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Omiya駅に行った話(前編)

初ノートです。 
はじめましての皆さん 机上陽香と申す者です、よろしくお願いいたします。

これから少々時間をいただくかもしれないので、先にこの記事がどんな内容を含んでいるかを言わせていただきますと主観と曖昧な記憶を含んでいるような旅行記(?)です。

ですので曖昧な記憶に基づいた不確実な知識などが存在することがあります。そのためこの記事の内容を鵜呑みにせず、気になったことは調べてみてください。また、少しでも行ってみたいなって思っていただけたら幸いです。



大宮駅に行った話。

今回私は特に考えもなく大宮駅に行った。
考えもないのでただ見るだけに

柏駅と道中の余談

さて、ここは柏駅。 JJ-7
今回柏駅まで至る道中にも変な地名がいっぱいあった。北総のあたりはどうもクレイジーな地名がいっぱいあるようで。

例えば、これは駅名だが
木下(成田線我孫子支線)
きのした と読む人が非常に多いと思うが実は キオロシ と読んだりする。
他には 安食 とか 下総松崎 布佐、新木 我孫子 とか読めない名前ばっかりがこの北総の川沿いを通る我孫子支線にたくさんある。

我孫子駅撮影の成田線我孫子支線

こんな駅名ばっかりあるので、小林という駅名を おのばやし とか おばやし とかいうんじゃないかとすら思いそう。

今回見た中で一番イカれてたのは生板鍋子新田ですね。なんでそんな名前成立するんですかとすら思う印旛郡栄町の地名..まあこれは案外普通なのかも。長いだけで。

話を戻して、
柏は千葉の渋谷と称されることもある。 千葉県民にとっての若者の街という
結構ざっぱな印象で、そんなに栄えているのかぁと乱雑にも考えていた。
だが、千葉の渋谷は伊達じゃなかった。(次の次くらいの最後の記事のほうに書こうとおもう。)
とはいえ実際に駅前は千葉駅周辺と何らかシンパシーを感じるような、文字通りの都会だった。

だが千葉駅付近、千葉市などと明確に違うのは、京成電鉄が一切見えない。
いかにここが京成電鉄の勢力圏外であるか、厳密にはグループ会社はあるのかもしれないが、京成電鉄(および京成グループ)の息が存在しない千葉県の都市というのも目新しい。(多分松戸に行ったら新京成の畑で、おそらく京成に合併されて、京成勢力圏になると思う)

じゃあ、ここを勢力圏にしているのは何か。
それが今回乗車する路線の主、東武鉄道だ。

東武野田線は、大宮駅から春日部、野田市、流山おおたかの森、柏、新鎌ヶ谷、船橋を結ぶ千葉と埼玉を結ぶ、四分の一東京外環環状線のような路線だ。

さて
東口、ここは巨大なペデストリアンデッキの上に鎮座する、昔の水戸駅みたいな入り口。入り口は非常に簡素で、駅ビルのない水戸駅だった。
そして、はるか奥には、万里の長城のようにすら見えうる、巨大なるデパートの高島屋の城が聳え立っていた。

柏駅東口
西口の高島屋がよく見える

まさしく昔の水戸駅EXCELを想像してしまうような景色である。

とまあ、私の偏見で、柏駅のことを昔の水戸駅の最終進化系のような駅だって思っている。
昔の水戸駅は北口が強く栄えていて、EXCELのビルがよく見えていた。
一方で南口はペデストリアンデッキ以外は再開発のために駅ビルがなく、凄まじくスリムに見えていた。また、入り口が小さくて、なんというか雰囲気的にかなりこじんまりしていたようにも、閉塞的な開放感を演出するような空間だった。

なお今はEXCEL南が出来上がったりして、普通に駅ビルの聳えるクソデカ入口になった。

柏駅の東口もその昔の水戸駅と同じような雰囲気を感じつつも駅と以外の面には水戸駅とは違って、ビックカメラや洋服の青山があるとか、普通にデパートがあったりとあたりに明らかに水戸との格の違いを強く感じた。

