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クラブコミュニケーター

久方ぶりにnoteを更新します。
どうも、藤牧祥吾です。

約1年前の記事で、会社員になった話や子どもが産まれた話をしました。
あれから1年。
noteの存在すら忘れるほど、エキサイティングな経験や体験をさせていただきました。

そして、今年からはヴィアティン三重クラブコミュニケーター(CC)に就任し、またクラブの一員としても活動させていただくことになりました。

今回のnoteでは、
「CCに就任するまで」を"ほんの少しだけ"お話ししたいと思います。

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ラジオ出演の話

クラブから発表があったのは2022年2月2日のことですが、ヴィアティン三重の後藤社長からは昨年11月頃から「こんなことを考えている」と漠然とした内容でお話はいただいていました。

遡ること2020年、クラブを離れて1年目。
環境の変化に対応するのがやっとでした。
朝4時半に起きて、家族が起きる前に出発し、始発で電車に乗り(もしくはロードバイク)、出勤する。
夕方には帰宅して、ご飯を食べて、子供をお風呂に入れる。

「普通だよ!」と言われたらその通りですが、なかなか余裕もなく、ヴィアティン三重の試合どころかJリーグや日本代表戦も見ないほど、サッカーから離れた生活を送っていました。

そして、2021年。
子育てと仕事のリズムが掴めるようになり、ようやく”スキマ時間を楽しむ”ようになりました。子どもと遊んだり、市リーグでサッカーをしたり、勉強してシステムを作ってみたり。また、家族会議で「朝が最も大変」という声をいただいたので、出勤時間を見直したりもしました。
ちょうど、その頃から在宅勤務が定着したので、さらに柔軟な働き方ができるようになりました。

そんなある日、経済界では米料理宅配最大手「ドアダッシュ」が日本参入(仙台)と発表された翌日、サッカー界ではヴィアティン三重の「猛ダッシュ」和波智広氏がトップチームコーチ就任と発表がありました。(2021年6月10日)
そして、その4日後。
通称「ノーダッシュ」の僕に、
「フジ、俺の代わりにリモートマッチで川道さんと喋ってくれへん?」(FM Veertienでのライブ放送のこと)
と和波さんから連絡が入りました。

そりゃ、現役中の試合出場数より、鈴鹿ヴォイスFM「大好き!ヴィアティン!」の収録数のほうが多いので、オファーをいただくのも納得です。
しかし、すでに筋肉のバランスが崩れている上に、ライフワークバランスも崩してしまうとなると・・・引き受けるべきか、ほんの少しだけ迷いました。ほんの少しだけです。
結局、和波さんには、
「了解しました!27日からですね!お任せください!」と。
その夜、長時間に渡り、緊急家族会議が開催されたことは言うまでもありません。

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実況解説の話

結局、諸事情も重なったことでリモートマッチのラジオ出演は無くなりました。
それからすぐに、ヴィアティン三重の公式YouTubeチャンネルでホーム戦を生配信することが決まり、ラジオ出演の代わりにYouTubeで実況と解説を担当してほしいということになりました。

ここで整理しておくと、
「FM Veertienライブ放送」と「YouTube配信」とでは、目的が全く違います。
「FM Veertienライブ放送」に関しては、ボウルカフェでスタジアムDJの川道さんと、”ワイワイガヤガヤ”楽しくお話ししながら、ラジオを聴いてくださる方々やボウルカフェにお越しの方々を楽しませることが目的になります。

一方、YouTube配信はJFL公式として配信することになるので、ヴィアティン三重のファン・サポーターだけでなく、対戦相手チームのファン・サポーター、それ以外のサッカー関係者の方も視聴することになります。
そうなると、話し方、内容、表情、クオリティなど、すべての要素が「ヴィアティン三重の印象」となって伝わってしまう。その中で、視聴者にも楽しんでもらう。
責任の重さからしても「FM Veertienライブ放送」とは大きく異なります。

"そんな重大な役割を任されていいのだろうか。"
と、ほんの少しだけ、悩みました。ほんの少しだけ。

それだけじゃありません。他にも課題はありました。
①そもそも実況も解説もしたことない(特に実況のほう)
②そもそも実況と解説は1人で成り立つのか
③そもそも新加入選手や対戦相手の情報が分からない

それでも、
「こんな経験をさせてもらえるなんて、自分はハッピーだ
と頭では分かっていました。
例えば、ヴィアティン三重がJリーグに昇格したら、DAZNの放映権のもとに実況者や解説者がアサインされるだろうし、自前で生配信したくてもすべてのクラブができるわけではない。
それだけでも今このタイミングで挑戦できることがどれだけ幸せなことか。

とはいえ、ただのハッピーな男でお茶を濁すわけにはいきません。
やるからにはプロとして最大限の準備をしてきました。

前述した"そもそも"な課題を解決するために、高知ユナイテッドSCさんやFC大阪さんのYouTube配信を研究したり、ヴィアティン三重の過去試合アーカイブで実践練習をしました。
特に対戦相手チームについては、何度も試合を見たり、元チームメイトやJFL選抜で一緒に戦った仲間にも協力してもらって情報収集に努めました。

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そんなこんなで、第23節からのホーム戦6試合を実況解説させていただきました。
ラッキータウンTVの抜群なカメラワークや、会場やSNSでの温かい声にも励まされ、なんとか全うできたと思っています。

クラブコミュニケーターの話

その姿勢が評価されたかどうかは分かりませんが、その時に後藤社長から「来季はもっと力を貸してほしい」とお言葉をかけていただきました。

正式に"クラブコミュニケーター"という役職をいただいたは発表の数日前ですが、どういった目的で活動していくかはその都度お話をしてきました。

クラブコミュニケーター:
ヴィアティン三重の活動に様々な形で協力・参加し、クラブに関わる全ての皆さまとコミュニケーションを図り、クラブの発展のためにサポートする役割を担います。クラブとファン・サポーター、パートナー、ホームタウンの皆さまとの繋がりだけでなく、各ステークホルダー同士も繋げることでより地域に根付き、より強いヴィアティン三重ファミリーを構築していきます。

これからはその目的を達成し続けるための手段を皆さまと一緒に考えていきたいと思います。

ヴィアティン三重は今年でクラブ創立10周年。
今日に至るまで、多くの選手がエンブレムを身に纏い、多くのスタッフが汗を流し、多くのサポーターが声を枯らし、多くの企業がパートナーとなり、多くの子どもだちが笑い、多くの市区町村がまとまり、すべての人に夢と感動を与えてきました。

これからも三重の象徴としてあり続けるために、
微力ながらクラブコミュニケーターとして活動していきます。

CCからは以上です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。





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藤牧 祥吾
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