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飛行機雲

授業が終わって、夕方の5時ごろのことです。
とてもきれいな夕暮れの中に、飛行機雲が出ていました。

綺麗だな。。。と思うと同時に、その空をスマホで撮影している学生さんが2~3人ほどいることに気づきました。

その背中越しに見る夕暮れは、ぐっとくるものがありました。

「綺麗だね。」
「はい。とても綺麗です。」

国も、年齢も、立場も全然ちがう。なのに、同じものを「美しい」と思える。それが、とても嬉しかったです。

日々の中で、誰かと自分が同じような気持ちを持っていることを知れば、安心する。嬉しくなる。

だけど、どんなに親しい人であっても必ず違う部分がある。「誰とだって、すべては分かり合えない」そういうことに気づく度に、勝手にさびしく思うことがあります。

でも、こんな風に。違いをもつ人どうしでも、同じ気持ちになることがあって。それを共有できる。

そして、同じ気持ちであることを知れば、互いの違いは憂えるものでなく、素晴らしいものだと気づける。

その瞬間は希望に満ちています。

どうして国際交流が好きになったかを思い出した日でした。


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