第3節 モンテディオ山形
本来は大阪へ向かう車内で書く予定だったが、出資馬の出走回避によって自宅で書いている。
楽しみな重賞挑戦の予想も中止して、山形戦の振り返りを行おう。
ウォーミングアップ
前節の憔悴が心配されたが、福森からのクロスに素晴らしいダイビングヘッドを決め、サポーターから歓声があがった。
そして大分戦では無かった、名物?のヘディング練習が見られた。
開幕連勝を決めた山形に対して、開始早々からいくつもチャンスを作る。
山根からのスルーパスを森が受けシュートを放つも止められてしまう。
さらにカプリーニからのパスを慶治朗が左足ボレーを放つもGK後藤がファインセーブ。あれを止められたら仕方ない。
ただ、得点の匂いがする攻撃が続いた。
しかし、一瞬の隙をつかれ山形が左サイドへサイドチェンジをすると、古巣対決となる坂本亘基が突破を試みる。しかし、気合十分の永遠が見事に防ぎきった。
終始、坂本へは山根、岩武コンビが闘志剥き出しで対応し完封した。
新作のチャント「ブチ込め横浜」が歌われると、それを受けたチームが早速期待に応える。
福森からのパスに慶治朗が反応。左サイド抜け出しクロスを送ると、フリーになっていた永遠が右足を振り抜くも大きく左に逸れてしまうが、そのシュートにカプリーニが右足で合わせて先制する。
その後も攻勢を緩めず攻め続けるも、追加点は得られず前半は終了した。
そんな中、先制点のシーンで潰れ役となった森が負傷で退場となった。軽傷ではなさそうな雰囲気で、3試合連続でケガ人が発生してしまった。
後半は、前半ほどの勢いは無かったが、終始横浜が優勢で試合を運んでいく。押し込み続けるが、なかなか追加点が奪えなかった。
後半27分に英二郎から拓海、慶治朗から中野に変更すると、そのコンビがATに試合を決める。
拓海から中野へパスが渡り、カットインから右足を振り抜き勝利を決める追加点をあげた。
今節も平穏無事な試合展開に。ピンチを救う場面を見たい気もするが、それはまたいずれやってくるという事で。
坂本を完全に封じ込めたのは素晴らしいが、サポーターの気持ちが移っているかの如く、いつもより熱くなりすぎている感じもした。ただ、カードを貰う覚悟で止めにいったり、前節同様にペナルティエリア内へ侵入しチャンス作るなど、まさに大車輪の活躍。さすがキャプテンといったところだ。
盤石。これ以上でもこれ以下でもない。
ソロモンが潰された時に駆けつけ、熊本に睨みを利かせた姿は凄みがあった。
加入が発表されてから守備面の不安が取り沙汰されていたが、長年J1でスタメンを飾る程の選手なのに失礼ではないかと思いつつ、疑念が生まれていたことは否めない。ただ、この試合ではゼインを完封しつつ、持ち前のパスも存分に活かされた。これで、守備面の不安は無くなるだろう。
また、大分戦で好相性と感じた英二郎とのコンビは今後も続きそうだ。
安定のハンターっぷり。この男のおかげでピンチというピンチが存在しなかった。次節は古巣栃木戦。栃木を救ったヒーローが凱旋する一戦は楽しみだ。
寄せの初速が動画の印象より、実際に対峙すると速く感じているのではないか。これによって相手が前へ進みにくくなり、攻撃を遅らせれる一因となっている気がした。年齢や醸し出す雰囲気も一役買っているかもしれない。ともかく、今日も素晴らしかった。
先制点の場面は力が入りすぎてしまったが、奇跡的にナイスアシストに。今節も圧倒的な存在感で両サイドを躍動した。そして坂本への対応は圧巻。こういう言い方は良くないが、坂本を引き止めなかった理由がこういう事だったのだと教えてくれた試合になった。
こちらはゼインを完封。エースキラーは未だ健在といったところか。正直ここまでの活躍は想定外だが、次節以降も非常に楽しみだ。
今日も無双。本当に頭1つ抜けている印象。攻撃はもちろんながら、守備の頑張りも素晴らしい。
今節は見事に先制点をゲット。チームとサポーターを鼓舞して一気に流れを引き寄せる姿はやはりスーパーだ。
今シーズン初先発。何度も裏へ抜け出しチャンスを作り続けた。
先制点ではサイドを切り込みクロス、そしてカプから受け左足ボレーなど攻撃を牽引し続けた。
山根からのスルーパスへ反応し決定機を迎えるもゴールならず。
その後、先制点の場面で潰れた際に怪我をした模様で、長期離脱にならなければ良いが。
森の負傷により急遽投入された。迫力あるポストプレーやプレスで貢献はしたものの、得点を奪うことは出来ず。
熊本とのマッチアップでヒートアップする場面があるも、熊本に対して勝ちきったかと言われるとそうではない。ここを勝ちきれるよう成長していってもらわないと困る。さあ、次節は決めてくれ。
無難にまとめつつも、細かなテクニックや周囲を活かすことに尽力。そして最大の見せ場がATに。DFを剥がして中野へパスを送り見事な追加点を演出した。なかなか途中投入からの活躍が思い描けていなかったが、今節のような働きが期待されていたのだろう。
きっちり前から追って、更には奪い取って攻撃のスイッチを入れた。短い時間での出場が続くが、森の負傷によって次節スタメンの可能性も出てきた。
3試合連続で決定機が訪れた。
そして、ストロングポイントを最大に活かした芸術的なゴールを決めた。
ここ2試合では得意なドリブルが活かされるシーンは少なかったが、名刺がわりのプレーを三ツ沢に駆けつけたサポーターへ見せつけた。
この一撃で私を含めた多くのサポーターは虜になっただろう。
この男はやはり何か持っているかもしれない。
3試合目にして初勝利。初戦は苦戦も大分戦は内容で上回り、今節は完璧な試合内容で完勝した。ケガ人が続出は不運で、今後のやりくりが手腕の見せ所か。センターラインが3枚落ちてどのようなチームになるのか。次節も完勝するようなら胸が高鳴るだろう。
出場機会なしメンバー
ビクトリーステージ
ほぼ完璧な試合と言っていいだろう。
こういう勝利が沢山観られたら幸せだ。
次節は開幕連勝を決めていた甲府をアウェイで沈めた栃木だ。山口の戦いを狙ってくる可能性もあり、真価が問われる一戦となるだろう。
次回はスプリングS予想としよう。
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