リンゴマークのヘッドマウントディスプレイ
「Experience×Technology(体験×技術)」の今井です。
前回もメガネ型デバイスについてでしたが、今回も視覚に関するデバイスの紹介となります。
その名も「Vision Pro」です。
発表は2023年6月5日で、今さらというかたもいるかと思いますが、日本での購入開始は2024年6月28日。
既にヘッドマウントディスプレイとしてMeta Quest 3やViveなどがある程度普及しているなかで、どのような特徴があるのか、整理してみました。
まずはスペックについて、
ハードウェア
ディスプレイ: 高解像度マイクロOLEDディスプレイ
解像度: ピクセル(片眼あたり)
プロセッサ: Apple M2チップと新しいR1チップ
重量: 約600〜650グラム
バッテリー: 別体バッテリー(重さ353グラム)、最大2時間の使用が可能
センサーとカメラ
外部カメラ: 12個のカメラ(カラー、赤外線)
内部カメラ: 4個のIRカメラ
センサー: LiDARスキャナー、TrueDepthカメラシステム、6軸IMU
オーディオ
スピーカー: 空間オーディオ対応内蔵スピーカー
マイク: 高感度マイクアレイ
接続性
ワイヤレス: Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
有線接続: USB-Cポート
ソフトウェアと互換性
OS: visionOS
互換性デバイス: iPhone、iPad、Mac、Apple TVなど
他のデバイスとの相違点はソフトウェアにあります。Vision ProはiPhoneなどのiOSとの互換性が一番の特徴です。
OSというのはプログラム上の基礎的な部分ですが、他のヘッドマウントディスプレイデバイスはAndroidを基本としています。AndroidアプリはWindows、Mac OS X、Linuxなど様々なOSで制作が可能です。故に制作もしやすく、テストもしやすいものとなります。
Vision ProはApple製となります。Apple製の場合は基本iOSでのみ動くXcodeというアプリが必要となり、Apple製品でしか制作やテストができません。そのため互換性がありません。
そのため、製品やサービスとして行う場合、開発環境が作りやすいAndroidで動く他のヘッドマウントディスプレイ端末での開発を優先してしまいます。
ただ、プランナーとしてはいつかiOS環境内でしか開発できないVision Proでも開発ができればと思っています。
特に異なるOS間でのシームレスな連携や新たなアプリケーション開発の機会が増えることで、多くのユーザーに端末の隔たり無く体験を提供できることを楽しみにしています。
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