第35節 ベガルタ仙台
前節は鹿児島を迎えて競り勝ち、再び首位に浮上した。
そして、今節は中断期間を挟んでアウェイでベガルタ仙台と対戦する。
今節でのJ1復帰となる条件は、3位の長崎が引き分け以下であれば決定するが、長崎は翌日の試合となるため、仙台の地でJ1復帰を決めるには勝利が条件となっている。
早速仙台に到着したのは良いのだが、仙台で楽しみを見つけるのが一苦労だ。今回も前回同様に日帰りなのだが、今回は前回と違い試合開始4時間前の到着なのだ。前回は2時間前に到着にしてスムーズにスタジアムへ行けたが、今回は10時前に仙台へ到着した。
試合までどこで過ごそうかと考えていたのだが、全く見つからずに悩むこと数日。悩んだ時の最終手段は甘いものを食べるということを考えた。そして検索した結果、仙台でとても有名なかき氷屋が見つかった。
やって来た「梵くら」というお店は、至る所まで自家製で無添加のかき氷が売りのお店だ。スイーツ百名店に選ばれたこともあるお店でもあるようだ。
しかし、このお店のかき氷は値段が破格なのだ。多くの商品が3000円〜なのである。想定以上の値段で尻込みしてしまい、直前まで行くか悩んでいたものの、なんとか向かってみることにした。
開店直後に到着したが先客はなし。おそらく夫婦で営んでいると思われ、お2人に迎え入れられた。
破格の値段なので絶対にハズレを引きたくはなく、普段は行わないがオススメを聞いてみた。オススメはバニラ系のかき氷とのこと。お店で使用するバニラは、入手困難で希少な品種であるタヒチ産のバニラビーンズとのことで、初めての方には是非とお話を受け、バニラ系のかき氷を注文した。
頼んだのは3980円のみかんとカシスを使ったバニラ系のかき氷だ。
さっそく上部のみかん部分を食べてみると、みかんは酸味がありつつ、みるくとバニラビーンズがまろやかにさせ抜群の美味しさだった。そして、下部のカシスへ移るとさらに衝撃の美味しさだった。
こちらのカシスは甘さが強めでそのままでも美味しかったが、みるくとバニラビーンズが合わさると史上最高の美味しさへ進化するのだ。
また、みかんとカシスのコンビネーションは言わずもがなで、3パターンの味が楽しめる最高の一杯と言っても良いだろう。
尻込みしたものの後悔しない出会いとなり、意気揚々とスタジアムへ向かった。
到着してすぐ、この試合にベンチ入りしていたマテウスとの再会を楽しむ姿が見られた。四方田監督も笑顔で声をかけていた。
サポーター達も気合十分だ。最高の瞬間を共に分かち合うために、選手のウォーミングアップ前から最高の雰囲気を作り上げていた。
ウォーミングアップの選手達も気合十分。
万全の状態でキックオフを迎えた。
ベガルタはプレーオフ進出のためには負けられず、キックオフ直後から迫力ある動きを見せていると、6分に相良が左足を振り抜き先制ゴールをあげ、横浜はいきなり劣勢に立たされた。
取り返そうと攻め込むも、仙台の牙城に阻まれ続けると、33分にセットプレーからの流れでエロンに決められ、前半で2点のビハインドとなってしまった。
後半開始から2人投入。ガブが拓海に、慶治朗が伊藤翔へと交代した。
キックオフから猛烈な波状攻撃で仙台ゴールへ襲いかかり、ソロモン、カプ、小倉も投入し攻め込み続けたが、41分にカウンターから工藤に決められ勝負あった。
ベガルタ仙台にシーズンダブルを喫し、今シーズン初の3失点と75分以降の初失点、そして無敗記録も20でストップした。
試合終了後は一部サポーターからの挑発により不穏な空気に。せっかく立て直された感があるゴール裏に影を落とす結果になってしまった。
J2から最後に最大の課題を提示されてしまった。翌日に長崎の試合が控えるが、長崎には是非とも勝利をして頂き、最大の課題をクリアして自力でJ1へ返り咲く必要があるだろう。
たまたま捉えてしまったシーンだが、試合終了後の握手をせずに山根が引き上げようとしていた。気づいた福森が一喝し仙台の選手と握手をしたが、審判団との握手をせず再び引き上げようとした。そこでも福森が一喝し審判団と握手をしていたが、悔しさや苛立ちがあったとしても見逃せない行為だった。
次節は岡山をホームに迎える。残り3試合をしっかりと勝ち続け、J2をしっかりと卒業したい。
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