【ライブレポ】2024年9月〜12月
2024年の9月〜12月に参加した韓国音楽系イベントの記録です。もし同じイベントに参加した方がいらっしゃいましたらコメントでも何でも結構ですのでご自身なりの感想など共有いただければ嬉しいです♡
9月
・2024 TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT:PROMISE> IN JAPAN 福岡公演
みずほPayPayドームで行われたTOMORROW X TOGETHERの福岡公演に2日間参加してきました!初日はヨンジュンの誕生日翌日で、サプライズでバースデーケーキも登場して皆でお祝いをし、2日目は日本公演最終日だったので、達成感に満ち溢れた彼らの姿を目に焼き付けることができました。そして何より前回私が参加した大阪公演では十分にパフォーマンスができなかったボムギュが回復し、5人でのパフォーマンスを見ることができ大満足でした。今回のツアーを通して、より一層彼らの表現の幅が広がったように感じました。これまでもライブを盛り上げてきたロックテイストはもちろんですが、「Back for More」からのシックな姿や、「Tinnitus (Wanna be a rock)」からのラテンテイストで力強い姿、そして「Sugar Rush Ride」を韓服で優雅に踊る姿など、過去のツアー以上に様々な姿を見せてくれ、それらに魅了されているうちに、あっという間にコンサートが終わってしまいました。
今回初めて福岡を訪れたのですが、空いている時間に名物を味わったり、観光をすることができて楽しかったです。その中でも特に、ライブ前に会場近くに位置する大濠公園を散歩しながら、敷地内にある福岡市美術館で数々の展示を見たことが印象に残っています。
・RAPBEAT 2024
韓国・仁川の松島月光祝祭公園にて開催されたRAPBEATの初日に参加してきました!ヒップホップはもちろんロック、R&Bまで様々なジャンルのアーティストが一同に介したフェスティバルで一日中存分に楽しむことができました。今回は特に印象に残っているアーティストについて簡単に書きたいと思います。
ハンロロ
いつか生で彼女の歌声を聴いてみたい!と思っていたので、会場に到着してから真っ先に彼女のステージを目指しました。「해초」を軽やかに歌い上げてスタートし、彼女の歌声が強めに吹く風に乗ってこちらに届いてくる当時の様子は今でも鮮明に覚えています。1曲1曲、そして一つ一つのフレーズを大切に、心を込めて噛み締めながら歌う彼女の姿がとても印象的でした。
KISS OF LIFE
KISS OF LIFEを一目見るため、メインステージには大勢の観客が集まっていました。大ヒットを記録した数々のタイトル曲以外にも「My 808」など、今回のフェスの雰囲気に合うような特別なセットリストを準備してきてくれました。ダメージが入ったボトムスと深めに被ったキャップで揃えたスタイリングも格好良かったです。
Light & Salt
「レジェンドステージ」であるLight & Salt(빛과 소금)は、バンドメンバーたちと一緒に、第1集の有名なジャケットの写真がプリントされた黒いTシャツを着て登場したのが微笑ましかったです。特に彼らの代表曲である「Fairy of shampoo(샴푸의 요정)」や「오래된 친구」を披露した際に、世代問わず集まった観客たちが合唱していたのがとても良い雰囲気でした。
Kids Electric Orchestra
恥ずかしながら事前にあまりチェックをしていなかったものの、あまりにレベルの高いパフォーマンスに衝撃を受けたのが、大邱の小学校で結成された電子音楽サークルのステージです。セットリストのジャンルも多岐に渡っていて、前半にMF DOOM、カニエ・ウェストやNujabesの楽曲の数々、後半にはK-POP、そして最後はRadioheadとMetallicaで〆るという、まさに「マルチジャンルミュージックフェスティバル」を掲げるRAPBEATそのもの、そして小学生のパフォーマンスとは思えないセットリストでした。楽器の演奏と同じくらい、歌っているメンバー2人の若々しくて透き通った歌声、そして堂々とした姿も印象に残っています。音色に吸い寄せられるように観客たちが集まってきて、最後には大きな歓声で彼らのパフォーマンスが讃えられてました。
担当教師(KUSYO氏)のYouTubeチャンネルにフルの映像がアップされています。当時の観客の様子も併せてぜひご覧になってください!
