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少林寺 写真本の26冊目

こんにちは。FK3(フクゾー)です。
ちょこちょこと手に入れている写真に関する本を紹介していきます。
写真本の26冊目はこちら。

大串祥子さんの少林寺。
Shaolin Templeとあるのでシャオリン寺のほうが発音が近いのですかね。
さて、美少年写真家と肩書きがついている大串祥子さんの美少年シリーズの第二弾なので Men  Behind the Scenes II。少林寺の少年僧たちに3年間密着して撮影されたそうです。美少年写真家という肩書きに抵抗がある人もいるかもしれませんが、下記リンクのインタビューが大串祥子さんの視点なのだなと思いました。

男性には、自分の望まない不幸な運命を受け入れざるを得ない、あるいは、あえて進んで受け入れたいと望むマゾヒスティックな美意識が備わっているんじゃないかと思うのです。(中略)
特殊な男性社会にいる男性を観ていると、「やせ我慢」をひしひし感じるんです。そういうのをみつけたときに、「コレだ!」と、シャッターを押すんだと思います。

撮影の許可取りも大変そうでしたが、世界のメディアから撮られ慣れてる少年たちの素の部分まで写し取れているのが大串祥子さんの密着と姿勢の成果なのだろうなと。

そんな僧たちの生活を一応全部網羅してるんですけど、写真集では、144頁に収めないといけないので第1章では日課、第2章で演舞、第3章では少林寺の文化、第4章からは出家式「三壇大戒」、第6章でいざ出家、と流れをつけて編集しました。特徴としては、どの章にも武僧がインサートされているんです。ヨコ糸には1〜6章まで仏教のことを見せながら、タテ糸にはすべて武僧のことがでてくる、みたいな構成になっています。これって、DJの友人のアイデアなんです。「今度は昭和歌謡、今度はラップ、といろんなジャンルをピックアップするけど、ベースに流れる音は自分の好みの曲で、大事なリズムを作る。そしてまた、別の音を差し込んでいく。その繰り返し」と。

肉体の凄さはもちろんのこと、目が凄い。
シリーズ1冊目の「美少年論 Men Behind the Scenes」も手に入れてみたいと思いました。

写真本の26冊目は大串祥子さんの少林寺でした。

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