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zetsumetsusengyo
気質
愚痴の多い人は、共感を求める。
不満の多い人は、満たされない感情を吐き出す。
怒りっぽい人は、人に噛みついてストレスを発散する。
心の中でそんなふうに思っていました。
私は負の感情を表に出すのが苦手だし、出す人も正直あまり得意ではないです。
私は日ごろ、優しいとか穏やかと言われます。たぶん私もそういう気質だなとは思っています。
でも私にも心の中に毒があって、たまに吐き出したくなる時があります。
猛毒です。
口に出すと相手が傷つくような毒を、腹に据えている時があります。
でも自分の美学としてそれは表に出さないです。
口に出すということは自己満足だということもわかっているし、出さずにいればいずれ消化されることもわかっているからです。
あと、口に出すと癖になるから。
長くなりましたが、ここから本題です。
日ごろ優しいと思われている私が、猛毒を腹に据えている時があるように、日ごろ負の感情を出す人も違う一面があるんじゃないかと。
なので相手の言葉だけを読むのではなく、そこまでに行き着いた過程や、心の奥底の部分も読めるようになれたらいいなと思いました。
きっと気質的な部分が表面化されてるだけだと思うことができれば、私の苦手意識も少しは薄まるだろうし、負の感情に隠れた『正の部分』も見えてくるんだろうなと思いました。
奥深いなあ人間って。
おわり。