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キャリア:天職は存在するのか?
天職。自分に最も合う仕事。
これにつくことができている人はごく稀であるように思う。
働き盛りの同世代も「迷い」を抱えながら働いている。
私も今の働き方がこれからもずっといいねといえるかとそうではないと思う。
AIが産業革命を起こしているこの時代に、一度は「本当に私はこの仕事をずっと続けるのだろうか?」と考える瞬間があるだろう。
それでは、天職をどう見つけるのか?
結論、色々やってみる中で結果的に周りから喜ばれることを続ける、のが良いと感じる。
なぜなら、周りから喜ばれているのは、自分の強みが活かせている何よりの証拠だからだ。
強みを活かして働くと成果が出る。
成果とは自分が期待されていることができている結果である。
例えば下のようなケースがある。
友人の経験だ。
転職相談をしてくれた友人なのだが、
間違いなく転職してよかったと言ってくれた。
前職は教員をしていた。
ただ、社会人1年目からすでに環境に違和感を感じていた。
組織風土としては勿論特殊ではあるが基本的には年功序列の給与体系、発言形態。
「長いものに巻かれろ。」
「出る杭は打たれる。」
典型的なカルチャーである。
勇気を出して転職活動を始め、自分のやりたいこと、ありたい姿を整理して進んだ。
結果的に極めたい業界に進むことができ、入社後も活躍している。
その友人は「リーダーシップを取ることもできるし、行動力があり人を巻き込む力もある。」学校の組織でその才能は燻っていた。しかし、活躍が早期に認められ入社早々からリーダーポジションを任せられ充実して働いている。
これは最初の転機でうまく行った事例だと思う。
色々な人の話を聞くとチャレンジをした先でうまくいかなかった事例も聞く。
しかし行動できる人はそこで終わらない。
あくまでそれは試行錯誤の過程の一つであるから、行動を続ける。
迷いがあるなら、動いてみると良いと思う。
動かないことが唯一の取り返しのつきにくい失敗だとしみじみ感じる。
40代の公務員の方が「昔から転職を考えていて…」と転職市場にきても、勿論素敵なご経験、専門性はあると思うが、他環境で活用できるポータブルスキルを持ち合わせていないことが多い。
どうしても組織内で異動を多く経験し、ゼネラリストとなってしまうため、スキル上の強みが見つかりにくいのだ。
だからこそ、迷いがあるなら、行動をとること。
そして自分の経験や強みが活かせる環境を探すこと。
ある程度当たりをつけたら、もう動く。
3.4年前にヒットした本「LIFESHIFT」にも「変身資産」の重要性を何度も説かれている。
変身を経験していない人の、腰は時間と共にますます重くなる。雨風にさらされている鉄のように錆びて、動きが鈍くなる。
変化を経験しよう。
そして、自分が喜んでもらえる行動に着目し、そこから強みを見出し、磨いていこう。
その結果、周囲からは感謝され、やりがいが大きくなり、自分のできることが増え、新しい挑戦の方向性が見えてくるのではないか。
私も、うまくいっている環境でもアクションを起こしていくことは大事にしたい。
社内でもプライベートでも幸い機会はある。
多少緊張し、勇気のいることこそ、価値がある。
【要約/アクション】
自分の強みを見つけるために、まず自分の過去の経験や成功体験を振り返る。過去の成功体験から得られる共通点や特徴を見つけることで、自分の強みが明らかになる可能性がある。
同じ職場や業界にいる人たちにインタビューをすることで、彼らの天職を見つけるためのアイデアや経験を聞くことができる。彼らがどのように自分の天職を見つけ、成功してきたのかを学ぶことで、自分自身の方向性を見出すことができるかもしれない。
異業種や異文化の人たちと交流することで、自分にはまだ知らない可能性や才能に気付くことができるかもしれない。新しい環境や経験を通じて、自分の天職につながるアイデアやインスピレーションを見つけることができるかもしれない。
自分が得意とする分野やスキルを活かして、周りの人たちに貢献する方法を考える。自分が得意とすることで周りの人たちが喜ぶことを見つけることができれば、それが自分の天職につながる可能性がある。
大胆に未知の分野や職種にチャレンジしてみることも一つの方法である。自分がこれまで経験したことのない領域に挑戦することで、新たな可能性や自分の才能を発見することができるかもしれない。