昔の水戸駅北口にはでかい商業施設があったらしいが、今では巨大な更地だし、なんなら駅に近いマルイは死んだ。(南口にOPAは増えたりしているのであながちプラマイゼロなのかもしれないが、水戸駅北口の巨大な更地に、転生した第三セクター経営の過疎気味のマイムビルをみると朧げにも衰退という言葉が駆け抜ける。)

さて話を戻して、改札内。
JR柏駅は常磐緩行線、常磐快速線が乗り入れる島式二面四線の駅だ
我孫子駅に比べてホームの数は少ない。(我孫子は島式3面六線ーまあそりゃあJRの分岐駅だし、終点でもあるからそりゃあそう)
常磐線だけのホームとかの規模で見ればなんともいえない大きさである

しかしながら、我らが特急ひたちですら停車することがあり、さらには特急ときわのほとんどが停車するほどにかなり規模の大きいターミナル駅である。(というか千葉県の中では二位と三位を反復横跳びする千葉どころか首都圏の中ではそこそこの巨大ターミナルである。(首都圏30位くらいかな)対抗となる駅は二つとも船橋市にあるので、船橋の方がいかれているのかもしれないが)
一方で我孫子駅は特急ときわ、ひたちは停車しない。

だが、今回は乗車しない。東京には向かわないし、今回は常磐緩行線→武蔵野線→京浜東北・埼京線経由では大宮には向かわない。

東武野田線乗車(柏〜大宮)


そこで乗っていくのは東武野田線だ。
東武野田線は大宮を起終点として、柏を経由して船橋に至る路線だ。
その中でも柏駅は系統分離駅としても、ターミナルとしても強い。
まずターミナルとしては、東武鉄道公式ホームページより2023年のデータ。
(引用はhttps://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2023.pdf 東武アーバンパークライン・東武伊勢崎線データ より)
一部の主要駅のみを取り上げて 乗降客数一日平均
大宮駅 124,558人 -JR東北本線、上野東京ライン、湘南新宿ライン、京浜東北線、埼京線、川越線、新幹線、ニューシャトル乗り換え
岩槻駅 34,228 人
春日部駅 63,817 人 東武伊勢崎線乗り換え
(春日部駅は東武伊勢崎線と合算のため参考程度に)
運河駅 20,859 人
流山おおたかの森駅 62,862 人 つくばエクスプレス線乗り換え
柏駅 141,087 人 JR常磐快速線、常磐緩行線 乗り換え
新鎌ヶ谷 43,717 人 新京成線 北総線(成田スカイアクセス線)乗り換え
船橋 112,702 人 JR総武快速線、総武緩行線 京成本線 乗り換え
と言ったように実は柏駅が東武野田線の駅としては首位の駅である。
この柏がいかに巨大なターミナルかがお分かりいただけたであろうか。


また、柏駅自体が系統分離駅としてあることなどや、とある事情によりかなり特殊な構造をしており、東武柏駅は常磐線に比べてさらにイカれた駅構造をしている。
頭端式ホーム二面四線のスイッチバック駅。(大半はここで系統分離され、船橋方面、大宮方面に分割されている。) ごく一部、というか急行列車が直通している。

このスイッチバックの理由は、異なる二路線を繋げたからできた産物。
歴史が複雑なのであまり語らないが、最終的に路線を保有していた総武鉄道(北総鉄道)が東武鉄道に合併されたらしい。
ここの総武鉄道は紛らわしいが総武本線の元ネタの方の総武鉄道ではないと思われる。(あんまり断言できない)

なおその総武鉄道は京成電鉄とも仲良かったらしいが、紆余曲折あり、東武の手に渡ったらしい
もしもこの路線が歴史的な分岐を考えて京成電鉄のものだったら、また違う柏駅周辺だったのかも知れない。

そう、存在しない未来を微かに考えながら、改札を潜る。
絶妙に地下っぽい薄暗さがクセになるような、なんというかこれからたびにでるんだっていう、私の薄っぺらい旅情を掻き立てる。別に旅ってものでもないが、頭端式ホームの終点感から得られる感じは、唯一無二のものである。(スイッチバックで直通するため)

