Unintended - MUSE
暇でお金が無く、どこまでも自由で不自由だった19歳の頃。
食べるものも将来への希望もなく、ただ沈んでいく太陽を見ながらよくこの曲を聞いていた。
MUSE - Unintended
当時はインターネットで時間を潰すなんていう選択肢が、僕の中で皆無だったので、音楽が唯一の娯楽だったと言っても過言では無かったと思う。
今のように、何でも発信できるようなSNSも無かったので、孤独な者はとにかく孤独だった。
とはいえ、僕は友達と住んでいたので、友達がバイトから帰ってくれば、完全な孤独では無かったのだが。
この時期はとにかく歌ってたな。
一日の歌ってる率の世界ランキングがあったら、結構上位にランクインしたと思うくらい、ただひたすらに、もう無意識で歌っていた。
何かクリエイティブな事をしようとしても、発表する場が無いから、他の事は全然やる気がしない。
何もない、ただ無気力。
ただただ、Unintendedな何かを求めていたのかもしれない。
そんな時期の聞いていた曲です。
この無機質な浮遊感と言いますか、この感覚があの頃はとても心地よかった。
何もない空間にこの曲を小さく響かせて、酔いしれる。
心に沁みる一曲です。
良ければ、是非聞いてみてください。
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