TXT ワールドツアー ブラカン公演に行ってきました!
韓国の5人組ボーイズグループ、TOMORROW X TOGETHER(以下TXT)は3月末の韓国での公演を皮切りに2回目のワールドツアー「ACT : SWEET MIRAGE」を開催しました。私は日本での公演に2回参加することができたのですが、8月13日にフィリピンのブラカンで開催された公演にも参加してきました。今後ブラカンでのコンサートに参加する方に向けて、少しでも私の経験が役に立てばと思いnoteに残すことにしました。色々なトピックについて書いていますので、気になった部分だけでも読んでいただけますと嬉しいです!
(2023/09/06追記)
嬉しいことに12月には韓国でフィナーレの公演が開催されることになりました!文章の中には一部「最終日」の記載がありますが、このnoteを書いた時点ではブラカン公演が最終日でしたのでそのままにしております。タイトル等、一部は変更を加えました。
経緯
7月に京セラドームにて行われた追加公演に当選し参加してきました。その時メンバーのヒュニンカイが、MOA(TXTのファンダム名)の持つ「今日は私の誕生日です」等が書かれたボードを見つけては丁寧に「おめでとうございます!」と日本語で声掛けをしていたことが印象的でした。そんなヒュニンカイの誕生日前日(彼の誕生日は8月14日)、そしてワールドツアー最終日の公演で、次はたくさんのMOAと一緒にヒュニンカイの誕生日とツアー完走をお祝いしたいなとぼんやり考えるようになり、7月中旬ごろから準備を始めました。公演が行われるフィリピン・アリーナは約5万5千人のキャパシティを誇るアリーナで、8月25日から開催されるFIBAバスケットボール ワールドカップ2023の会場にもなっています。そんな大きな会場でのコンサートに参加するというのも魅力的なポイントでした。
事前準備
日本出国までに準備すること
・チケットの購入、バウチャーの印刷
今回チケットはSM TICKETSのサイトから自身のクレジットカードを利用して購入しました。日本での公演とは違い、カテゴリーごとに段階的に料金が決まっています。スタンディング以外の指定席は、実際に空席状況を見ながら好きな座席を選択して購入することができます。スタンディングの場合はAかBかを選択して購入します。支払いが完了したらバウチャーがPDFで発行されるので、日本で事前に印刷して持って行きます。スタンディングの場合はチケット購入後、日が近くなると整理番号(Quening Number)をサイトから確認できるようになるので、それを印刷またはスマホに保存して持って行きます。
↑整理番号の見方
・ブラカンまでの移動手段の確保
郊外に位置するフィリピン・アリーナまでの交通手段は残念ながらあまり多くありません。何より公演終了後は会場付近がかなり混雑しますので、当日にタクシーを捕まえることは難しいです。そのため事前に往復の交通手段を確保しておく必要があります。SM TICKETSでもシャトルバスのチケットを販売しているので、そういったものを利用したり、ハイヤーを事前に予約しておくのも良いかと思います。
私は今回TWOTEENTOURSが運営しているシャトルバスを利用しました。こちらは昨年のSEVENTEENのブラカン公演時に発足されたボランティアの団体だそうです。手続きは下記のような流れでした。
日本ではあまり馴染みのないTelegramというチャットアプリを利用することと、メインは英語でのやりとりになりますが、シャトルバスについてはもちろん、公演に関して少しでも心配なことがあればTelegramで気軽に質問できましたし、何より昨年発足し、ボランティアによって運営されているとは思えないほどしっかりとしたサービスでした。到着後簡単な昼食まで提供され、涼しい車内で食べることができたので食事の心配もありませんでした。どうしても終演後ホテルに戻る頃には深夜になり、夜道を歩くことが心配だったので、私はシャトルバスの予約をした後で、乗り場からできるだけ近い場所に位置するホテルを予約しました。
・情報収集
日本の公演ではTXTの日本公式SNSから各種案内がされますが、今回は主催者であるLive NationのSNSで案内がされていたので、フォローして事前に情報収集をしました。当日の持ち物にはワクチン接種証明書など日本で事前に取得が必要なものもありましたし、会場内に持ち込める荷物の大きさにも規定があったので、出発に向けて準備をする際には必ずチェックすることをおすすめします。
またフィリピンのファンベースが運営しているSNSもチェックしました。今回はヒュニンカイへのサプライズ企画などもここから情報収集しました。
フィリピンに着いてから準備すること
・チケットの引き換え
