【看護師】非常勤という働き方
こんにちは。ぷろねきです。
暑さも和らぎだいぶ涼しくなってきた。
やっと私の大好きな季節の秋到来。
でも油断するとすぐ暑さが戻ってくるのもこの季節の特徴。そう考えたら本当に秋は一瞬。
色んなとこに行って美味しいものを食べて秋を満喫したいと思う。
さて今回は「非常勤という働き方」について。
「非常勤」という言葉自体、聞き馴染みのない職業も多いのではないだろうか。私がよく聞くのは、先生か医療従事者くらいだ。
現在私は看護師として働いている。今はトラベルナースとして地元から離れたとある田舎にいるが、これについてはまた別の記事で書こうと思う。
非常勤の定義
非常勤はその名の通り常勤ではない。毎日8時間、週5勤務とは違い、1日3時間でも、週に4日でもいい。アルバイトみたいなものだ。
非常勤とアルバイトの厳密な違いというのはどうやらないらしい。職種によって言い方が異なるとのこと。
なので、看護師非常勤といってもアルバイトと言ってもどちらも間違ってはいない。
ここでは非常勤という言い方で書いていこうと思う。
言葉の定義はさておき、今回は非常勤と常勤看護師の違いについて個人的な意見とともに書いていく。
興味があれば見てほしい。
勤務時間と給与
大体の人はわかっているとは思うが、非常勤は毎日職場に来る必要はない。
自分の裁量で勤務日数を決められる。よって時間に関しては自由度は高い。
以前は非常勤で夜勤専門の看護師をしていた。個人的な意見として、「1日4~5時間を週に4回働くなら、1日の勤務時間は長くていいので職場に行く回数を減らしたい」という思いがあったからだ。
しかも夜勤の給料は割増なので一石二鳥だった。
月に8~9回夜勤の仕事をした。月の給料はそこで常勤として勤務している人よりも多かった。正直驚いた。常勤であれば、毎朝早く出勤し、一日8時間もしくはそれ以上の勤務。プラスアルファで委員会や研究、会議など看護以外の仕事もこなしているのにそれらが何もない私よりも給料が少なかった。
「ラッキー」とは思わなかった。むしろ「もっと常勤に給料を上げてくれ、だから看護師が辞めていくんだよ」と思った。
とはいえ非常勤という働き方、自分ではかなり気に入っていた。
一番は精神面である。毎日同じ職場に行くというストレスがないだけでだいぶ違った。
ありがちな人間関係のいざこざも、非常勤であればそこまでなかった。(常勤の人たちの中ではあったかもしれないが)
そして自由な時間も増えた。平日の昼間に買い物に行き、日祝日ほど働いた。
これだけ聞けば、「非常勤いいじゃん」となるかもしれない。じゃあみんななぜならないのか。
非常勤のデメリット
ズバリお金。そして保証である。
先程、常勤の給料よりも高かったという話をしたがそれはあくまでも月給の話だ。非常勤にはボーナスがない。年収で換算すればもちろん常勤よりも低くなる。
そして、有休や社会保険。
所詮アルバイトと同じくくり。有休は基本的にはない。
そして社会保険も。
私のような独身であれば、毎月高い国民健康保険を払うか、病院に行っても10割負担で払うかのどちらかだ。
じゃあ私はどうしていたか
非常勤でも「週の勤務時間が20時間以上」「給与が月額88,000円以上」であれば基本社会保険はもらえる。(厚生労働省Hpより)そして6カ月以上の勤務で有休ももらえた。
つまり一日5時間4日勤務でもいいし、一日4時間週5勤務でもいい。
私みたいに15時間×2でもいいのだ。
それ以下の勤務時間を希望ならば残念ながら私のような独身なら国保か無保険である。
これで社会保険に関しての抜け道はできた。あとは給与。
これは正直「人による」としか言いようがない。
「なぜ非常勤をえらんだか」だ。
ワークライフバランス
非常勤という働き方を選ぶにはそれぞれの理由があるはず。
・子育てしながら多少の生活費を稼ぐため
・看護師のダブルワークをしたい
・在宅ワークと両立したいなどなど
正直、時間確保のために非常勤になったとか、非常勤でも十分に暮らしていけるとかお金の優先順位が低いのであれば話は終了である。
私は違った。シンプルにお金も欲しかった。なので高単価の他のアルバイトを掛け持ちしていた。これで私個人に関して言えばお金の問題は解決できた。
「掛け持ちするなら常勤と変わらないじゃん。むしろ常勤よりもきついんじゃない」
そういう声も聞こえる。何を大切にしているかは個人によって異なる。
私は「常勤で働くよりもいろんなところでストレスなく勤務したい」というのがあった。毎日家と職場の往復が嫌だった。「自由な時間が増えた」と言ったのは厳密には「精神的な負担がなく自分のしたいことに没頭できる時間が増えた」ということだ。
ちなみに、掛け持ちしても常勤の時の勤務時間よりはかなり少ない勤務時間だった。
非常勤をメインの仕事として持っていれば最低限の生活費を確保しながらも他のことができる。そこがよかった。
常勤で大学病院に勤務していた頃、同期や先輩がよくこんなことを言っていた。
「あー、もうカフェとかで働きたい~」
これは何もカフェで社員になりたいとかそういう意味ではなかった。
看護師というストレスフルな状況から一時的に逃げたいという意味であった。
今、看護師で「仕事やめたい…」と思っている人がいたら問いたい。
その職場を辞めたいのか、それとも看護師を辞めたいのか。
前者でも後者でも非常勤という働き方はおすすめである。
考える時間が増えるからだ。「自分は本当は何がしたいのか」はもちろん、それにチャレンジする時間もある。
非常勤で勤務してみて、良かったらそこの常勤になるという考え方もある。
最初から常勤として入職し、「やっぱり違った~」となることは多い。非常勤から常勤になるのはその可能性を限りなく低くしてくれる。
病院が掲げている「ワークライフバランス(笑)」とは違って自分で本当の意味でワークとライフのバランスを調整できるのも非常勤の魅力である。
非常勤で働ける職場の見つけ方(PR)
探せばいくらでも出てくると思うが、個人で探すよりは転職エージェントに依頼するのが一番だ。
条件にあった病院を探してくれて病院と自分との間を取り持ってくれて、なおかつ無料である。これまで何度もエージェント経由で非常勤として職場を転々としてきたが、金銭を取られたことは一度もない。
看護師専門のエージェントも探せばいくらでも出てくる。
検索して上部に出てくる場所であれば求人数も多い。
参考までに私のInstagramでは私が個人的にお勧めするエージェントもお伝えしているので興味があったら登録してみてほしい。
登録だけでもそこから転職でお世話になってもお金は一切かからない。
あとエージェントさんがわりと親身になって聞いてくれる。
もちろん今すぐ転職予定なくて情報収集だけでも十分。
常勤ではなく非常勤の求人も多くある。
気になったらぜひ登録してみてほしい。ちなみに私のインスタ、TikTokもフォローしてくれると嬉しい()
さいごに
私がまだ独身のため、もしかしたらママさんナースたちには響かなかったかもしれないが、非常勤はママさんナースにこそ需要は高いと思っている。
むしろ独身で働き盛りの私のような人間が非常勤をやっていることの方が稀なのかもしれない。
時間、お金、やりたいこと
どれかを取ればどれかを捨てなければいけない世知辛い世の中で、いかに自分の理想の生活に近づけるか
これからも色々と模索しつつ、自分の経験したこと、お勧めしたいことがあればまたシェアしていきたいと思う。