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逃げる強さ



最近、色々な人の話を読んだりしていて思うのは、過度なストレスを与えられるようなところに属していると、そこからなかなか抜け出せない事が往々にしてあるという事。



ブラックな環境やブラックな人間関係で働いている人や、死ぬ気で学校に通っている人。家族を恨みながらも同居している人。



心が壊れてしまうような不満を持ちながらもそこに立ち止まって耐える人が沢山いる。



もし、僕がそんな立場に身を置いたら、簡単に逃げ出してしまいそうだが、本来、難しい事なのかもしれない。



それはもう、僕なんかには計り知れない事情があるのかもしれないのだが、僕にはよくわからない。



まだ子供なら仕方ないが、大人ならブラックな会社なんて転職すればいいだけだし、家族の問題なんか少し離れて住めばいいだけ。



単純明快なんじゃないかなと思う一方で、それが出来ないのは、逃げられる強さが無いという事なのかもしれないなと思うに至りました。



ある程度の事を耐えるのも強さ。



常軌を逸したら、逃げられる強さ。



ちゃんと逃げられるのも強さなんだと思う。



すぐに逃げる僕でさえ、簡単に投げ出して逃げて来た訳じゃないけれど、我慢して潰れるくらいなら、逃げられる人の方が絶対に強い。



恥じる事なんてないんじゃないかな。



弱いから逃げたんじゃなくて、強いから逃げられたんだって思えたら、次の動き出しも良い方に変わってくるんじゃないかなと思う。



仕事が無くなったら、バイトでもしようとか軽い気持ちで考えている僕にとやかく言われたくないでしょうが、僕は思うんですよね。



過剰な我慢を強いられるような環境はほとんど改善されないし、時間の無駄だから、すぐに新しい方向を向いた方が人生にはプラスだと。



それを選択できるのも強さなんじゃないかなと思います。



逃げるなんて後ろ向きな言葉を使っているけど、ただの方向転換やリフレッシュにすぎない。



次に進もう。






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