SM TICKETSのサイトから事前に購入したチケットは、バウチャーを当日までに実際の紙チケットに引き換える必要があります。SMの名のつくショッピングモールの中にあるチケットセンターに行けば引き換えてもらえます。私はSMモール・オブ・アジアの中にある映画館のチケット売り場で、バウチャーをパスポートと一緒に見せたところ引き換えてもらえました。
・場所の確認
先ほどのシャトルバスを利用する場合は、事前に集合場所を教えてもらえるので前もって確認しておくと当日安心かと思います。
当日の流れ
(今回私はスタンディングAのチケットを購入しましたので、あくまでその場合の流れになります)
当日のスケジュールに関しては、日が近くなると主催者のSNSで発表されます。今回は3週間前くらいに発表になりました。
フィリピンアリーナは会場が大きく、入場するのに時間がかかることもあり、今回は開演の4時間前である15時に開場時間が設定されていました。そのためスタンディングのチケットを所持し、かつできるだけ良い場所で見たい場合は、開場と同時に入場して場所を確保する必要があります。
私はSMモール・オブ・アジアからのシャトルバスを利用し、あまり渋滞もなかったので1時間半ほどで会場に到着しました。しばらくバスの中で休憩したのち、開場の約1時間前にバスを出て会場へ向かいました。
まずは自分のカテゴリーのゲートを目指しますが、それだけでもかなり歩きます。到着したら手荷物検査を受けて区域内に入ります。ここではペットボトルの水は未開栓のものも没収されてしまいました。その後チケットを見せてリストバンドとスローガンをもらい、カテゴリーの記載のあるスタンプを腕に押されたのち整理番号ごとに並ぶブースへと向かいます。周辺にはたくさんスタッフがいますので、わからないことがあれば気軽に聞けました。
アリーナ内にあるこのブースでしばらく待機し、開場時間になるとスタッフが番号をアナウンスし始めるので、自分の番号が呼ばれたら会場の中に入ります。このタイミングを逃すといくら良い整理番号だったとしても後から入場することになってしまいますのでご注意ください。スタンディングのフロアには席がないので、自由に自分の見たい場所でスペースを確保します。ここから開演までの約4時間は立ちっぱなしですとかなり疲れますので、地面に座るためにタオル等下に敷けるものを準備しておくとよいと思います。4時間待つのは最初こそ大変でしたが、前方のスクリーンに歴代MVが流れ始めると皆大盛り上がりで、そのリアクションを見ているだけでも楽しめました。そして何よりフィリピンのMOAは皆気さくで、話しかけてくれたMOAと推しの話をしたり持ってきたお菓子を交換して食べたりしているとあっという間に開演時間になりました。お手洗いもあまり並ぶことなく利用することができましたが、開演時間が近づくと皆起立し始め、一度場所を離れるとそのスペースを確保しておくことが難しくなるので、なるべく早いうちに行っておくことをおすすめします。
そしていよいよ公演スタートです。この会場に限った話ではありませんが、フィリピンは室内の冷房がかなり効いているので、調節しやすいパーカーやカーディガンは常に持っていくことをお勧めします。日本の公演とはまた雰囲気が異なり、TXTと一緒に歌ったり踊ったりしながら公演を楽しむフィリピンのMOAと過ごす時間はかけがえのないものでした。フィリピンのMOAがヒュニンカイの誕生日や、TXT全員に向けていくつかサプライズを企画していて、特にヒュニンカイがプロデュースに参加した楽曲「Dear Sputnik」の掛け声を誕生日仕様にしたサプライズは、お祝いしているこちらも胸が熱くなるくらい感動的でした。(こちらの動画が分かりやすかったです)たくさんお祝いする機会があり、ヒュニンカイもそのお祝いに気づいて喜んでいる姿を見ることができて、本当に行ってよかったなと思いました。また最新曲である「Do It Like That」やアンコールには「MOA Diary(Dubaddu Wari Wari)」を聴くこともできて大満足でした。
約3時間の公演終了後は乗ってきたバスに戻り、ホテルに到着した頃には日付が変わっていてヒュニンカイの誕生日当日になっていました。当日中にブラカンからマニラの空港へ向かい帰国するのはかなり厳しいですので、早くとも翌日午前の便にしておくと気持ち的にも安心かと思います。
(2023/08/30追記)
フィリピンのMOAによるサプライズイベントのひとつに、「Blue Spring」の際青い薔薇を掲げるという企画があったのですが、その時の薔薇の写真がTXTの公式Instagramに投稿されていました!(↓の5枚目)
観光
せっかく海外にまで来たからには、公演はもちろん観光も楽しみたいですよね。ですが先述の通りブラカンでの公演は1日がかりでかなり体力も使いますので、観光であまりエネルギーを使い過ぎないように気をつけてください!
