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続報、我が家に猫がやってきた

二匹になって

最初の一匹目を猫マスターに譲渡して2日くらいは元気がなかった。
あまりご飯を食べなくなって少し心配した。
それでも3日目くらいからは、目で追える範囲で二匹で遊ぶようになった。

猫マスターはとてもいい方で、長男が動物病院に連れていくタイミングにあわせて病院で待ち合わせをしてくれている。

私としては猫と長男、両方の面倒を見てもらっているカタチになっている。
そして、動物病院で久しぶりに会う三匹はとても嬉しそうに、長男を取り合っていると写真付きで連絡をくれる。

長男の膝の上を取り合っている

仕事をしながら心配しているであろう私への気遣いをしてくれる方だ。
私はその写真を仕事中に横眼で見ながら二ヤリ(笑)としてしまう。

そして一週間後に猫マスターから連絡があり、猫仲間友達の家で茶色の子を欲しがっていると連絡があった。
とりあえず、猫仲間の友達Iさんという方が家族で二匹に会いに来た。
その家はメスの先住猫さんがいるそうで、茶色のオスなら相性がいいのではないか?とのことだった。
猫マスターと動物病院と相談し、先住猫さんに迷惑をかけないように二週間後にエイズと白血病の検査をしてから譲渡が好ましいとなった。

もちろん、この検査の日も猫マスターは長男に付き添ってくれた。
そして検査の結果…エイズも白血病も陰性だった。
結果とともにIさんに連絡し譲渡の日を決めた。

譲渡の日

Iさん家族は長男と私の都合のいい日を選んでくれた。
優しい雰囲気で我が家に来て、話をしながら長男がお別れの気持ちが固まるまで、静かに見守ってくれていた。

お気に入りの場所から私を見ている❤️

茶色の子も何かを察したように何となくいつもと違って静かだ。
いつもなら二匹で猫パンチ合戦をくり広げるのに、それもしない。
なんか切ない…でもそんな様子をIさん家族は何も言わず静かに微笑んでいた。

5時のチャイムがなったのを合図のように、私がやっと言えたのは
「そろそろ…もう暗くなってIさんたち帰るの危ないから…」
という言葉だった。
長男も納得したように抱っこしていた猫をおろし、ちょうどいいタイミングでIさんが持ち運びのケージの扉をひらいたら、茶色の子は迷わずその中に入っていった。

小学生の男の子と中学生の女の子、そして猫好きのお父さん、お母さんの家族で絶対に幸せになるに決まっている!!そんな家族の一員になれて本当によかった。

どうか先住猫さんと合いますように✨
そう思いながらも
「もしも、もしも先住猫さんと合わなかったら迷わず我が家に返してください。」と言っている自分に驚いた。

一匹になってしまった

拾った時に110グラムしかなくて、しっぽに怪我をして活発な二匹の後を鳴きながら追いかけていた白いこの子が残った。
今では命の危機を脱して、活発に猫パンチをくり広げている。

お気に入りの座布団の上ですまし顔

この子を欲しいと言っている方がいる。
長男が花嫁の父のように、譲渡する相手を厳しい目でチェックしている。
この欲しがっている方に長男はOKをだすのだろうか?

見守るしかないが、もう少し猫ちゃんとの生活はつづきそうだ。

猫が我が家にきて、わかったこと

それは猫を飼っている方の愛の深さを知った。
長男が猫を拾ってきたことを初めて話した友人も、猫マスターも、職場で猫を飼っている同僚も、動物病院で出会った人も、みんな同じように
「拾ってくれて、保護してくれて、助けてくれてありがとう!!」
と猫代表、猫の親分みたいなことを言ってくれる。

はじめはビックリしたが、これが猫を飼っている方の愛の深さなのだと最近は感じている。

そして何よりも長男が命を大切にする男に育ったことを知れたのが、一番の財産かもしれない。



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