マンション購入体験記その7/売却編「仲介手数料は0.6%」
前回までの話
さて、そんなわけで移住するということは住んでたマンションを手放すことになります。一応、賃貸に出すこともシミュレーションはしてみたのですが、投資ローンに切り替えて、家賃収入と未入居リスク、設備老朽化リスク、築年数が経つリスクを考えて手放した方が有利だろうと判断しました。
あと次にマンション買いたい時に単純に与信が足りなくなりますしね。
まずは仲介業者を探し始めます
ネットでいろいろどうすればマンションを売れるのか調べた結果、5社程査定依頼を出すことにしました。一括査定で大手中小を混ぜて査定を出し、おおよその相場観を確認する意味もあります。
というわけで確か土曜の21時頃にポチポチと査定依頼を出したのですが
30分後・・・
「ピンポーン。」
ん、夜中のこんな時間に一体なんだ?
「夜分遅くに申し訳ありません、A不動産(超大手)です。ご挨拶に参りました。本マンションに関する資料をまとめていますので御覧ください。」
(は?ネットで査定申し込んで30分後に自宅まで挨拶にきた?)
これが不動産の世界か・・・超絶ブラックだなと驚愕しましたが、この担当者だけかもしれません。その後もA不動産は後述しますが熱意押しがすごい会社(担当者)でした。
まずは簡易査定からの本査定アポ
さて、売却の流れとしては、基本的にはまず簡易査定です。
で、「実際には部屋を確認しないと正確な査定は出せないので訪問させてください。」と連絡が来てアポ取りが始まるわけですが、この簡易査定と本査定で金額が変わったことはほぼなかったです。つまり本査定とは実際に会って契約をとるための営業行為なわけです。
簡易査定で各社の金額はけっこーぶれていました。
A社「6180万いけます。」
B社「5690万です」
C社「5200万が妥当です。」
D社「6600万でお願いします。」
E社「5700万くらいです。」
5200万から6600万まで1400万も差があります。
が、そもそもこのマンションって4380万で買っていて、3年住んだのでローン残債は約4000万。低めに見積もっても1200万の売却益が出るということなので「良い買い物したなー」と思いました。
B社との交渉
1社目に訪問査定に来たのがB社でした。
B社「登記謄本拝見しました。4380万でローン組まれたようですが、頭金である程度お支払いになったということですよね?おいくらで購入だったのでしょうか?」
ぼく「あ、いえ、4380万のフルローンです。」
B社「え!?!?4380万ですか・・・それは安い、安すぎる。3年前ですよね、ちょっと私が買いたいくらいです。当時の相場から考えても5200万円くらいが妥当だったと思います。いやーそれは安い。羨ましい。」
B社は業界最大手の仲介業者、なぜ最初に訪問査定に呼んだかというと断るつもりだったんですよね。B社は業界最大手ですが、ネットでいわゆる「囲い込み」が多いという噂だったので、一応話は聞くけど断って初日に突撃訪問してきたA社にしようと思っていました。
囲い込みとは他の会社が紹介したお客さんが買いたいと申込み入れてきても「この物件はもう他に申し込みが入っている」などと言って自社のお客さんで仲介手数料を両手で取ろうとする行為のことです。
B社「このマンションはエリアのランドマーク的な人気マンションで指名買いも多いです。さらに弊社は歴史的にこの物件を多く取り扱わさせていだいており、直近3年間で20件の売出し中16件を担当させていただいております。」
ぼく「え、ほとんどの物件を御社が担当してるんですね」
B社「はい、このマンションに関しては圧倒的な実績があり自信を持っております。我々としてもこのマンションには並々ならぬ思いがありまして、仲介手数料に関しても我々にお任せいただけるのであれば、この金額でいかせていただきます」
そういうとB社はおもむろに金額をペンで書き始めました。
普通、仲介手数料は3%+6万です。
つまり6000万で売れた場合は186万円。
その時B社が書いた金額は
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