目標は嘘のない「作文」
小学生の時、クラスメートの男の子が、
作文コンクールで最優秀賞をとりました。
私も、その当時、「作文」を書くことが好きでした。
本は、それほど読んでいなかったけれど、なぜか「作文」は
好きだったのです。
その時、自分でもかなりいい感じで書けた!と思いました。
しかし、その男の子の作文を読んだ後、しばらく放心状態になり、
「負けた、すごい!なんか違う!」と思いました。
読んでる間も、おもしろくて夢中で読んだ!という感じでした。
それは、運動会のことを書いた作文でしたが、臨場感と迫力があり、
とにかく、100%の本音で書かれているとわかりました。
私の作文とも、他の子のとも、比較にならない、嘘のないその子の
心の中が手に取るように「見える」作文だったのです。
子どもながら、
嘘がない、ということに、ものすごい「力」があるんだと、知りました。
私はその作文集を、暗記するほど読み込みました。
50年経っても忘れられない、心に残る良い文章でした。
小学生でも、特に女の子は、無意識に先生や親に気にいられる
いわゆる「良い子」の文を書くことが多いと思います。
私もそういう感じの子どもでした。
今、note 書きながら、まだその時の「自分」から抜け切れていないなあ。
心の中が、出てないかもと時々思います。
誠実にと思っているけれど、まだ、あの子の純粋でまっすぐな心には、
追い付いていないなと思います。
「文は人なり」という言葉の通り、文章には、その人のすべてがでますね。
だから、恐いのかもしれません。
でもだからこそ、私は、note で文章を書くことに、挑戦しているんだと
思います。
「嘘のない人」
「嘘のない作文」が目標です。
今日も、感謝し、喜び、また
自分に正直に生きて生きたいと思っています。
読んでくださってありがとうございます。