見出し画像

高円宮杯U-18 プレミアリーグ 2024 ファイナル

専らトップチーム専門でユースの試合を観るのはいつ以来だろうか。

調べてみると遡ること10年前、保土ヶ谷で行われたプリンスリーグ参入戦で、栃木SCユースとの一戦だった。結果は0-2で敗れている。試合の内容は全く記憶にないが、前嶋洋太と齋藤功佑の2人が出場していたようだ。
あれから10年。
横浜FCユースは日本一を決める一戦にコマを進めたのだ。

基本的にはトップチームの試合が最優先で、次点が出資馬の出走観戦、重賞レース観戦と続いている。概ねその予定で休日が消えていくのだが、この日は全ての予定が無い1日で、松井大輔の引退試合も回避していた。
トップチーム以外の序列が低くて申し訳ないが、そんなこんなでユースの日本一を見届けるために埼玉スタジアムへ向かった。

埼玉スタジアム

座席はせっかくなのでS席にしてみた。余裕で最前席に座ることが出来た。こんな席でサッカーを観られる事はないので、これだけでも十分ワクワクすることが出来た。

細かな試合内容は割愛するが、前半のATに痛恨の失点を喫し、後半早々の決定機2つを逃してしまったことで、流れを大津高校へ完全に渡してしまい後半は2失点。0-3で完敗となってしまった。

高円宮妃久子様との撮影
スターティングメンバー
大亀司

残念ながら3失点。どの失点もダメージを負う失点となった。

見事なパンチング
サポーターを煽る大亀

試合開始前に応援席を煽る熱さは、今後もこの男の強みになるだろう。

小漉康太

キャプテンらしく右サイドバックで堂々とプレー。CKではキッカーを務めたり、中台を上手く使いながら鋭い攻撃を見せた。

大川莱

長身のセンターバック。ハイボールで無類の強さを見せた。パワープレーで最後はトップに入った。

家田唯白

大声を出してチームを鼓舞した。

センターバックとしては小柄だが、空中戦も対等に戦い続けた。

佃颯太

U-17日本代表にも選ばれる左サイドバック。CKではキッカーも務めるが、とにかく両足の精度に差がないのが物凄かった。
後半に決定機を迎えるが、ポスト直撃で僅かにゴールへ及ばなかった。
何も情報を持ってない人が初めて見たら、必ず目に留まるような選手だ。

朝見友樹

ユースのナンバー10。バランスが取れたボランチだ。

展開力も抜群だ

この試合以外ではかなりの活躍があったと想像にかたくない。

管野心人

スラっとしたボランチ。細身だが体幹がしっかりしているのか、意外と当たり負けしない。小倉陽太のような雰囲気だった。

中台翔太

右サイドで力強い突破を何度も見せた。スピードにパワーも兼ね揃えており、数年後大化けしていそうな雰囲気を感じた。

岩崎亮佑

左サイドとフォワードの一角に入った。チームからとても頼られているのは伝わったが、本人としては一番悔しい結果に終わってしまっただろう。この結果から一番覚醒しそうな予感がある。

柴草哲晟

2トップの一角に入った。献身的な動きも前半で退いた。ここから絶対的な地位を築く一年が始まる。

庄司啓太郎

プロのピッチにも立つ男だが、この試合最大の決定機を逸してしまった。

惜しくもゴールはならず

エースの離脱で孤軍奮闘するも力及ばず。しかし、確実にプロの舞台で躍動する素質は持ち合わせているだろう。

四日裕歩

後半から2トップと左サイドに入った。U-15やU-16の代表にも選ばれる男が、流れを変える期待を背負って投入されたものの、引き寄せることは出来なかった。


次世代のエース候補がどのような歩みを見せるのか注目だ。

芹澤悠
秋元颯太
鈴木晴弥
櫻井斗真
深澤莉久
笹歩睦
和田拓三

歴史に残るプレミアEAST優勝を成し遂げたが、クラブ初の日本一まであと一歩だった。
悔しさ滲む表情は忘れられない。
今や日本サッカー協会が一目置くレベルまで到達した横浜FCユース。この男が育てた選手が三ツ沢で躍動する日を楽しみにしたい。

小山健二
田所諒
たくさんのサポーターも駆けつけた
サポーターへ挨拶
怪我で欠場の前田勘太朗
メダル授与
高円宮妃久子様
宮本恒靖会長
小漉康太キャプテン
記念撮影

10年振りのユース観戦はなかなか良いものだった。今年は三ツ沢で3試合も行われていたが、足を伸ばすことが出来ていなかった。たくさんの試合に行くことは難しいだろうが、来年はまずリーグ戦を1試合は観に行けたら良いと思う。そして、来年もこの地へ戻ってリベンジを果たしに来たいところだ。




いいなと思ったら応援しよう!