そしてこの日はやけに東武8000型が多く、3つくらい集合していたようにも見えた。

見えにくいかもしれないがどちらも8000のハズ…


行き止まりに感じる終点の風味を僅かに嗅ぎながら1番線の各駅停車大宮行きに乗車した。

古い車両に歴史を感じながら進んでいく。

古さからかかなり揺れを感じつつ、それが踏切の音を割っていくような不思議な感覚で進んでいく。一方でこの路線では女性専用車両が運転されており、隣の車両が女性専用車両だった。

その女性専用車両の表記が私を一瞬でもここが都会だと主張していると錯覚するほどだ、ラッシュ時はそこまで人がいるのだろうか..。

8000型は車両間の移動に扉がない。そしてかなり開けたような形になっているので隣の車両がよく見える。また、椅子は7人がけで背もたれがやや斜め。更には自動放送もない。
いつぞやの209よりも古いと思われるだけあって、昔に取り付けられた案内のフォントに何かしらの懐かしさを感じる。
さらには窓の開け方にも時代を感じる。

乗車した車番?(表示されないかも)



窓の雰囲気はこんな形。上半分の写真なかった…。
どこかしらの駅で撮影した写真。椅子が写っているので。

本来東武野田線は申し訳ないことを言うが、東京近郊のベットタウンのような箇所を繋げるような路線である。だから、完全な田舎ってわけじゃないが、都会人が考える田舎に少しばかり近い印象を受ける。

この東武野田線の特徴は遠距離需要、要するに柏から直で大宮まで行く人が少ない。理由はこの路線がどちらかといえば地域の路線に近い形態であるためなのかもしれない。
どちらかといえば、近い距離の東京方面への乗り換えターミナル駅(大宮、流山おおたかの森、柏、新鎌ヶ谷、船橋)とそこから数駅の地域をつなぐ路線としての趣が強く存在している。

ただし、その中でも最近は長距離利用を想定した急行列車を設定するなどの遠距離需要も見据えたようなダイヤ改正を行なっている。ようで、船橋ー柏間の急行運転を行うようになった。

車掌の声を擦り切ったようにするほどの車両のスピーカーの音量の低さに困惑しつつ、早くも流山おおたかの森。

つくばエクスプレス乗り換え駅ということでそこそこの人が降りて行った。
柏と流山おおたかの森は常磐線とTX線の乗り換えというか、接続をとるような形になっており、一定の需要があるように見受けられる。

こんなにも私たちからみたら都会を通るのに車両一つで雰囲気がガラリと変わる。そう思わせる人の量と駅の周辺が見えた。
以後は大宮まで主要駅をピックアップして伝える。

運河駅
ここは東武野田線の中でも現状重要な駅である。別にターミナルというわけではない。

この駅から先なんと東武野田線は基本的に単線での運行となる。
東武野田線は最近になって複線化工事が行われるようになっており、のこるここから春日部までは需要が低い地域であると遠回しにディスっている(でも本数はそこそこあるし、利用客1000人以上なんだからかなり多い)
それでも普通に考えてみれば、急行全停車というかなりチグハグな印象もある。
確かにこの運河から春日部までは乗換駅が存在しない。厳密には秘密の乗換駅があるのかもしれないが、聞いたことはない。

確かに急行という種別の、中規模以上のターミナル同士の接続を図るという性質ととともに、この乗り換え駅のない区間の住民がより早く柏、大宮といったターミナルに接続を計りやすくなると考えたら妥当なのではないだろうか。

ともかく急行列車はこの先区間的に通過が厳しいので各駅停車として運行することになる
この単線区間では今回の旅では停車待ちの時間がかなり少なく、そこまで待った印象はなかった。
だが、それは現状の本数と行き違い可能駅の多さによって成り立っているもので、今後の増便に関しては一抹の不安がある。

野田市くらいまでは案外複線化できそうだなあと車窓を見つめて、そして高架にぐっっと上がっていく。
広がる世界には、あまりにローカルな車窓が似合わないほど、自然と都市が調和したような、郊外ならではの空間があった。
一方に目を向けると、これでもかと圧迫するようなビル群が、一方を向くとルートインホテルが主張するような郊外が。

