ボカロ老人会の感想と私が活動する意味
noteではいつぶりでしょうか。
もう少し早く投稿するつもりだったんですが……汗
それはさておき、私事ながら先日ボカロPとして活動を始めて「Fuko*」名義として初めてリアルイベントに参加しました。
その名も
ボカロ老人会
2015年12月31日までに投稿されたボカロ楽曲(基本原曲のみで、Remixは原曲の投稿日次第)だけが流れるというボカロオンリーDJイベントです。
そもそも、私DJやったことなかったのですが、みょん……もといひょんなことからDJ機材に触れる機会がありまして、北海道ボカロP連合(私も所属しています)のミリナノーさんが主催のイベントで出てみないかと、お話くださったのがきっかけです。
右も左もわからないながら、幸いPA(音響屋さん)のときのミキシング経験が活きまして、且つボカロPをやっているため曲のつながりや切り替えはある程度わかることもあり、掴みはそこまで難しくなかったのが良かったですね。
だがしかしです、問題が出るのがセトリ。
2015年までの曲となるとかなり選択肢狭まるか?と思い、とりあえず10年前くらいの曲=私自身もガッツリ聴き込んでいた時代の曲(未だにその辺の曲ばかり聞いています笑)を選んでいきました。
最悪、レギュレーションから外れていたら無くせば良いだけですので。
セトリを考えて約一ヶ月。
結果
一曲も外れていませんでした
いくらなんでも老人がすぎる笑笑
どんだけ好きなんだよってところですが、みなさん、よくよく調べてみてください。
ボカロ好きの皆さんが絶対に通ってきたであろうアンセムな楽曲たち。
PROJECT DIVAとか
EXIT TUNES PRESENTSのアルバム。
ほとんど10年かそれ以上前です
ほら、みーんな老人☆
シャルルとかアンノウン・マザーグースとか新しいなって思いますもんね笑
少し話題が逸れてしまったので戻しますが、実際のセトリはどうだったのか、こちらです。
ゴリッゴリのアンセム!!
というのも初DJで自信なくて、みんなが知っているであろう楽曲をゴリゴリ詰め込みました。間違いなく盛り上がれると思いまして。
もし、この記事を読んでいる方で知らない曲があれば聞いてみてください。飛ぶぞ??
前半とてもメジャー楽曲祭ですが、後半は特に個人的に好きで癖がマシマシになっています。
ストリーミングハートから後ろはガッチガチに好きな曲で固めております。
(本当は"爾今の洋洋この蛍光にあり"入れたかったとか……ハハッチームカミウタはいいぞぉ)
ラスト2曲は特に思い入れの強い楽曲です。
悪ノ娘は、私が初めてVOCALOIDに出会った楽曲です。美しいヴィランの世界観の沼にズブズブ入ったのはそこが初めてですね、当日12歳だった私……笑
悪ノ王国アルバムもめちゃくちゃ聞き込みましたね。七つの罪と罰もバチバチです。
なので、私の中でVOCALOID楽曲=物語性のあるものみたいな固定観念がなくはないです。
転じてか、私の処女曲「依存」含め、物語性ありきの楽曲は多めですね。
あれ……?
え?初音ミク使いのボカロP(今は羽累さんもいますが)なのに初めて聞いたのは鏡音リンなの?じゃあリンレンで始めるんじゃないの?って思った方。
大変申し訳ございません。
なんなら活動開始日も12月27日、リンレン誕生日です。
初音ミクは39日間無料トライアルあるのでそれに惹かれて……あっ違うんです言い訳じゃないです。
受け入れ準備は整えてますので責めないでください……泣
さて話を戻しますね笑
後はなんと言っても積乱雲グラフィティです。PROJECT DIVAで出会って一聴き惚れしてからというもの、私の人生と言っても過言ではない楽曲となっています。
あまりにも格が違って雲の上の存在すぎるsupercellのryoさんが書かれた楽曲。
その歌詞が、私にはとてもとても大事なんです。
ここで、表題の私が活動する意味ですが
大事なものは全てあるのさ
最初からキミの中に
ああなんだ、そういうことかってセトリ組みながら思ったんです。
最初って、何も考えずに(と言ってもテキトーではないですが)これいいかも!みたいな好奇心とか、面白そう!っていう単純に楽しいが集まった自分らしさっていうのが出せる時期だと思うんです。活動開始一年目くらいの話です。
ただ、楽曲を作って発信するうちに、だんだんと数字に囚われるようになって、クオリティとか認知度とかの壁にぶち当たって、
伸びないな
ってくだらない感情で、自分の一番大事な
好きを伝えたい
という気持ちがどこかに消えてしまっていたように、今自分の楽曲を聞き返しても思います。
あ、だからといって作品全てに全力で打ち込んでいたことには変わりませんから、嘘偽りはありません。今、世の中に出している曲が私のすべてです。
社会人になって多忙な中、楽曲を作ってきて自然と薄れてしまっていた感情を、積乱雲グラフィティが、いや、ボカロ曲が思い出させてくれたんです。
だからあの日、すべてのボカロ曲に生まれてきてくれてありがとうと伝えたいと思い、本番に臨みました。
ここからは本番の話です。
感想も書きたいので一人ずつ書いていきます。
トップバッターの狐森 結衣さん!
