本心と向き合う時間。
長年お世話になっている団体で
作品にちなんだ質問を聞かれる。
何年か前に、あなたの最近見た夢とか、よく見る夢はなんですか?みたいのがあった気がする。
私は、捻りもなく事実を
全然夢を見見ないんです。と書いた。
それはそれで個性かな、と(ヤンデル。)
いや…書き直したい。
しかし、本気で…
毒親から逃げた年とか、最初にいた劇団辞める時にメンタルやったのとか、時期は重なるけど
夢を見なくなった。
それが去年から、少しずつ見るようになった。
…夢を見ないために、過密スケジュール組んでいたのかもしれない。
記憶の整理は上手くいってるみたいで、
今日は、懐かしい稽古場の夢を見た。
今まで2回だけ先輩役者様のあまりの横柄さに
稽古場で内心ブチ切れた事がある
それぞれ別の現場だが
一回目は、裏垢(笑)で長文暴言吐きながら
無理やり押さえ込んで
稽古場では我慢した。
踏まえて、2回目は、裏垢(笑)で小出しに吐き出しながら
本人にも言葉を選んで釘をさしつつ(結局最終日にひっそりキレて飲み会途中退出した)
稽古場では我慢した。
夢で、私はその時立った劇場で
その日のステージの新人のミスと制作の不手際の愚痴を
先輩様から聞いていた。
登場人物は3人。
その座組の常連出演者達だ。
中の1人は実際の舞台でも連日先輩様は稽古場でも楽屋でも
何かしらに文句つけてたのだが
夢の中で、私はキレた。
稽古場でも今も、愚痴や周りへの文句ばかりでてめえなんなんだ、と。
提案も相談も、手伝いもしないでいいご身分だ、と。
ついでに、こんなんじゃ客呼べないとほざいて、お客様もあつめてないだろ、と。
1人は完全巻き添えだ。
腰の低い、真摯な先輩。多分、思うところを形に出来なくて、先輩様とつるんでいた。
1人は、お前だって、今日の殺陣な……!!とダメ出しを弾丸のように返してきた。
最後に先輩様が、便乗して、私が言い返したこと自体に文句を言ってきたので
「〇〇さんの話は聞く。お前の話は聞かない。失せろ!!!」
と言い返し、2人目の人と喧嘩腰ながら、改善点と私も出来れば合わせて欲しいところを提案しながら、歩き出すところで目がめた。
今日の目覚めは、スッキリ爽快だった。
尊敬している友人のツイートではないが
私も、言いたいことも空気読んで黙るのが大人だと言われて育った。
でも、そう言う奴に限って、結局、愚痴や悪口陰口がおおい。
その友人も似たようなこと言ってたけど
言いたいことを、言っていい形に変えて
伝わるように伝えられるのが、大人ではないだろうか。
本当は私は、夢の中のように
建設的な話をできる人と
最後まであの舞台をより良くする努力をしたかったのだろう。
我慢がベストだったとは思えない。
ベテランだけあって、技術はある。
冷たいようだけど、そいつひとりがどう在ろうが
作品自体は、演出と脚本さえちゃんとしていれば
形にはなるのだ。
金銭的価値は、そもそも私たちがそこに関して色んな主義主張を含んだまま集められている以上
論じるのがナンセンスだ。
好き嫌いが激しい私だが
嫌いな人には、嫌いになる何かしらがあるのだ。
私とは決定的に違う何か、というか
好き嫌いが激しいからこそ
そういう所への尊敬は忘れない人間でありたい。
尊敬できないやつはそもそも、どうでもいい。
気にする価値がない。
また1個、こころの澱みたいなものが消えていった。