ローカルではない、だが完全な大都会ではないその中間のような独特の雰囲気を醸し出していた。
さらには駅前の醤油工場などもさらにその唯一無二の雰囲気を醸し出していた。

高架まだ新しく、運行本数に対してかなりの白さを誇っていた。
そして東部野田市駅
なぜか野田市という名称。

東武野田市駅 かなり新しい

あたらしい駅で、行き先表示器なども急行も普通も運河・春日部までは各駅だとは思わせないほどに豪華だった。でも乗降客数は比較的少なかったり、単線区間の高架駅だったり、2面4線という単線区間の中間に近い割に設備が豪華と何かと変な雰囲気がある。

副駅名で物知り醤油館前といったような名前がついていて、さすが醤油の名所たる野田だなぁと思った。(私としては銚子の方が近いのでそっちが思い浮かぶ)野田は醤油の町でキッコーマンの工場がある、昔は工場からの貨物輸送も行っていたようだ。

次の愛宕まで高架区間が続いて行く。あと愛宕の次くらいから地面に降りると複線化用地なくないってなってきた。

そして、七光台。

この七光台では通常より長い停車を行なった。理由は簡単である、ここで車掌などの乗務員交代が発生するため。
また車両基地っぽいのも奥に見えた。
実際に運行の都合上で8時代は柏発大宮方面は結構七光台行きが多いように見えた。
おそらく野田市より先まで行く、なおかつ運転の都合上ちょうどいい行き先なのかと思った。

遠距離利用者としては絶妙に反応に困りそうな時間でもあるが…
ここから春日部くらいまでは大体住宅街という言葉が一番すっぽり埋まるような場所だった。

春日部

東武春日部駅、遠くに見えるは半蔵門線の車両。
東武春日部駅のちょっとまえ、昔は伊勢崎線との連絡線があったが高架化工事のため撤去された。 そのため伊勢崎線に直通するアーバンパークライナーがしばらく運行されていない。


クレヨンしんちゃんで知られる春日部市、この駅から再び複線となり、急行運転が再開される。
この春日部駅は高架化工事が進んでおり、この地上ホームも長くないのかと思った。
その高架化によってこの東武春日部駅は将来東武鉄道でも最大規模を誇るホームを持つターミナルになるとかならないとか。 
(知りたい方が参考になりそうな資料として
春日部市: https://www.city.kasukabe.lg.jp/jigyoshamuke/toshikeikaku/kasukabeekifukinrenzokurittaikosajigyowosusumeteimasu/index.html 

埼玉県:
https://www.pref.saitama.lg.jp/b1016/kouzi.html

埼玉新聞: https://www.saitama-np.co.jp/articles/7958/postDetail 
 を
を提示させていただく。(東武鉄道のは探せなかった。)
余談だが最近では松山駅だったかが駅舎とかが変わったかな…。


ここ最近イトーヨーカドーの閉店ラッシュが起きており、閉店するイトーヨーカドーがある地域全体で悲しみの声が出ているが、ついにこの春日部駅のイトーヨーカドーも閉店してしまうらしい。
かなりクレヨンしんちゃんとのタイアップがされていたことを思い返すと、消える時は一瞬なんだなぁとすら思う。 余談だがこの小旅行の前日にイトーヨーカドー津田沼店も閉店したらしい。

発車メロディーのクレヨンしんちゃんとともに生きてきたこの街はどんどんと変わっていく。

この駅で降りることは今回なかったが、個人的に駅の高架化やイトーヨーカドー閉店などの事象でどのように街が変わるかが気になる。またこの駅は東武の主要駅であることもひしひしと伝わるように、車掌の方が東武伊勢崎線系統の列車の発車時刻をかなり多く取り上げていた。

あとメトロ車とかがいっぱいみれた(半蔵門線と日比谷線っぽいやつが)

一方でここから大宮勢力圏とも言えるように春日部からかなり多く大宮方面への乗車があった。

実際に地下鉄直通なんかもすごく多そうに見えたので、いつか降りたいな。
春日部つむぎはこの街にいるのかが気になる…。

岩槻
埼玉高速鉄道を延伸してくれって言われている地域。さいたま市岩槻区の主要駅であり、大宮の手前の急行停車駅である。一方で野田線として他社線・自社線に接続しない東武野田線単独駅である。

