野に咲くすみれのように
(↑ 今朝のすみれ)
2月7日の朧月夜さんの記事に紹介されていた、青空文庫(ネット上で無料で読めるサービス)の北条民雄の「すみれ」を読みました。
朧月夜さんの写真のすみれは、濃い青紫色で美しく、
「紫水晶はスミレたちの魂の結晶」という言葉を思い出しました。
北条民雄は、23歳で夭逝した作家です。ハンセン氏病のため本名も伏せられていたそうです。
一人暮らしのおじいさんと、賢く清楚な花を咲かせるすみれのおはなしです。
短くて、すぐに読める童話なので、たくさんの人に読んでもらいたいと思いました。最後のすみれの言葉から、今、私たちが受け取るものはとても大きいと思います。
ここに載せたいのですが、どうやればいいのかわからない(^_^;)
「青空文庫 すみれ」で検索すると出てきます。ぜひ読んでください。
翌日、北条民雄の代表作「いのちの初夜」も読みました。
河合隼雄の言葉、
「人生とは、いかに言いかえようとも、そもそもすさまじいものである」を思いました。
極限状態を生き抜いた人の言葉は、とてつもなく重く、
そして、この世に生きる人間の心の、隠されている真実を見せてくれますね。
「同情ほど、愛情から遠いものはありませんからね」
この言葉を読んで自分の心を見つめました。
私は今、
自分も、他者も「かわいそうな人」にしていないだろうか。
例え何が起きようとも、自分もそしてご縁ある人も
「かわいそうな人」にしない生き方をしたい。
先が見えなくとも、
自分の未来を信じ、
他者の未来と可能性を、
どこまでも信じ続けられる強さと知性と、
「本物の愛情」を持っていたい。
そんな人になりたいと思いました。
「今 ここ」を肯定し、受け入れ、感謝し、喜び、前を向いて、
生きていこうと
強く思わせてくれる
「すさまじい」作品でした。
読んで良かった!
朧月夜さん、本当にありがとうございました。
noteにも、青空文庫にも、そしてもちろん「この世や人間の中に隠されている真実」を書き残してくれた北条民雄の魂にも感謝しています。
野に咲くすみれのように、清楚で可憐な花を咲かせながら、しなやかな強さを、隠し持っていたいなあ😊
さあ今日も、深い呼吸を意識して、ご縁ある人に感謝して、
「自分」を知り、愛で満たしていきましょう。
自分にないものは、人には与えられませんものね。
最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。
良い日になりますように♡
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