未明
こんにちは、fizfelisです。
5曲目、「未明」です。
これがこの曲のテーマですね。4曲目の「dreamin'」から引き続き、夢を追っているその道中、つらい闇の中にいる時の曲ですね。ですので、クオリティは低めです。実のところこの闇は現在進行形です。
この曲は「未明」というタイトルが一番最初に決まりました。今のつらい現状を吐き出す、暗い闇のうたが書きたいなと思っていたところ、この「未明」という言葉が浮かんだんですね。夜明け前が最も暗いと言いますし、明けない夜はないという願いも込めて、このタイトルに決めました。その瞬間できたのが、この曲のラスト「どうか 光を(breath)」です。これを主軸にして曲を書いていきました。
それから、今までに書いていた詞の中から、
を改良しつつ採用して、曲を作っていきました。
特に、「世界を歌えよ」に呼応して、「歌うよ」からの激情のままに歌う間奏、そしてそれが諦めに変わる「もう溜息しか出ないわ」辺りの流れは、私の中では結構なブレイクスルーでしたね。
それから、正直に言うとこの曲の前奏、あんまり曲に合ってないんですよね。なんですが、どうしてもこの前奏が必要だったので入れました。バスドラは鼓動を表していて、そこに重いベースがのるという曲の立ち上がりですね。きっと元気だったらもう少し改良したのでしょうが、まあこれで良しとしたのも、ある意味で曲の一部ですね。
また、ストリングスを入れてみた初めての曲ですね。本来、ストリングスはコードを開離系にして各楽器で一音みたいな感じで入れると思うのですが、
ということで、密集系のままで鳴らしてます。単純にそのほうが曲に合っていたからですね。ストリングスを入れただけで、曲の空気が変わってちょっと感動したのを覚えていますね。
自分で書いといてなんですが、この曲の歌詞には共感しかありません。私が書いた曲の中で一番好きな曲が、実はこの「未明」です。つらい時、何度もこの曲を聴き返しては、救われてきたので、この曲は本当に書いてよかったと思ってますね。
いつかは、私以外の人も救えるような曲を書けたらな、と思ってはいますが、少なくとも自分は救えたというのは大きな一歩かなと思っています。
それではまた。
未明 歌詞
これは絶望のうた
未だ明けぬうた
影が宇宙に落ちて
永い夜が来る
僕は背を向け歩き出す
いつか光の射す方へ
遠くできらきら
星は希望に燃えて
届かないその光は
僕を狂わせる
世界を歌えよ
希望も闇もすべて
光も絶望も抱きしめて
あがいているんだ
歌うよ
LaLaLa
もう溜息しか出ないわ
僕にしか見えない
闇にもがいてる
もう後戻りはできないの
ただ進むしかないけれど
疲れたやめたい
もうこれで何度目だ
やめてしまえばきっと
楽になれるのに
絶望の中に希望を求め
現実の中で夢を歌ってる
闇の向こうに光を探して
それでもまだ
明日を見ている
これは絶望のうた
未だ明けぬうた
どうか 光を
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