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逃げるは恥どころか勝ち!沖縄で見つけた幸福論


辛いことから逃げてもいい―おばあちゃんに教わった人生の処世術

こんにちは、たつろーです!普段は写真を撮ったり、映像を作ったり、文章を書いたりと、さまざまな活動をしながらのんびり生きています。今回の記事では、僕が沖縄移住を決意するに至った経緯と、そこで学んだ「逃げるが勝ち」というおばあちゃんの教えについて語っていきたいと思います。

もし、今まさに辛いことを抱えている方や、逃げたいけど踏み出せない方がいたら、この記事が少しでも心の支えになれば嬉しいです。


僕が沖縄移住を考えたきっかけ

僕は大阪出身で、新卒で営業職に就きました。いわゆる法人営業の仕事で、朝から晩まで走り回り、帰社してからは事務作業に追われる毎日。拘束時間が長く、終業時間の18時を過ぎても、仕事が終わるのは夜10時や11時。土曜日もサービス出勤が当たり前、残業代も支払われないという環境でした。

加えて、上司との関係性も非常にきつかったです。ノルマが達成できなかったときには何度も理由を深掘りされ、1–2時間にも及ぶ説教を受ける日々。外回り先でも「こいつらはゴミだ」と侮辱的な紹介をされることもありました。

1年間その環境で働き続けた結果、僕は心身ともに追い詰められ、ほぼ鬱状態に。そんな時、親が「もうやめなさい」と背中を押してくれたことで、やっとその職場から逃げる決断ができました。しかし、退職後も会社からの電話が続き、2週間ほど引きこもり、人生で最も辛い時間を過ごしました。


沖縄への旅とおばあちゃんとの出会い

「もう好きなことをやろう」と決めた僕は、一人旅を計画しました。そして選んだ先が沖縄。アルバイトで資金を貯め、沖縄本島や離島を旅しました。その中でも訪れた座間味島での経験が、僕の人生観を大きく変えるきっかけとなったのです。

座間味島で、小さな食堂に入り、出てきたおばあちゃんと話すことになりました。おばあちゃんは、僕の悩みを一瞬で見抜き、「辛いことからは逃げないとダメよ」と優しい口調で言ってくれました。

その言葉に僕は驚きました。これまで「辛いことを我慢して耐えるのが美徳」と教えられてきた僕には、真逆の教えでした。しかし、おばあちゃんは続けます。

「私は戦争を経験したけど、兄さんが『辛いことからは逃げろ』と言ってくれたの。だから、私は辛いことに立ち向かったことなんて一度もない。でも、こうやって健康に幸せに生きてるよ。」

おばあちゃんの言葉は、僕の心に深く染み渡りました。そして、「辛いことから逃げても、幸せに生きられる」という真実を知ったのです。


辛いことと面倒くさいことの違い

おばあちゃんはさらにこう教えてくれました。

「辛いことからは逃げなさい。でも、面倒くさいことからは逃げてはいけない。」

好きなことをする中でも、面倒くさいことは必ず出てきます。それを乗り越えることが人としての成長につながる、と言うのです。この言葉に、僕は涙が止まりませんでした。初めて、「逃げてもいい」という許しをもらった気がしたのです。


沖縄移住の決意

座間味島での出来事をきっかけに、「この土地に住みたい」と強く思うようになりました。辛い経験を経て、逃げることの大切さを教えてもらった沖縄。その温かさに触れ、僕は移住を決意しました。

それから数年が経ちますが、沖縄での生活は心地よく、幸福度がどんどん高まっています。「辛いことから逃げても、不幸にはならない。」その教えを胸に、僕は今も自分らしく生きています。


辛いことに悩むあなたへ

もし、この記事を読んでいる方の中に、今辛い状況にいる方がいたら、まずその辛さが「ただ辛いもの」なのか、「面倒くさいもの」なのかを考えてみてください。そして、それが辛いものであれば、勇気を出して逃げてください。逃げることは決して悪いことではありません。

逃げた先で新しい道が開けることもあります。そして、その道の先に、本当の幸せが待っているかもしれません。僕はそう信じています。

これからも、自分らしく生きる選択を続けていきましょう。

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たつろー|スローライフ沖縄移住者
沖縄おいで~