ひたむきで無邪気な心
昨夜、今日のnote の題を、「童心にかえる」にしようと思いながら、夕飯の支度をしていました。
「童心にかえる」は、私の病気を治して下さったお医者様が、「とても大切なことです。」とよく言われていたので。
するとふと、内容もすっかり忘れている
アンデルセンの「雪の女王」(バーナデット 絵 ささきたづこ 訳 西村書店)
が読みたくなっって、本棚の奥から絵本を取り出して、夕飯の後読みました。
この絵本は、20年くらい前に、友人が送ってくれたもので、その友人がくれたカードが入っていました。「すべてがここにあります」と書いてありました。
全てがここにありました!
ご存知の方も多いと思いますが、
~悪魔の鏡のかけら。
もしそのかけらが、目に入ると、その人は全ての物事を意地悪い目で見るようになり、もし、心臓につきささると、その人の心は氷のように冷え切ってしまう。
そのかけらが、ささって、雪の女王につれていかれた男の子カイ。
カイを探し、旅にでる女の子ゲルダ。
ゲルダの旅の途中、
「雪の女王に打ち勝つような力を、ゲルダに与えてやってくれませんかね」とトナカイがフィン人の賢い女に頼むと、女は、
「あの子は十分その力を持っているじゃないか。わからないのかい。どんな動物や人間も、あの子を助けてやってるだろう。その力は、あの子の心にあるのさ。 ひたむきで無邪気な心 にね」~
意地悪や冷たい心というのとは、少し違うかもしれませんが、
私たちは、大人になるにつれて、世間の常識や固定観念によって、見える世界、認識できる世界が、知らない間にとても狭くなってしまいます。
常に、外側に目が向いてしまい、人と自分を比較したり、ジャッジしたりして、自分を苦しめ人を苦しめます。
また子供の頃、周りの大人に従って生きてきた「良い子」ほど、「○○しなければいけない」が無意識領域にたくさんたまってしまい、これもまた自分を苦しめ、人を苦しめてしまいがちです。私もそうでした。
けれど、それをとかしていくのは、邪気の無い、無邪気な「子どもの心」ということだと思います。
私のお医者様も、何ものにもとらわれない自由な「子どもの心」になって過ごすことが、何よりも大切ですと、よくおっしゃっていました。
文字数も多いこの絵本を読み終えて、私は、自分が男の子カイと同じように「氷のくに」に長い時間いたような そんな気持ちになりました。20年前、友人が送ってくれた時には、この絵本のすばらしさがわかっていなかったのです。20年もかかりましたが、「邪気の無い心」の本当の大切さがようやくわかったような気がします。
絵もすばらしいし、この絵本、とても良いです!
邪気の無い「子どもの心」で、感謝し、喜び、歳を重ねていきましょう。
そうすれば、女の子ゲルダのように、助けてくれる人とのご縁もあり、良いシンクロニシティも起こり、人生は明るい方へ行きますよね。きっと♡
今日も深い呼吸で自然体で、笑顔を増やしていきましょう。
読んでくださる方に感謝し、過ごします。
ありがとうございます。