今回唯一のコスプレDJさんでした!東京テディベアのコスプレ可愛い……可愛い可愛い……ハッ
失礼いたしました。
全曲Neruさん楽曲なんてもうそれはいろんな人を○しにかかってるんですよ笑
曲繋ぎもア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ってなる曲順でしたので、最初からしんどかったです非常に。
老人に染みる優しい()DJでした!
ミリナノーさん。
すごい落ち着いててかっこいい、DJやってる人はサラッとお客さんを叫ばせる事に長けているのか。
カゲプロ多めのセトリでまたこれも私と同年代(今年24歳)の方は大いに悶えたのではないでしょうか。
アンセム多めで六兆年と一夜物語とかかかるとそらうおおおお!なります。
至る所で悲鳴が上がっていたのにはきっと私のも混ざっています笑
あとはなんと言っても
「しっとりとは」
さて、ミリナノーさんの次でガッチガチに緊張していた私ですが、もう放り出されたらやるっきゃないと思って好き勝手MCしまして
3曲目で盛大にミスって
適当に誤魔化して()
何故かそこからは大きなミスもなくノリに乗ってただただDJを楽しんでいました。
出番が来る前にもずっと好きな曲が流れ続ける空間に、今まで感じたことの無いような愛おしさと言いますか、感慨深いものが込み上げて、気づいたらなんか初めてじゃない人みたいなことしてました。
曲が切り替わる度に、お客さんがリアクションしてくれて、これが音楽だよなぁと。
音楽って一人じゃ成り立たないんです
適度に煽ったり、踊ったり、不思議とやろうとしてやったとかではなく、自然と体がそう動いていたんですよね。
それが、私にとっての音楽であり、表現であり、何より大切なことですから。
好きの力って偉大
お次は彗星さん。
時間が若干押しててちょい焦りの私。
F「今かけてるのと次の曲で終わります!」
彗「何の曲で終わりますか?」
F「積乱雲グラフィティです!」
彗「わかりましたー」
みたいな、少しの会話だけでなんかもう神様みたいに思えて、彗星さんがかっこよすぎて倒れるかと思いました笑笑
第一回目のボカロ老人会も出てまして、ナユタン星人さんたくさんかけるのは知っていたので、来るか……来るか?!と思ったらそんなに曲数なかったです泣
でもステージ慣れしていると言いますか、余裕がある感じがもうイケメンでしたよね……!
君に恋したCPUからのセツナトリップの繋ぎが大好きすぎました!!
続いてなむみぃさん。
この後に出てくる千川さんもそうなんですが、バリバリのDJしてる人達ってオーラがすごいもうあれです()
かっこいいんですよね、もう神様に見えていました(n回目)
「白い雪のプリンセスは」をリィンカーネーション版出る日にぶつけてくるのはズルいです!悶えました笑
セトリも全体的に「嗚呼これは老人の腰をやりにきている(拝みすぎて腰をやる)」といったところで、ラストにSPiCaも殺意高めでしたね……最高でした!
大トリの千川さん!
セトリ決まってないだなんて信じないぞ!
なんだラスサビ前に飛ぶの美味しい、ご飯5合くらい食べられます。何曲やってるんだって思いましたが、全部美味しいところ食べさせてくれるタイプのフルコースでした。文句はありません!
ラストに地球最後の告白をはみなさん発狂してましたね、私もその場で叫んでから
呼び鈴を鳴らしに行きました
DJに呼び鈴ってなんだと思ったそこのあなた。
ボカロ老人会では「この曲好き!」や「最高だぜ!」という言いようのない感情をコールや拍手の他に
呼び鈴を鳴らす
という行動で示すのです。
ということでとても長い文章にはなってしまいましたが、最後に私のステージの際に起こった呼び鈴集をご紹介して締めようと思います。
0と1が作り出した、数字では測れない世界に最大限の感謝を。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!