見出し画像

33乗ってく?


「ご自由にお乗りください」

と書かれた看板を首から下げたソイツは片足を上げすまし顔で、まるで俺らの事など気にしていないといった様子で佇んでいた。

だが、俺には分かる。

コイツは俺らに乗ってもらいたいのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?