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ななしふぇす どぅーいっと!の感想
はじめに
総評すると「マジで良かったぞ」の一言に尽きます。以下注意書き。
この記事は'20 12/19に開催されたオンラインフェス「ななしふぇす どぅーいっと!」を視聴しての感想文です。未視聴者が読むことは想定していないため、望まぬネタバレを含む可能性がある事をご了承下さい。
なお、筆者自身は774.incの古参ファンなんかではありません。今年に入ってから本格的に観だしたクチで、シュガリリとハニストは全員わかるものの、あにまーれは因幡はねると風見くく、ブイアパは杏戸ゆげ…の人となりがわかってる程度で、他のメンバーは「声が識別出来る」程度です(それも開催前2週間でざーっと観た程度)。そのため感想は偏りがある事をご承知下さい。
あにまーれとどぅーいっと!
あにまーれ全員で歌うオリジナル曲「ふぁんふぁーれ!」から始まり、途中で他グループ全員も登場し合唱するというオープニング。最高ですね。
ここで目を引くのが出演者が虚空からPOP / OUT するという演出。これはVならではの演出ですごく良かったですね。この後もステージ間の瞬間移動や上空ステージでのパフォーマンスなど、現実でやろうとしたら物理ステージの構築や演者の動線など、物理的困難が伴う演出を多用。「仮想と現実の間に居るVtuber」という存在を端的に表していて好きでした。技術班の方々しゅごい…。
この後はオリジナル曲「Cantare!」をあにまーれ全員で合唱、その後は数人の小グループとソロの連続で単推しの方々もにっこり。
ショートカット組はメンバーに合わせて歌詞を変えた「劣等上等」を歌い、最後はETCボイスに定評のある風見くくの給湯器ボイスでシメるというネタ満載構成
また途中で他ユニットのメンバーを混ぜたシャッフルユニットのパフォーマンスが挟まれ会場を沸かせた。自分は最近ファンになったクチなので全ては理解出来ませんでしたが、コメント欄で「因縁のライバル」など組み合わせで大層盛り上がっていたのはよく覚えてます。
頑張って今までで一番飛ぶか〜って気持ちでやったらダルシムの真似出来そうなくらい飛んでますね… https://t.co/M134vpTUIs
— 風見くく🐔🍗あにまーれ (@Kuku_Kazami) December 19, 2020
SugarLryicより龍ヶ崎リンを呼んだ低音部ユニットでめちゃくちゃ飛ぶ風見くく。ここ以外でもダンスのキレが凄いと話題になった。この曲では3人のイケボに視聴者全員がメスにされた事と思います
最後は「ふぁんふぁーれ!」で締め、ブイアパに繋いだ。
ブイアパでどぅーいっと!
自分はブイアパのメンバーは杏戸ゆげの「しらたきー!」ネタしか知らない状態なので、野外フェスで「知らんグループだけどせっかくだから聴きに行ってみるか…」という気持ちだったのですが、いざ聴いてみれば高い歌唱力で惹き込まれました。
セトリも「強い」と大層話題になり、4人で歌ってもソロで歌っても「良い…」となりましたね(語彙力が小学生並になる)。
「God knows」でエア演奏を披露する4人。……リコーダーナンデ!?
3Dでの出演こそ無かったが、花奏かのんが作曲を手掛けた曲も披露され視聴者の胸を衝いた。
間違いなく、5人のステージでした。
— 杏戸ゆげ🕊ブイアパ (@Uge_And) December 19, 2020
自分は歌上手いVtuberを中心に調べては聴きに行くという行動をとっていたのですが、ここで一気に4人も歌上手いVtuberを知れたのは大きな収穫でした。あまり「箱」という概念は気にした事がなかったのですが、こういう知るきっかけを与えてくれるなら箱も良いもんだなぁと思った次第です。
シュガリリでどぅーいっと!