現状岩槻区民は東京まで行く手段がこの東武野田線しかなく、大宮・春日部乗り換えが必須である。浦和通勤とかも大変そう。 今後埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線を延伸するとかしないとか。 現状あの路線は高額鉄道なので、成功することを願っている。
なおここで学生とみられる人がいっぱい降りて行っていた。

そうやって踏切を噛みちぎりながら、駅を踏みながら、だんだんと歳を重ねた電車はさいたまの中枢へと足を踏み入れる。 ここにいる9割近くの人間は路線の性質などを合わせて考えて見れば、それが既知との接触で、目新しい概念のソレではないとは思っている。
だが、私にとっては別世界である。

大宮の手前、東武特急が宇都宮線っぽい線路を走っていっていた(あれは特急鬼怒川?)

特急スペーシア?

写真は撮れたかどうかはわからないが、とにかく、都会という概念がどんどんと私に抱きつき始めているというのがひしひしと伝わった。(東京23区民には田舎扱いなのかもしれないが、茨城県民としてはそんな感想に陥る。あくまで個人の一意見)

長いようで短い一時間の路線乗車を締めくくるように、どんどんと宇都宮線、高崎線そして高架には新幹線が集合して行き、
さて、大宮。

こんなに記事を書いておきながら、説明しかしてないのでかなり味が薄い.。ここからはなんとかしなくては

大宮駅到着


つく際に京浜東北線の終点ホームが見え、本格的な都心の香りを運んできた車両に、興奮を覚えつつ、ブレーキが唸った。

東武大宮駅は一面二線のシンプルな駅。(東武野田線自体が東武鉄道の超主要路線ではなかったのでそこまでテコ入れされてない?)

特徴としては 1号車方に改札があり、5号車、6号車の場合はそこそこ歩かなきゃいけないということ。
また、交互発車っぽい。

駅名標の上には古い字体の おおみや が鉄道の街たる感じをこれでもかと醸し出していた。 あくまでここは東武の駅だが、かなりワクワクするものだった。

東武大宮駅改札(表示されないかも)

東武大宮駅は大宮駅とは違い、ローカル感のある広告が貼ってあったり、埼玉ローカルを僅かに感じる。そして結構駐車場なんかも見えて、かなり限界的な用地をしてそうだなと感じた。

一方でその片鱗に会う量じゃないような尋常じゃないくらいの混雑がホームを埋めていた。
6両編成の収容力に脱帽する一方、5号車末端にいた私はこの満員の中での改札外への移動を余儀なくされた。

改札はかなり多いのに、それでも足りないと思わせる程度には道幅が狭く、ギッチギチだった。

中は絶妙にローカルな都会の駅といった風貌で、並ぶエスカレーターがいかにも都心の片鱗のようなスタイリッシュさとローカルさが混じった東武大宮駅を混雑の中堪能して、巨大な大宮駅構内に飛び出した。

構内さながら都心の駅で、さっき行ったような東武大宮駅のローカル広告というよりはるかにJR東日本の城の一つのような雰囲気。
巨大な東西の連絡通路がまさに柏駅の比にならないほどに巨大で、中央に鉄道車両をおいても問題ないほど巨大に感じた。

大宮駅中央改札前

そしてそれを埋め尽くす人の数の多いこと。
さらには、駅ビルのLUMINEとLUMINE2への入り口が数多にある。JR東日本が運営しているイオンモールとさえ錯覚する、そんな巨大な空間。

ただただ、莫大に大きくて、都会。
そんな言葉が似合うまさしく首都圏の広告が屯するような、都心の破片を錠剤にした駅だ。

一方で東武野田線の印象は柏駅以上に影が薄い。東武野田線は一面二線。JR大宮きはまさしく比にならない世界だ。(案内が少ない)

全く違う世界が、鉄道会社の垣根がよく見えていた。

JR東日本の東京駅が都心に対する最大限のコンパクト化がされた駅(駅ビルおよび周辺商業施設を除く)だとしたらJR大宮駅は運行の拠点駅としての余裕すら見て取れるのである。

