なんでグレーゾーン限定なの?
こんにちは、むぎです。
発達障がいの子を育てる親の会は、この2つは既にあると思います。
・診断名が有る子を育てる親の会
・診断名の有無問わず発達に課題のある子を育てる親の会
そこで今回、あえて「グレーゾーン限定」にした思いを書きます。
new→未診断グレーゾーンの子を育てる親の会
私自身の経験
私自身、地域の親の会に1年程前から参加をしてます。最初に参加する時、診断名が付いてないのに参加してもいいのかな?と思い、とてもハードルが高かったです。私が参加した会は「診断名の有無問わず」でしたが、それでも「これくらいで…」と思われないか等とても不安でした。
主催者の方々も参加者の皆さんも、とても優しく温かく受け入れてくださり、初めて「辛い」の本当に意味が伝わる事に感動しました。そんな温かい場であったのにもかかわらず「こんな話をしていいのかな?私が参加し続けて良いのか?」と感じ続けた期間がありました。誰かに何を言われた訳でも無く、みんな優しく迎え入れてくれてました。でもその会に慣れるまでは、やはりどうしても子供の発達の度合が違う事をどう見られるのか心配でした。また引け目を感じるような感覚がありました。
ただそれでも吐露する場が必要で、少しの気まずさを持ちながらも参加し続けました。回数を重ねていくうちに、子供の困り事や発達具合はそれぞれで違うけど、親の辛さや苦しさは共有できるし、何よりその場で色んな感情を吐き出して、また明日から「やるかー」という前向きな気持ちになれました。それがあって、私は今も参加し続けてます。
参加しにくい気持ち
でもグレーゾーンって、結局未診断ですよね。未診断ってことは、いうなれば"自称"。多くの場合、親が「うちのこってもしかして?」と思っていて、病院には行ってなく医師や専門家にはっきりと言われてない状態だと思います。(病院に行った事がある場合、医師によっては"グレーゾーン"や"傾向がある"と言われた経験のある方もいるかもしれません)
その状態で参加する場を探す場合「診断名の有無問わず発達に課題のある子を育てる親の会」になると思います。ただ私が感じたような"参加しにくい気持ち"はあると思うし、やはりハードル高いのではないかと思います。(もちろん気にせず参加できる方もいると思いますし、それはとても良い事だと思います)
本来は、どんな子がいても、共通の場でいいかもしれない。でもそれだと、参加しづらい・聞きづらい事があるかもしれない。
私自身は本当に困り果てて、藁にもすがりたい状態になって、地域の会に初めて参加しました。でももっと早い段階で参加できる場があったら良いな、そのためにはもっと気軽な場(=発達段階が似通っている会)だったら良いのかなとぼんやりと考えてました。
2回のお試し開催
そこで、Twitterフォロワーさん限定の、顔出し無し声のみzoomをやってみました。トークテーマ無く、ほぼ思いつき開催。1-2人来たら良いかなと思ってたら、6名参加してくださり、楽しかったです!
あるある話がたくさん飛び交い、話が合う・伝わるという感覚がありました。未診断グレーゾーンならではの、「親が心配性と思われがち」や「学校や園に配慮求めにくい」「行政支援に繋がらない」等々共感しました。
やはりグレーゾーン親の会したい!
2回のお試し開催で(勝手ながら)他の皆さんもこういう話せる場を求めてるのではないか、と強く感じました。
先ほども書きましたが…もっと早い段階で参加できる場、もっと気軽に参加できる場(=発達段階が似通っている場)を作りたいと思いました。
最後に
今回「グレーゾーン限定」と区切る事で、診断名の有無の壁を逆に作ってしまわないかという心配もありました。
例)多胎と単胎や、双子と年子のように。育児という点において大変なのは同じで種類が違うだけ。皆、大変で頑張ってる
今まで「行政に区切られて支援を受けられなかった」と思ってきたのに、それと同じように、"区切る"事をしてしまうのではないかと思いました。
でもやはりグレーゾーン限定にするからこそ、参加できる・話せる・質問できる事もあると思います。
なので、区切るというより、共存できたらいいなと思います。望む方は自由に行き来してくれたら良いなと思ってます。
・診断名が有る子を育てる親の会
・診断名の有無問わず発達に課題のある子を育てる親の会
この2つは個人的には必要だと思ってます。私自身は「診断名の有無問わず」の会に参加することで、何が共通点で、何が違うのか学べました。また子供への対応で参考になる事が多いと感じてます。本当は…診断有無問わない会がベストなのでは?と思ってます。
ただやはりそこには行きにくいと最初思ってしまう。なので、私の会を「はじめの一歩」と位置付けてくれたらいいなと思ってます。もちろん継続参加もウェルカムです!
ここで話してみてまた次に繋がっていく。
繋がる先は、診断名の有無問わない会でも、行政相談でも、病院やっぱり行ってみようかなでも(こちらからは絶対に受診をすすめるようなことは言いません)、この会で発散できたから少しだけ子供によりよく接することができそう、でも何でもいいと思ってます。
一回だけでも、不定期でも、毎回参加でも、いつでも。
親が笑顔になるために、吐き出す場所。吐き出したり、共感したりして、前に進むような場所にできたら良いなと思ってます。