「飽きてんじゃないよ」志村けんさんの教え
昨日「しゃべくり007」の総集編を観ておりまして。徳井さんの登場シーンをカットする編集の技術すげーなんて思いながら、志村けんさんのアドバイスがとても印象的だったので書き留めておきます。
MCの上田さんが
「この2人(有田さんとホリケンさん)が志村さんみたいになりたいそうなので、アドバイスしてやってくれますか?」
と話を振ると、
「こだわることだね。」
と志村さん。
「タカアンドトシがさ、自分達には『欧米か!』しかないって相談してきたんだよ。だからこの先不安だって、どうしたらいいですかねって。
だから言ったんだよ。
『バカ野郎。欧米か!をやり続けるんだよ。飽きてんじゃないよ。欧米か!だけで60歳まで笑わせ続ければいいじゃねぇか。1分でもいいからネタやる時間を作って貰って(番組内でってことかなと思います)、必ず欧米か!って入れるんだよ』って。
それ以来2人はちゃんと必ずそういう時は、欧米か!ってやってるんだよ。」
志村さんは、いくつになっても新しいものにチャレンジする一方で、何十年も前から「アイーン」「だっふんだ!」などのお馴染みのネタをやり続けていらっしゃいました。時を超えて愛され続けたのは、それらの純粋な面白さや完成度とともに、【飽きずに】続けた結果でもあるのかもしれません。求められる有り難さを知り、求めらることに素直に応えることって、とても大切ですよね。
何年か前に、別の志村さんのインタビューで
「俺は今のポンと皆が知ってるフレーズを言うだけのものがギャグだとは思っていないよ。例えば『変なおじさん』でも、俺はどういうシチュエーションで出てくるのが面白いかって、いつも考えてるんだ。そういうやり取りがギャグなんだよ」
と話していらっしゃるのを見ました。
変なおじさんを【飽きずに】やり続け、どうやったらもっと面白くなるかに【こだわり続ける】。変なおじさんがたくさんの人に愛されていることに甘えずに。
私も自信を持って、「宇宙じいちゃん」とか「オービットトランスファー」とか「五次元と三次元」とか言い続けよう、と気持ちを新たにしました。
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