実際にJR東日本の駅の中では7番目の利用を誇っているらしい。
東北・上越・北陸新幹線、東北本線・高崎線というかなりの路線の分岐の起点となる駅。 かつてはここに駅がなかったという事実さえも想像できない。

実際にこの大宮区全体で、鉄道の街と称している。

改札の上の緑色のやつ、千葉とか宇都宮とかだと結構見る感じのとか。

JA、JS、JU、JK といったナンバリングを映す世界。
まさしく首都圏そのもの。(茨城、栃木、群馬とかだとあんまり見れない。)
それよりすることがある

大宮駅東口


大宮駅東口中心的に出入りがあるのはここに写っていまい東口(北)

ここは大宮駅東口、以前に行った西口とは違う空気を醸し出す場所。
西口とは違うと称したのは簡単。

東口(北)は根本的に西口との作りが違う。
まず、近くを見渡すは、巨大なロータリー。

先ほど言ったような、どこか余裕が見えるのだ。そんなことはなさそうではあるが。
その余裕とビルの高さが、無限にこの都市が生成され続ける、そんな風格を見せつけている。

とはいえそれだけではなく、商店街が待ち構える。

それはまた違った、異世界への入り口のようにも見てとれた。これが大宮の真髄だったとするならば、私はまだ何も知らないことになる。
ただ、ケバブのような違うような、一瞬の匂いにどこか秋葉原を思い出した。

もしかしたらこれが都会の匂いなのかと思えば、なんらかノスタルジックと都会の普遍性に埋もれてしまった世界なのかとも。

そんなことはさておきご飯を食べよう。

..とはいったもののリサーチとか、時間が合うかわからないとか、金銭の関係でおとなしく松のやで食べていた。

道中、これが大宮かーと、街を眺めていた。
基本的には千葉とか柏とかで見たような、繁華街と称されるような商業ビルの巣窟が電線という糸で結ばれていた。
一方で、時折商店街の入り口があり、よくあるお店がありつつも、雰囲気が完全に異世界。こういう、過去と現代の開発が混じり合う街は私は好きだ。
そう思いつつ、松のやのビル前に着いた。

普通に美味いんだからいーじゃん、とか思いつつも大宮でしか食べられないような、そういうご飯を食べるべきだったかなぁと思いながら。
実際美味しそうなお店はたくさんあったし、次行くときは勇気を出して行ってみたい。

実際630円くらいで大盛りが食えるというのであれば学生にとっては至高の域なのかもしれない。

少々の惜しさを感じながらも、サクッとした感覚やご飯がおいしく、すぐに食べきってしまった。

東口散策記録(前編)

    
次に寄ったのはタイトーのゲーセン。
まあ特にゲーセンではそんなにすることはなかった。

ここで本日の4 * 全財産(100円)を使い果たし、何一つとして得られなかった。悲しいぬ。
あとで考えたけど、大宮駅で新幹線・在来線の観察を一時間する程度でもたったの150円なので、クレーンゲームがいかに高額な遊戯かが今でも私の心臓をかき乱すようになってしまった..。(音ゲーなら100円で3回できるし..)
あと友人がプレイしている艦これアーケードも100円か..(カードが出るのでクレーンゲームで負の感情と空の景品を手に入れるよりは充足感があるのだろうか。)

無景品で一定のお金を落とさないと、ただ浪費した感情になるのに一発ゲットというダイスに何度もベットしてしまう。 やったことはないがパチンコなんかもそういう側面があるのかと思うと、自分の正常な判断どこまでブレーキになるかが不安になる。

体験よりも物質的に残る方が圧倒的に快楽感が強いのだろうか、それとも金を散財するという行為自体が気持ちいいのだろうか。景品が欲しいのであれば、買うのと変わらないので、いっぱい一つの台に大金を注ぎ込めばいいがなぜか数百円やって、別の台にまた百円を入れる。
(最近よく見る、プライズ専用フィギュアとかじゃない、純粋にAmaz○nとかで売ってそうなでかいお菓子をとるものなんてのは、絶対に自分たちが元を撮るのは不可能だ、なんでやってるかといえば私は疑問だが、おそらく体験というものの規模の優秀さを実感する。)

不確実に雑にお金を入れるより、優秀な店舗を探すという方法で台の性質を調べて、一番いい店舗で欲しい商品にお金を入れるのが一番いいのかもしれない。

まあ、そんなことができたら今頃散財はしてないと思うのだが。

とにかく、
これを最初に考えた人間は凄まじく頭がいいのか、それとも私が物欲まみれということは確かだと思う..。
(これ本当に大宮行った話か?)

