ひとりの時間をつくる
(↑ 台風が届けてくれた森からの贈り物♪)
「自分を大事にする」とは、具体的にどういうことかと考えた時、昨日ご紹介した「海からの贈物」のリンドバーグ夫人のように、「ひとりになる時間」というのが、最も重要なことのように思います。
幼い子どものいる人は無理かもしれませんが、中年以降の人には、今こそ考えるべきことではないでしょうか?
仲の良すぎる夫婦、仲の良すぎる親子・・などには、共依存の要素が含まれていると言われますが、それを避けるためにも、一人一人が精神的に自立し、「自分」というものをしっかりと確立することで、パートナーや、親と子、友人との関係も、ちょうど良い距離が保つことができ、健全で、むしろあたたかい関係が築けるのではと思います。
自分を深く知ることは、自分にしかできません。
そのためにも、「ひとりになる時間」は、必要不可欠。
離島に滞在するのは、なかなか難しいとしても、家族との関係を良好に保ちながら、わずかな時間であっても、その時間を作る!
ひとりの静けさの中で、自分のことを考えることは、リンドバーグ夫人の言う「自分自身と調和した状態」になることにつながると思います。
歳を重ねていくと、当たり前ですが、家族も、知り合いも増えていきます。
自分の人生の優先順位(内側からの生きがい)がわかっていなければ、
その増えていく自分以外の他者のための時間が、際限なく増えるということです。
「自分の人生」を生きるためにも、愚痴のない人生にするためにも、「ひとりの時間」は重要です。
人生は有限であると同時に、どんなに苦しくても、寿命がくるまでは、私たちは、生き続けなければならないのです。
私は病によって、このことを深く考えさせられました。
「ライフシフト 100年時代の人生戦略」(東洋経済)。
(お金偏重の人生を、根本から変える。成長至上の次に来る、新しい生き方)
あまりに厚い本なので、しっかりとは読んでいませんが、「ありうる自己像」という言葉にはっとしました。
「ありうる自己像」とは、未来に自分がどのような人間になる可能性があり、どのような行動をとる可能性があるか。希望の象徴にもなるし、絶対に避けたい未来の象徴にもなるのです。その理解を深めるためにも、自分についてよく理解することは、これからの時代を生きていくためにほんとうに大事だと思います。
今日も「自分」を知る時間を少しでも作って、
今を味わい、今を楽しみ、あるものに感謝して過ごしていきましょう。
読んでくださってありがとうございます。