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土、水、風、そして光
写真は1881年東プロイセン生まれの、絵本作家
ジビュレ・フォン・オルファース。
心がかたくなってしまった時、
オルファースの絵本は私の心を柔らかくしてくれます。
オルファースは、貴族の生まれですが、18歳の時、修道女になる決心をし、6年後に修道院に入ります。その後も絵の勉強を続けましたが、34歳の若さで亡くなりました。残された絵本は8冊。少ないですが、どれもドイツ古典絵本の傑作として長く読みつがれています。
絵本もすばらしいのですが、実はこの美しい姿にも惹かれます。
着ている服にも♡
昨日読んだのは、「森のおひめさま」(平凡社)
翻訳をした秦理恵子さんの言葉を借りれば
この絵本からは
「自然の風物の香りがたちのぼってきます。」
「野原を走りまわり、生きたものに、思いきりさわって遊んで、草木や動物と心を通わせた人が描く絵です。」
森のおひめさまは、シンプルな赤のドレス、
朝は「つゆのこ」たちが身支度を手伝ってくれて、
朝ごはんは「こけのぼうや」たちが、運んでくれます。
そして、「からすの先生」と学びます。
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・・・。
動物や植物がほんとうに生きているように描かれ、
土の匂い、水の透明感、森の中の空気、風、おひさまの光、そして「星のこども」のきらめき・・・そのすべてが感じられます。
本も、絵本もいいですね。
それでは今日もあたたかくして、深い呼吸で、心と体を柔らかくしていきましょう。
あなたの時間が喜びとともにありますように♡
読んでくださって本当にありがとうございます。