YGの "エコフレンドリーな" アルバム
2月15日にYGエンターテインメント(以下YG)所属のボーイズグループTREASUREがカムバックしました!
先日CDショップでこのアルバム(以下音源と区別するため音盤と表記します)を見つけ手に取ったのですが、その際裏面に気になる文字を見つけました。そこにはこのような内容が書かれていました。
なんと音盤の包装フィルムが植物由来のバイオマス材料であるポリ乳酸(PLA)で作られているのです!
包装フィルム以外にも、FSC(山林管理協会)認証を受けた用紙や大豆油インクを使用したフォトブック、PLAで作られたキットアルバムなど、至る所に環境に優しい素材が使用されています。
YGで初めて環境に優しい音盤を発売したのはWINNERのメンバー、MINOが昨年12月にリリースした3枚目のフルアルバム『TO INFINITY.』です。彼の音盤もTREASUREと同じように印刷物やキットアルバム、包装紙など、CDディスクと代替材が見つからなかった少量の包装材を除くほぼ全てにおいて環境に優しい素材を使用しているそうです。(詳しくはこちら)↓のご本人による開封動画でも触れられています。
YGといえば、所属アーティストのBLACKPINKが昨年10~11月に開かれた国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の広報大使に任命され、在韓英国大使館と作成した映像を公開したり、YouTubeのイベント「Dear Earth」に参加し、環境問題を皆で考えていこうと呼びかけたりなど積極的に活動していました。
絶大な影響力を持つ彼女たちがこのような呼びかけをするのは非常に意味のあることであるのと同時に、今後呼びかけだけにとどまらず彼女たちやYG、そしてエンタメ産業全体が美しい地球を守るためにどんな行動をとるのか少し気になっていました。そんな中、今回取り上げた "環境に優しい音盤" という形でYGはしっかり行動に移してくれました。YGが行った今回の取り組みは、彼らの重要な収入源のひとつである音盤を、環境保護のために販売しないという選択ではなく、まずはできる限り環境に優しい原料に替えて制作し販売するという選択を取っていて、その点が個人的に興味深いと感じました。
自分の "推し" の音盤が環境に配慮されていたら、購入する方も関心を持つきっかけになりますし、そのアーティストや事務所を応援していることを誇らしく思うのではないでしょうか。大手事務所のYGがこのような取り組みを行ったことで、他の事務所も続々と似たような取り組みを行っていくと思いますし、そうであってほしいです。まさに"エコフレンドリーな" アルバム元年である今、素敵な音楽を届けてくれる大切なツールである音盤の変化にこれからも注目していきたいと思います!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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