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デンマークの公共サービスほんとすごい
デンマークの公共サービスが本当にすごい。
今週、引越しをしたのだが、それに伴って知ったデンマークの公共サービス事情が本当に本当に本当~~~~にすごくて驚きまくっているのでメモ。
住所登録システム
日本でいう住民票登録のようなもの。
引越しから5日以内に住所変更登録を済ませる必要があるのだが、24時間いつでも、オンラインで3分もあれば登録が完了する。
当該市町村のHPにアクセス→住所変更ボタンクリック→MitID(日本でいうマイナンバーのようなもの)認証で本人確認→新住所入力→終わり。
MitIDの認証も、MitIDアプリを起動させるだけで5秒で済む。
市町村によって手続きは異なるかもしれないし、0からの説明が上手くできないのだけど、とにかく今回の住所変更手続きが本当に本当に本当に簡単に終わったので驚いた。
私の場合、一軒家の一部屋を貸していただいているため、大家さんのお名前を入力する必要があった。新住所登録を行った翌日、「大家さんからの認証を待って、住所登録完了となります」と役所からデジタルポストが届いた(デンマークでは公的書類はすべてデジタルでアプリに届く)。大家さんに「どうしましょう」と相談したところ「デジタルポスト来てたわ」とのこと。大家さん宛に役所から「あなたの家に○○が引っ越しましたか?」的な確認書類が届いていたらしい。目の前で書類を開けて見せてくれる大家さん。書類内のリンクを大家さんがクリック→同じくMitID認証→○○(私)が住んでますという趣旨の確認ボタンをクリック、で、大家さんの認証完了。15秒で完了。早~~~~~~~!!!!!!!
あっけにとられる私に対して、大家さん「効率的社会!デンマーク!」笑
大家さんは理由があって日本の役所で公的手続きをした経験があるのだけど、「ほんっっっとに難しかった」「何週間かかるんだ・・・」「紙で、コピーはダメで、原本しか認めてくれないし」とのことで、”YES”が止まらない私。日本人の私でも難しいもん、ほんとうにほんとうにほんとうに難しいよね、、、日本の公的手続きは、健康で元気があって役所に行くことができて日本語理解能力と適切な判断能力がある人に(のみ)開かれているなあ、、、と改めて思う。デンマークのシステムは、デンマーク語がわからない私でも、ベッドの中で完結する。
図書館のサービスがすごい
引っ越してきた日、大家さんが町案内をしてくれた。
住宅地から車で駅前へ向かい、ショッピングセンターを案内してもらったあと、彼がいつも仕事をしているという図書館へ連れて行ってもらった。
はぁ~~~~なんと居心地の良い空間。
3階建てで広々とした館内。大きな窓から光がさして明るい空気。窓の外には森と池、ゆったりくつろぐ水鳥たち・・・。
「いつもこの席で仕事してるんだ、それかあっちのテーブル」と、大家さんが紹介してくれたのは、そんな大きな窓に面した素敵な席で「私も絶対ここで仕事しよ」と決意&ワクワク。
後日、自転車でひとりで図書館へ向かい、いざその席で作業してみたのだけど、ま~~~~集中できて最高だった。老若男女、皆それぞれに自分時間を過ごしてて、ほどよく雑音が耳に入って、外の光が明るくて・・・至高。
そういえば席につく際、何かデンマーク語で書かれた案内板が目に入り「”ここではPC使えません”とか、なにかルールが書いてあるのかな・・・」と思いつつ翻訳してみたら「座る前にテーブルを拭いてもらってもかまいません」。お、おう、拭くね~~~~ありがと~~~~~~
で、公共図書館のサービスで何かすごいかっていうと。
これも大家さんが嬉々として教えてくれたこと。
公共図書館のサイトにMitID(先述、マイナンバー的なもの)でログインすると、なんと、映画配信サービスと雑誌&新聞読み放題(配信)サービスが無料で利用できる。すごすぎ!?私が特に惹かれたのは雑誌読み放題で(雑誌だいすき)・・・。大家さんに言われるがまま「日本語」で検索かけたら、ananもGinzaもOggiも最新号がでてきた・・・・・・・ヤバ・・・・・・・・・もはや、どういうことなのかよくわからない。
以上、たった2日間で実感した事柄でした。
その他公共サービスや、交通システムの利便性など、「IT×効率性」によって「あらゆる人を取りこぼさないよ」という気概をめちゃくちゃ感じている日々です。社会として居心地がいいよ~。
また気が向いたらまとめてみます。