)の中にも、彼らが森の中で、木の声を聞いている、木と話しをしているというところがでてきます。
そして主人公の8歳の男の子が、山の木の声を聞きたいと思った時、「聞く耳があれば聞こえるよ」と、大人(かごを作っている人)が答えます。
大自然と共に生きている人たちは、私たちが元々持っているそういう力を、存分に生かして、すばらしい仕事をしているのだなあと思います。
そして、そういう芸術品とも言えるようなかごは、今でも博物館や個人の納屋に残っているそうです。骨董品屋さんにもあるのかもしれませんね。
病気になる前、満月の頃になると、甘いものが無性に食べたくなったり、イライラしたりしていました。出産も月の満ち欠けと関係がありますよね。
そういうことを考えると。木も、私たち人間も、月や太陽の動き、大自然の大きな流れの中で、また神秘的な大きな力の中で、生きているんだなあと感じますね。
そして、一時期は、そういう古の人たちの言い伝えを、古臭いという人も多かったように思いますが、最近では、オーストリアの森林局だけではなく、大学などでも、研究し、見直されてきているようです。
ヨーロッパのおはなしなど読むと、新月の日は、願い事をしたり、新しいことを始めるのに、ぴったりなのだそうです。
新月の「気」は、特別なんですね。きっと♡
ということで、今日は、何か願いごとをしてみると良いかもしれません。私も久々に願いごと紙に書いてみようかなあ。
それでは今日も深い呼吸を意識して、こうなったら良いなあということを、できるだけ考えて過ごしていきましょう。
読んでくださってありがとうございます。