本をつくる 赤々舎の12年 写真本の8冊目
こんにちは。FK3(フクゾー)です。
ちょこちょこと手に入れている写真に関する本を紹介していきます。
写真本の8冊目はこちら。
直接的な写真の本というわけでは無いですが、写真で有名な出版社、赤々舎の話。赤々舎を立ち上げた姫野希美さんへのインタビューで基本的に構成されています。良い意味で流れ着いたところが赤々舎というカタチのように思いました。研究者レベルの知識の体系化、掘り下げ方に加え、ある意味欲望に忠実な岐路の選択、そして行動力。ご本人は写真を撮ることはされないのですが、写真を撮る衝動を写真集というカタチにする衝動で行動されている。
私が反応するのは、何らかの基準や経験や美意識に照らし合わせたものではなく、そうした物差しが意味をなさなくなる、自分の足場をさらっていくような存在。「これをつくらなければ、生きていられない」と思ってしまう衝迫。
帯にもありますが、この本を読んだ後でのこの言葉は凄みが増しました。そして赤々舎の写真集を手に入れていこうと思います。本を生み出すこだわり、センスを感じ取れることでしょう。
写真本の8冊目は産業編集センター編著、本をつくる 赤々舎の12年でした。
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