ゴキ中 超速対策△62銀
ゴキ中の天敵、超速の対策に、銀対抗×△62銀の構想を書き綴ります
こちらが△62銀とした局面
この構想は、先手が超速で▲78銀としクロスファイアを見せてきた時に使います。まあ超速穴熊とかにも使えますが今回はクロスファイアを仮想敵にします
先手が構わず▲77〜66銀と上がってくる場合は、後手も△53〜54銀と出ていきます。目には目を、2枚銀には2枚銀をといった具合です
通常なら先手は▲37桂と跳ねて▲45銀or桂を狙うのですが、45の数が足りないので無理です。▲38飛〜▲35歩の仕掛けは気になりますが、35で精算して△44角と上がれば対応可能。以下▲38飛に△45銀や△32飛のカウンターがあります
さて、先手としては後手が62銀で固めにくくなったので持久戦に切り替えたくなります。ここでは雁木穴熊を目指していますが、他に左美濃や玉頭位取りもあり得るところ。ただ後述する構想と同じように指してOKです
さて、後手としては固め合いは分が悪いので、これにも銀を出ていきます
後手の狙いが上図の△45銀。次に△36銀と△56歩を見ています。これは後手が主導権を握れそうですね
先手が△45銀の仕掛けを嫌うなら▲37桂と跳ねることになりますが、これには△32飛から3筋を狙っていきます。上の局面になれば上手くいっています
先手には角を転換する手段もあります。これには△51角〜△32飛としておきます。さらに▲38飛には△62角。徹底的に仕掛けを封じます
角転換に対して仕掛けるのは難しく固め合いになります。ただ2枚の銀が手厚く先手から仕掛けるのも難しいところで千日手濃厚です。後手番なので不満はないでしょう
以上、ゴキ中の超速対策△62銀の紹介でした。結構有力だと思っているのですが指している人をほぼ見かけません。よかったら使ってみてください