次にラクーン大宮という場所に行った。
よしもとの劇場がある程度にはかなりしっかりした場所だった。
エレベーターで見た楽園という文字に若干の恐怖を感じつつ(パチンコだった)、ドンキホーテやブックオフを見ていた

構成店舗にある、埼玉レジャーランドとかなどの雰囲気とは意外に合わない今風の感じの建物だ。ただ建物の大きさなどや、ゲーセンの多さに雰囲気の違いを感じた。

ブックオフ目当てで今回はここに来ていたが、この記事に100を掛けたくらい分厚い英語のhtml大全集的な本が200円で叩き売りされていた。

重そうだったので買わなかったが、あれは買っても面白かったんじゃないかなぁと感じつつも。

なお、初音ミク系のCDなどはリサーチ不足かシンプルに存在してないかで、悲しいことにほとんどなかった..。それが心残りだったが、まあいいだろうと、あとで駿河屋も見るだろうし、なんら問題はないように思えた。

ということで一旦街を散策することにした。
その商店街の雰囲気が気になったので、進んでみた。

ちょっとばかり古い雰囲気を残したそんな入り口だった。
商店街という概念、私はあまり触れたことがない。
ABCマートがこんにちわするさらに奥には、それらの空気とは違う何かを孕んだ世界が見えていた。

高級布団屋という古い文字に、なんらかの時代感を感じて、ただ進む。
特に商店街とかはお店が開くのが遅かったりすることもある。そのためか、どこからしら暗さを帯びていて、それが何か神秘性を醸し出す。実際に進んでみると

..本来であればここにはカードでお金の看板というそこまでくだらない話があったが、googleストリートビューで見つけることができなかったため、なんらかの勘違いか、幻覚かを考えて記載しないことにしました。(私の目には映っていたはずだが、一切の資料を発見することができずあれは幻覚だったのだろうか。それがなおも神秘性を引き立たせるような…。)

 そんな、神秘性に付随する何かしらのアングラ感(?)が伝わるような中でも、普通に八百屋さんなどや古いお店があったり、逆にチェーン店みたいなのもあったり、さっき述べたようなラクーン大宮への入り口がスタイリッシュに待ち構えていりする。

それは過去のお店と今のお店とかき混ぜた闇鍋がそこにあった。
コンセプトのない美しいせかいとも言えるのか。

そんな大宮駅の商店街(一番街)も、いずれ変わって行くのだろうか。
だが現状はそんなカオスが残るいい場所なのかとも思う。

と、ある程度進んだあたりでパソコンオタクの僅かな本能が燃え上がり、ドスパラ方面へと向かった(にわか)


ちょっと疲れたのでそろそろ終わりにしよう。
次もまた余裕があれば執筆したいと思う。

追記

書いてたら1万文字超えました。どちらかといえば無理やり伸ばしたが。
なるべく書けるデータには出典を設けたいな..。
あとは案外写真が少ないので許してください。 よく見たら全然とってない。とってるのはback room っぽいようなそうじゃないようなちょっとだけ不気味な写真だけだった…(あと新幹線)

あとこの記事を作るのに3日位かかったかも、作業速度の遅さよ

あとは一部の画像を添付する際に通信回線が悪かった場合があるので適切に添付されてないかもしれません…。
この記事の内容が良ければ ❜(^々^)❜とでも感想を流してくれると嬉しいです。

あとここまでご覧いただいた皆さんに春日部の前後の駅あたりで見た車両投げておきます(作業用の車両かなと思ったり)

たぶん東武鉄道所有だと思われる車両。

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