モリゼミクローズド勉強会1

各チームの進捗状況を確認。

デンマークチームはテーマである教育に関して実証実験を並行して進めるとのこと。確かに行政から人員が参加しているということは、思いついたことを試装する環境が整えやすいとも言える。
思考実験と実践が同時進行できるのは市役所ハックという企画の面白い点だと思う。

理論の実装という流れで言うと、参加しているチームの内エストニアチームの参加者が所属する自治体ではLINEによる行政案内を実装していたり、日本マイクロソフト社と包括連携協定を結んでいたりと、IT系の試装環境は整えやすいかも知れない。
ただ、国内IT系の環境整備は官民問わず未だ「業務の省力化=ICT化」が論点になっていて、エストニアのような「情報管理主体の遷移によるユーザーの行動(市民活動)の変化=いわゆるDX的変化」に向かう動きが鈍い。
実装環境は整っていても、プレイヤー側が別方向を向いているようではDXにつながる社会実装は難しいと思う。

台湾チームの方は民主政治という(日本人にとっては)やや重めのテーマのため、直近の実装環境となるとちょっと厳しいかもしれないが、「選挙に対する市民の意識」という観点から見れば実証データが可視化しやすいとも言える。
試行錯誤からのフィードバックが早いと考えれば、実証向きなテーマかもしれない。

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