私は公演前日にマニラに到着し、下記3ヶ所に立ち寄りましたのでよろしければ参考になさってください!
・センイルカフェ
マニラでヒュニンカイのセンイルカフェを開催している場所はないかな?と思いつき探してみたところ、ホテルから車で15分ほどの場所にあるUnnie 언니 Caféで開催されていることが判明したので行ってみました!
TXTの楽曲が流れる店内には続々とフィリピンのMOAが集まってきて賑わっていました。声をかけてもらい可愛らしいソンムルもたくさんいただきました。同時期には新出発を果たしたBBGIRLSのイベントも開催されていました。
・イントラムロスを竹の自転車でめぐる
16世紀にスペイン人によって建設された城郭都市であるイントラムロス(Intramuros)を、ガイドと共に竹でできた自転車(Bambike)で巡るツアーに参加してきました。フィリピンの路上は自動車やバイクの通行量がかなり多いですが、スタッフが常に見ていてくれて、適宜自動車を止めてくれるので安心して走行することができました。第二次世界大戦中に日本軍が残した砲台や、日本軍が多くのフィリピン人の犠牲者を出したサンチャゴ要塞の地下牢などを訪れ、日本とフィリピンの歴史について改めて考える機会となりました。マニラの風を受けながら自転車を走行するのは気持ちよかったですし、終了後に食べたアイスクリームはより一層美味しく感じました。
・ショッピングモール
今回私が訪れたSMモール・オブ・アジアは一日あっても回りきれないほど広大なショッピングモールでした。買い物や食事の他に、隣接するマニラ湾を眺めに行くのもおすすめです。スーパーも品揃え豊富でドライフルーツなどのお土産を購入しました。話は逸れますが、この場所は略してMOAの愛称で親しまれていて、TXTのファンダム名であるMOAと同じなのでどこか親近感が湧きました(笑)私が行った日は土曜日でしたので、休日を楽しむ家族連れやカップルで常に賑わっていました。
最後に
1ヶ月を切った時点でふと思い立って準備を始め、期間中も台風の影響が心配ではありましたが、心から行ってよかったと思える充実した滞在でした。今回のワールドツアーはブラカンが最終日で、これまで見てきたソロやユニットでのパフォーマンス、そしてセットリストをもう二度と味わうことができないのかと考えると寂しくなる瞬間が何回かありましたが、TXTの5人は既に次の活動の準備を進めていて、最後のメンバーからのコメントも達成感と希望に溢れたものばかりだったので、今から次の活動が楽しみになりました。そして何より熱狂的な声援でTXTを迎え、公演を盛り上げようとするフィリピンのMOAのエネルギーのおかげで、より一層楽しく、忘れられないひとときになりました。
K-POPのアーティストによるブラカン公演は、昨年のSEVENTEENを皮切りに、これまでBLACKPINK、TXTが行い、秋にはTWICEも予定されています。おそらく日本のドームクラスで公演ができるグループは、今後フィリピンでもこの会場を選ぶのではないかと思います。ブラカンのフィリピン・アリーナは往復の交通手段を確保して、余裕を持ったスケジュールを組むことができるのであれば、ぜひ行っていただきたい会場です。もし他のグループのブラカン公演への参加を検討している方で質問等がございましたら、分かる範囲でお答えしますのでコメントやX(Twitter)へ気軽にお寄せください。最後まで読んでくださりありがとうございました!