YOUNG POSSE
多くのDJなどがパフォーマンスを繰り広げ終始大盛り上がりだったDAZE SHOPステージ。そのステージ初日のトリを務めたYOUNG POSSEは、8月にリリースした最新EP『ATE THAT』の楽曲もたっぷり披露してくれました。特に彼女たちのデビュー曲「MACARONI CHEESE」から、同じく食べ物をモチーフにした「Bananas」を繋いで披露していたのが印象的でした。まだまだデビュー1年目ながら、ステージの盛り上げ方も満点で、また機会があれば彼女たちのパフォーマンスを観たい!と強く思いました。
CHANGMO
1人で大きなステージの端から端まで歩き回りながら、次々と繰り出されるエネルギッシュなパフォーマンスは輝きを放っていて、彼の持つカリスマ性が際立つステージでした。YouTubeに上がっているファンが撮影した動画等を観ていただけると分かりやすいかと思いますが、自分の周りにいる観客がもれなく楽曲を叫ぶように一緒に歌ったりコールアンドレスポンスをしていて、その観客の熱気の中に自分の身を置けたことが貴重な経験でしたし、CHANGMOは観客をそれほどまでに狂わせる魅力を持っているということを、今回のパフォーマンスを通して改めて感じることができました。
・2024 ONF CONCERT [SPOTLIGHT:THE HIDDEN SHADOW]
RAPBEATと同じ日程で開催されていたONFのワールドツアーアンコール公演(2日目)に参加してきました。以前書いた通り彼らのワールドツアー日本公演には参加しましたが、その時から驚くほどにセットリストを変えてきていて、また新鮮な気持ちで見ることができました。特に冒頭「Beautiful Beautiful」から、その一部をサンプリングした「Ugly Dance」を持ってくるという粋な流れで一気に盛り上がりました。前回のソウル公演で初めて「Bye My Monster」が披露されましたが、それからカムバックを経てたくさん愛された「Bye My Monster」および収録曲をファンの前で存分に披露してくれたことも印象的でした。今回急遽参加を決めたため、追加で販売された2階の席だったのですが、それでもかなり近くまでメンバーが足を運んでくれ驚きました。とにかく上質なエンターテイメントをこの2日間に浴びることができて充実した渡韓になりました。
10月
・AAA TOUR BY HYUKOH & SUNSET ROLLERCOASTER,2024 - TOKYO
韓国で活動するHYUKOHと台湾で活動するSUNSET ROLLERCOASTER、この2組がコラボした歴史的なユニットAAAのアジアツアー日本公演に参加してきました。今回は対バンではなく、2組がステージに上がり一緒に奏でていくスタイルでしたが、だからこそこれまで感じたことのない音の重厚さに包まれて、幸せな気持ちになりました。AAAの楽曲はもちろんですが、それぞれの楽曲も披露され贅沢な時間でした。そしてまるで一本の短編映画をみているかのような演出がそれぞれ施されていて、日本でも韓国でも台湾でもない、無国籍な空間に足を踏み入れたような感覚でした。2024年のアジア音楽界において間違いなく「大事件」である、このユニットの日本公演に足を運ぶことができて感無量でした。
・STAYC FAN Concert “ STAYC MOVIE CLUB ”in Japan
KT Zepp Yokohamaにて開催されたSTAYCのファンコンサートに参加してきました。彼女たちはデビュー以降日本で何度も公演を行なっているので、毎度MCを務めてくださる古家さんとの息もピッタリで、歌、ダンス、そしてゲームやトークのどれもリラックスして楽しむことができました。ファンコンサートなのでパフォーマンスは決して多くはありませんでしたが、今回は初の正規アルバムがリリースされた後だったので、その中に収録されている楽曲を初めて生で聴くことができたことが印象的でした。2023年秋から行われた初めてのワールドツアーはあいにく日本での開催がなかったので、次は単独コンサートでSTAYCの姿を見ることができたら良いなと思っています。
・OnlyOneOf 2024 FAN-CON IN JAPAN(2日目)
OnlyOneOfが日本でファンコンサートを開催しました!その模様につきましては先日別途書きましたのでこちらをご覧ください!