774.incを知ったきっかけがこのSugarLryicの龍ヶ崎リンだったので、一番思い入れの強いユニット……というか、彼女達のパフォーマンスを見るためにチケット買った節があるのでめちゃくちゃ楽しみにしてました。
そんなシュガリリは「Gimme×Gimme」で始まり、クールな出だしを飾りました。抜群の歌唱力と低音ボイスの龍ヶ崎リン、透き通った歌声を披露した獅子王クリス、病み上がりとは思えないダンスのキレの虎城アンナ。この時点で「これがシュガリリだ…!」となって限界おじさん化してました。
軽率な投げキスで視聴者をメス化させる龍ヶ崎リン
が、この曲の直後のMCで事件は起きる。
龍ヶ崎リンの関節が異音を発し、突如「グルコサミンしておくわ」という迷言とともに膝の運動を始めたのだ。
グルコサミンしている龍ヶ崎リン
その後のMCもめちゃくちゃで、3人のIQが2くらいになり謎の笑いを誘いました。歌の格好良さと普段のちんちくりんさを遺憾なくステージで披露し、「ああ、やっぱりシュガリリだ…」と妙な納得感がありました。そうだよ、俺はこれが見たかったんだ……!
持病で1ヶ月の休止と手術を余儀なくされたが、それを感じさせないキレキレのダンスを披露した虎城アンナも普段は圧の強いぶりっ子スタイルだし……
自身のアニメ声を遺憾なく発揮して「撲殺天使ドクロちゃん」を歌い上げた獅子王クリスは普段競馬で生活費稼いだり、みさくら語でマリカやってるし……
女性低音ラッパーとして地位を築いてる龍ヶ崎リンはバカ王だし……
このギャップがシュガリリだ!!というのが端的に見れて良かったです。どうかそのまま突き抜けていって欲しい。素敵なパフォーマンスをありがとうございました。
ハニストとどぅーいっと!
正直に言うと「このユニットはどう繋いでいくんだ…?」と不安があったのですが、メアリの「メアリサンバ」で会場を温め、シャル、ミコ、パトラと見事に繋いでいったので流石の貫禄だ……と思いました。各人の持ち味を活かしたパフォーマンスという意味ではハニストのセトリが一番納得感があったように思います。
何故か僕、「かにプのうた」で泣いてしまったんですよね。間違いなく電波ソングなんですけど、好きなものを自分で曲にして、彼女が大好きな可愛い女の子達も巻き込んで、ステージで歌う……エゴ(ネガティブなイメージを含まない)の集大成のようなパフォーマンスが胸にぶっ刺さったんでしょうね。好きなものを仮想の世界から最適化して伝えられるVtuberって強いなぁ……。
そしてラストを飾ったのは周防パトラ作曲「ぶいちゅっばの歌」の全ユニットでの合唱。1人1フレーズずつ歌っていく形で披露され、「どぅーいっと!」のキャッチコピーであった「全員主役」を象徴するパフォーマンスになっていました。ここでも別ステージからの瞬間移動が披露され、ユニットごとのステージから全員での円陣への組み換えが行われました。まさにVirtual!という感じで、Vtuberらしい良いエンディングでしたね。君が、君達がぶいちゅっばだ……!
おわりに
スタッフロールに流れる名前の少なさに驚いたのは自分だけではないと思うのですが、これは物理的制約の少ないヴァーチャルライブのメリットなんでしょうかね。ともあれ、少人数で最高のステージをぶち上げた裏方の皆さんに最大限の賛辞を送ってこの文章を締めようと思います。ありがとうございました!
◆出演者一覧
あにまーれ公式: 因幡はねる、宗谷いちか、日ノ隈らん、柚原いづみ、風見くく、白宮みみ、羽柴なつみ、瀬島るい、飛良ひかり
ブイアパ公式: 杏戸ゆげ、花奏かのん、季咲あんこ、不磨わっと、小森めと
シュガーリリック公式: 龍ヶ崎リン、獅子王クリス、虎城アンナ
ハニーストラップ公式: 周防パトラ、西園寺メアリ、堰代ミコ、島村シャルロット