・ADOY×Whyte at Billboard Live YOKOHAMA 2024
韓国からADOY、台湾からWhyteが来日しBillboard Live YOKOHAMAで公演を行い、私はADOYが出演した2ndステージに参加してきました。行ったことのある方はお分かりかと思いますが、Billboard Liveはテーブルで食事をしながら演奏を楽しむスタイルで、ADOYはそのような場所での演奏が初めてだそうで新鮮だと言っていました。ADOYのディスコグラフィーの中でも、メロウなナンバーと疾走感溢れるナンバーを交互に披露してくれたことが印象に残っています。今回のような特殊な会場でありながら、終盤には客席を駆け回ったり、観客に立ち上がるよう促し、皆で飛び跳ねて盛り上がりました。思えばちょうど1年前にKOREA SPOTLIGHTというショーケースイベントでADOYのパフォーマンスを見ましたが(当時の模様についてはこちら)、このショーケースイベントから繋がって今回のような来日公演が行われたのかなと考えたりしました。お酒を飲みながらゆったりとADOYの音楽を生で聴けるという、またとない贅沢な時間でした!
11月
・WOOAH Japan 2nd Concert[WOOAH – LAND AGAIN in Japan ]東京公演
WOOAHの日本で2度目となるコンサートの東京公演がSpotify O-EASTにて開催されたので参加してきました。名曲の数々を時には可愛らしく、そして時にはクールにパフォーマンスする彼女たちの姿は、やはり生で見ると一段と輝いて見えました。中盤には日本公演のために準備されたパフォーマンスも披露してくれましたが、特にナナ、ルーシー、ミンソが披露したKARA「ミスター」のカバーは、完成度が高いのはもちろん、3人から溢れ出てくるアイドルとしてのオーラが本当に眩しくて特に印象に残っています。彼女たちのパフォーマンスを生で見たのは初めてだったのですが、これまでも彼女たちのレベルの高さ、そして楽曲の良さに魅力を感じていたので、実際に生で見届けることができて幸せな時間でした。
・tripleS ∞! 1st Fan Concert in Japan "アンタイトル"東京公演
tripleSの日本選抜ユニットtripleS ∞!(トリプルエスハッチ)のファンコンサート東京公演がZepp DiverCity TOKYOで開催されました。今回のユニットのために選抜された8名で披露されたtripleSの楽曲はどれも新鮮でした。そして何よりもこのユニットのために作られた楽曲「アンタイトル」のパフォーマンスは一際揃っていて迫力がありました。中にはダンスディメンションVisionary Visionとしても活動していたメンバーもおり、その活動と並行しての練習は大変だったと話していましたが、その中で8名でこうして公演など、日本での活動を行ってくれたことに感謝したいと思いました。そして2月にtripleSのソウル公演に参加した際にも書きましたが、ユニットという少人数の規模になることで、これまであまり見えてこなかったメンバーそれぞれの魅力に気づく機会にもなり良かったです。
12月
・RESCENE in RED° TOKYO TOWER
RESCENEが東京タワー内にあるRED° TOKYO TOWER SKY STADIUMにてイベントを開催しました。2024年にデビューした彼女たちが、これまでリリースしてきた楽曲をもれなくパフォーマンスしてくれ、そのうちデビュー曲「UhUh」「YoYo」は日本語バージョンで披露してくれました。もれなく良いオリジナル曲を存分に楽しむことができただけでも大満足でしたが、日本人メンバー・ミナミがソロで優里の「ドライフラワー」、そしてメンバー全員で米津玄師の「Lemon」と、日本公演のために特別なパフォーマンスの準備もしてきてくれました。決して長い公演時間ではなかったものの、なんと3回も衣装をチェンジして登場し、そのどれもが可愛い衣装だったので印象に残っています。昨年の【今年の9枚】にもEP『SCENEDROME』を選ぶほど、楽曲、そして世界観が好きなグループだったので、今回日本で彼女たちの生パフォーマンスを堪能することができ、良い2024年の締めくくりとなりました。
感想
2024年も国内外で多くの魅力的な公演に参加することができました。特に9月に参加したRAPBEATでは、韓国でフェスに参加するのが初めてだったので新鮮でしたし、このフェスを通してより一層韓国音楽の盛り上がりを肌で感じることができて良い経験でした。まだまだ公演に行ってみたいなと思っているアーティストがたくさんいるので、2025年には彼らと会える機会が来ることを楽しみにしています。2025年も細々とですが【ライブレポ】は書いていこうと思っているので、ご興味ある部分だけでも読んでいただけると幸いです。最後までくださりありがとうございました!